JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「子宝騒動」

2017-01-14 | 映画(DVD)
「絶対に観て欲しい喜劇(コメディ) 初笑い29本」

「子宝騒動」1935年 監督:斎藤寅次郎 ピアノ演奏付き上映 el-p.柳下美恵

失業中なのに妻が産気づき・・・。和製チャップリンと言われた小倉に注目!日本映画の喜劇の神様・斎藤はトーキー時代に入っても「見る目に直接訴えるギャグの可笑しさ」に拘りサウンド版を撮り続けたと言う。大必見!

和製スラプスティックの斎藤寅次郎に和製チャップリン小倉繁の組合せに柳下美恵さんのピアノ伴奏つきというお得でお目出度い企画。ピアノがアコースティックなら尚よしだが贅沢は言うまい。
ちなみに斎藤寅次郎のドタバタ無声作品は現存するフィルムが本当に数本しかないとの事。
「全部精神異常あり」のフィルムが発掘される事は無いのかしら。

さて、柳下さんのエレピのピアニシッモからフォルテシモまでの流れに身を委ねてて観ていたら気持ち良~くなってきて・・・
気持ち良すぎて眠っちゃったやい。
たったの30分ほどの作品だから眠ってた時間は僅かなんだろうけど、随分熟睡した気分。TOP画像の凧揚げシーンなんか観てないぞ。
なんとか後半、目覚めてスラプスティック場面。ただ、アメリカさんの無声映画と比べると驚きが少ないのがいかんともし難い。
頑張っているんだけれどね。日本のドタバタの限界を感じちゃうかな。
ブタを追いまわす映画。ブタでラグビー。
ダメな失業パパにまっとうな奥さんは好物な組合せ。
子供と一緒になっておもちゃに夢中で遊んでる。やがて、初天神ばりに子供のおもちゃを取り上げて夢中。
ママさんは貧乏奥さんが似合う出雲八重子。バカボンのママのように綺麗なわけにはいかない。腹ばかりさすってますけど、天才弟が生まれるわけでもないし。
という事でアニメ、一番最初の「天才バカボン」の方こそが日本のスラプスティック物の代表です。あくまで個人的意見、悪しからず。

新文芸坐

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