JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ラブレター」

2019-03-02 | 映画(DVD)
「ラブレター」1981年 日活 監督:東陽一

加納有子(関根恵子)は詩人の小田都志春(中村嘉葎雄)の愛人だ。一軒家を与えられ、生活に困らないだけの金を有子は受け取っているが、自分から連絡することは出来ず、待つだけの生活に疲れていくのだった……




関根恵子。格の違いったらない。美しさとかエロさとか演技とかも当然だが、そういうものだけでない特別な何か.....高橋になる前に既にこれです。
とし兄ちゃん(中村嘉葎雄)以外の男性との会話、言葉使いがとても良い。

極めつけは、とし兄ちゃんの葬式。愛人の出現にあたふたする関係者に「落ち着きなさい」・・・江川より説得力ある。





だんだん壊れていくさま。庭のゴミを突き続ける横顔の美しさ。
・・・今、で言うと少し夏帆に似てるかなと思う。本作によって個人的に夏帆の評価が1ランク上がるという・・・

加賀まり子の意地悪さが嵌りすぎだ。












詩人・金子光晴と34歳年下の女性の、30年にも及んだ愛人生活に取材した江森陽弘のノンフィクション作品「金子光晴のラブレター」が原作。

果林の「安部公房とわたし」も映画にならんか。まったく読む気はせんが・・・

シネロマン池袋



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