JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「くたばれ!社用族」

2007-09-25 | 映画(DVD)
喜劇特急第8弾~落語大好き
今週は古今亭志ん朝出演作品。

志ん朝師匠を語る時に役者の話は欠かせないわけですが個人的には役者としての志ん朝はTVも含めてほとんど見ていないのでこの機会に。
花は志ん朝」を読んで役者志ん朝も見たくなったのであります。

「くたばれ社用族」 1964年 東宝 監督:秦幸三郎

銀座のバーを舞台に、青年たちと社用族のエロオヤジたちとのバトルを描く青春喜劇。
バー「クレオパトラ」のバーテン馬場(藤田まこと)ゲイバーのマダムお清(古今亭志ん朝)ハイヤー運転手小川(アパートの鍵貸してます。砂塚秀夫)は同アパートに住み社用族相手の商売。小川の紹介でクレオパトラに入った節子(中原早苗)とともにエロオヤジ(判淳三郎、松村達雄)を痛快にぶっ飛ばす!

古き良き時代、高度成長期のサラリーマンものというわけでクレージー・キャッツの面々も出演。但し植木等は出ていない。当時の植木等がここに出て脇を固めるのは無理。藤田まことも志ん朝もぶっ飛んじゃうからでしょうか。石橋エータローが例によっておカマで出演してくれています。
中原早苗が以外と可愛い。「惚れた女なら自分の金で買え!」が痛快です。ラスト池内淳子ママに対する藤田まことの捨て台詞も痛快。

銀座のクラブなんて随分行ってないなと思う。もちろん映画のような高級な所は行った事ありませんが・・・
映画で見るこの時代のバーにはあまり憧れはないですね。生バンドの入るキャバレーには憧れがありましたけど・・・

さて、志ん朝。ゲイの役が見事。不自然ではありません。素の男に戻っても不自然さがありません。確かに志ん朝の口調なんでしょうけど、映画の中で違和感を感じません。ここらあたり他の落語家だと高座の口調そのままで出てきて、そこが可笑しくってよろしいんですが。

結局、社用で豪遊した判部長は窓際、クリーンな経営を目指す社長がガチョーンと谷啓。謎の女(淡路恵子)の正体がわかりEND。
やっぱっり、わかっちゃいるけど止められないって事でしょう。
テンポの良い娯楽作品。

シネマ・アートン下北沢

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