
祝!「おくりびと」アカデミー賞外国語映画賞受賞!
PINK&BLACK 滝田洋二郎監督作品特集レイトショー
「コミック雑誌なんかいらない」1986年 日活 監督:滝田洋二郎
フィルモグラフィーにおいても、ひときわ異彩を放つ初の一般映画。物語の中に、実際に起こった有名人スキャンダルや社会的挟みいれ、ワイドショーに踊らされる大衆への皮肉をこめている。郷ひろみやビートたけし、ロス疑惑の故・三浦和義の出演、事件を松田聖子と神田正輝の”聖輝”の結婚式の隠し撮り敢行という恐ろしさ。まさに全編、インディペンデント・スピリッツ溢れる闘魂の1本。
これ、公開時、劇場で見ています。当時センセーショナルな映画として話題でした。かなり猥雑な映画で面白かったと記憶していましたが、23年ぶりに見返してみると、これはとても映画として優れた作品だったと再認識。
ドキュメント映画のような現実と映画の世界が自由に行き来してスリリング。
一重に内田裕也というロックな存在(企画は内田裕也)彼の演じる芸能レポーター、キナメリはレポーターにしてはしゃべりが心もとない。でもそれがいい味になっていますね。論の立つ三浦和義の前でたじろぎながらも「一言お願いします」と食い下がる。
ハラハラするのはキナメリの突撃レポートだけじゃない。
村上里佳子の店で安岡力也と桑名正博にからまれる。
桑名正博があの内田裕也に向って毒づく!
「こいつにロックなんかわかりゃしねぇ」
ぐっと我慢するキナメリ内田裕也・・・・
はっきり言ってラストのビートたけしの演技と、この桑名正博のシーンが一番ハラハラするもの。
豊田商事会長惨殺事件を模した衝撃のシーン。ビートたけし、あきらかに演技のはずなんだけど・・・・迫真すぎ・・・
ジャーナリズムを批判する術としてキナメリの取った行動と放心したキナメリの科白はストレートでベタすぎるかもしれないけど、内田裕也だから決まる。
おニャン子を取材する時にニヤけるキナメリ。
風俗体験レポートでトップレスに囲まれ緊張するキナメリ。キュートですね。
マウンド上から投球するキナメリ。
右でも左でも投げれます。
それにしても、現実というのは実に不思議なもの。
キナメリが石原真理子邸も取材していました。「玉置さんとの関係は・・・」
まさか23年後ようやく2人が結婚するなんて誰が想像できましょう。
やはり見逃している神代監督「嗚呼!おんなたち 猥歌」、若松孝ニ監督「水のないプール」記憶が薄れている催洋一監督「十階のモスキート」・・・・み~んな観たい。
銀座 シネパトス・レイトショー

PINK&BLACK 滝田洋二郎監督作品特集レイトショー
「コミック雑誌なんかいらない」1986年 日活 監督:滝田洋二郎
フィルモグラフィーにおいても、ひときわ異彩を放つ初の一般映画。物語の中に、実際に起こった有名人スキャンダルや社会的挟みいれ、ワイドショーに踊らされる大衆への皮肉をこめている。郷ひろみやビートたけし、ロス疑惑の故・三浦和義の出演、事件を松田聖子と神田正輝の”聖輝”の結婚式の隠し撮り敢行という恐ろしさ。まさに全編、インディペンデント・スピリッツ溢れる闘魂の1本。
これ、公開時、劇場で見ています。当時センセーショナルな映画として話題でした。かなり猥雑な映画で面白かったと記憶していましたが、23年ぶりに見返してみると、これはとても映画として優れた作品だったと再認識。

ドキュメント映画のような現実と映画の世界が自由に行き来してスリリング。

一重に内田裕也というロックな存在(企画は内田裕也)彼の演じる芸能レポーター、キナメリはレポーターにしてはしゃべりが心もとない。でもそれがいい味になっていますね。論の立つ三浦和義の前でたじろぎながらも「一言お願いします」と食い下がる。

ハラハラするのはキナメリの突撃レポートだけじゃない。
村上里佳子の店で安岡力也と桑名正博にからまれる。

桑名正博があの内田裕也に向って毒づく!
「こいつにロックなんかわかりゃしねぇ」

ぐっと我慢するキナメリ内田裕也・・・・
はっきり言ってラストのビートたけしの演技と、この桑名正博のシーンが一番ハラハラするもの。

豊田商事会長惨殺事件を模した衝撃のシーン。ビートたけし、あきらかに演技のはずなんだけど・・・・迫真すぎ・・・

ジャーナリズムを批判する術としてキナメリの取った行動と放心したキナメリの科白はストレートでベタすぎるかもしれないけど、内田裕也だから決まる。

おニャン子を取材する時にニヤけるキナメリ。
風俗体験レポートでトップレスに囲まれ緊張するキナメリ。キュートですね。

マウンド上から投球するキナメリ。
右でも左でも投げれます。

それにしても、現実というのは実に不思議なもの。
キナメリが石原真理子邸も取材していました。「玉置さんとの関係は・・・」
まさか23年後ようやく2人が結婚するなんて誰が想像できましょう。
やはり見逃している神代監督「嗚呼!おんなたち 猥歌」、若松孝ニ監督「水のないプール」記憶が薄れている催洋一監督「十階のモスキート」・・・・み~んな観たい。

銀座 シネパトス・レイトショー

ウッチーもんでは「餌食」が好きです。「水の無いプール」と「十階のモスキート」はちょっと気取ってていただけませんでした。
「嗚呼!おんなたち 猥歌」は未見なんで観たいですねー。神代監督ハズレ無しですから。ウッチーはイイ役者さんなのでテレビドラマとかにバンバン出て欲しいですねー(ムリか・・・)
内田裕也氏主演の「水のないプール」は、叔父に連れられて湯布院映画祭で観ました。高校生でしたから、いろんな意味で緊張しっぱなし。
中村れい子がパンティ脱がされる場面・・・つばを飲む音が隣の席のお姉さんに聞こえるんじゃないかとどきどきしました。上映終了後のシンポジウムで、若松孝二監督、内田裕也氏、安岡力也氏が登場・・・怖かったです。はい。今思うと貴重な経験。
内田裕也さんはスクリーンでしゃべってくれるだけでシビれますね。
しかし、ウッチーさんですか(笑)・・・知り合いに居るのでそうは呼べないところがあるなぁ・・・
tak様、コメントありがとうございます。
そうです、内田裕也と中村れい子の組あわせは観ておかないと・・・早く唾飲み込みたいです。
若松孝ニ、内田裕也、安岡力也の3人は遠慮したいです。
私も10代後半に観てシビれましたよ。
ただし。劇場ではなくTVでね。
先日「日本映画専門チャンネル」で初めて劇場版を観ました。
TV放映版では、ずいぶんカットされてんですね。
御巣鷹山ロケなんてあったんだ。
写真のカット挿入はいらなかった気がしますが。
しかし、オッサンになって滝田監督の名が出て
「まさか、コミック雑誌~の監督かよ?」と
驚きました。
映画マニアではないのですが。
私の人生でも記憶に残る1本になっています。
御巣鷹山以外にもカットされていそうなシーン多いですよね。
TV放映版があるのに劇場版がTV放映されるとはややこしい。
痴漢電車もいいけど、滝田監督の初期傑作でしょうね。