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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「青春ジャズ娘」

2009-03-27 | 映画(DVD)
60周年記念
新東宝大全集~60年60日60作品+α~

「青春ジャズ娘」1953年 新東宝 監督:松林宗恵

都下大学対抗のジャズ合戦に優勝した城南大学のシックス・メロディアンズのメンバーは、卒業後もプロ楽団としてデビューすべく団結をちかいあったが、仲間の一人青木が悪徳ブローカー山崎の引抜きに応じたため、止むなく解散する。リーダー格の春彦も、頑固な父親の反対や友人の離反、生活苦などのためにいつかこの道に自信を失いかける・・・

大学対抗ジャズ合戦の前説で始まるこの映画・・・
物語部分は残念ながらあまり上手くない役者さんもいてダレるのだけれども、それ以上の価値ある映画ですね。
当時の日本のジャズ・シーンが垣間見えるスターの協演を楽しむ。

ざっと挙げてみても
江利チエミ、新倉美子、ナンシー梅木、ウィーリー・ジェームス、笈田敏夫、与田輝雄(シックスレモンズ)ジョージ川口、中村八大(ビッグ・フォー)、東京キューバンボーイズ、ティーヴ釜萢、それにフランキー堺。
高島忠夫、天知茂も演奏しています。
1953年、皆さんお若い。テカテカのちょいリーゼントがイカシます。そしてとてもスリム。フランキー堺の顔が細いよ。天知茂のエラに注目。
東京キューバンボーイズ、見砂直照の後のパーカッション(楽器名はギロ?)がマンガチック(3頭身!?)でノリノリ。メチャ、カッコ良いです。

その他も豪華なキャスト。
古川緑波と柳家金語楼。
判淳三郎と大泉滉のギャグ。コメディアンとしてここの大泉滉は光る。
益田喜頓のチョイギャグ。
トニー谷の芸。

江利チエミは私等の場合どうもサザエさんのイメージが強く、ジャズに似合わぬイモねえちゃんぶりなのです(くろんぼメイクは似合っていた)が歌うと実力のほどがわかりますね。

新倉美子さんは初めて見ました。歌っている時より台詞(上手くないけど)の時の声がハスキーで萌。
ワンピースのファッションとお行儀の良い言葉使い・・・

それにしても音楽映画の常として、困難を乗り越え、晴れのステージへ、ところが開演に間に合わずヤキモキ。最後は見事な演奏で締める。このパターンの元祖って何処にあるんですかね。
この映画では場をつなぐ役がトニー谷がたっぷり!
そしてフランキー堺のドラムソロ。

でも良い時代です。正義のためなら暴力も許された時代。水島道太郎の啖呵が笑える。「俺は柔道三段だ!」

http://www.youtube.com/watch?v=oJcYVzFomno

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新倉美子さん萌え♪ (アパッチ)
2011-05-12 18:39:56
新倉美子さんのハスキー声萌えますよね♪
彼女はあの辰巳柳太郎さんの娘でして、ホテルニューオータニで画廊を経営しているそうですね。

女優は早く引退したそうですが、もう少し続けて欲しかったです。
返信する
Unknown (imapon)
2011-05-13 22:05:29
アパッチ様、こちらにもコメントありがとうございます。
引退が早かったのですね。出演作が少なくて残念です。他にも見てみたい、新倉美子さん
返信する

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