函館港イルミナシオン映画祭 会期中広報「イルプレ」

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「ドーバーばばぁ 織姫たちの挑戦」

2011年12月03日 | 2011
3日目、金森ホールでの一本目を飾ったのは『どーばーばばぁ 織姫たちの挑戦』でした!

この映画は下は54歳から上は67歳の6人の女性が、世界一難しいといわれている
ドーバー海峡横断リレーをチャレンジするというドキュメンタリーです。

一人一時間の遠泳を繰り返し、水温14℃前後の中
イギリスのドーバーからフランスの岬まで泳ぎきることの全体の成功率は6割にしか満たないといわれおり、
ましてや5、60歳の女性にとっては非常に困難なことです。
しかし、そんな挑戦に成功したのは「ドーバー海峡横断」という目標に向かって
やり遂げようとする気持ちが一人一人のメンバーにあったからだと思います!

日本での練習は、暖かい海で1時間の水泳や
本番に近くなるとドーバーの水温に適した川で練習していました。
練習中に冷たい水温に体力を取られ、筋肉が硬直してしまったり、
足がつってしまうことがしばしばありました。

そんな時もメンバーと支えあい、一人ひとりの粘り強さが見られました。

ドーバー海峡を泳ぐためには、水温や波が適した水準にならなければ泳ぐことができません。
そのため、イギリス滞在期間2週間と限られた中、イギリスに着いてもなかなか泳ぐことができませんでした。

ドーバー海峡横断当日、AM6:45 リーダーの大河内さんからの出発でした。
時には波が激しくなったり、行く方向が違っていたりしていましたが、
PM9:04に無事到着しました。
14時間のリレーの中、メンバーやコーチが泳いでいるメンバーに対して
ずっと声をかけていました。
最後の最後まで、諦めることはしませんでした。

無事着いたときにメンバーが肩を寄せ合い、
お互いを讃えあっていたシーンがとても印象に残りました。

当日は中島久枝監督と6人の女性の2人、
リーダーの大河内さんと最年長の原田さんが来場されました。

中島監督はこの映画を撮る際に客観的に撮ろうと意識していたことや
2年半織姫たちを撮り続けたこの作品に対する気持ちの強さを伝えて下さいました。

大河内さんはリーダーとしてメンバーを支えてきたことや、
ドーバー海峡横断中右肩の腱を切っていたことなど
ドーバーにかける気持ちが伝わるようなお話をして下さいました。

原田さんは怪我を乗り越え、一度はドーバーを諦めることも考えましたが、
最年長としてドーバーに挑戦した意気込みなどを話して下さいました。

また来年に対馬海峡横断を企画されているそうです。
これからの織姫たちの挑戦が楽しみですね!

人は挑戦することを忘れてはいけないということを伝えてくれた映画。

天の川 夢という彦星にかけるおばちゃんパワー

そんな勇気を与えてくれる映画を皆さんも観てみませんか?

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