函館港イルミナシオン映画祭 会期中広報「イルプレ」

函館港イルミナシオン映画祭開催期間中情報をリアルにお届けする「イルプレ」です。

篠原哲雄監督プログラム 4日(日) 十字街シアター

2011年12月04日 | 2011
「純子はご機嫌ななめ」 谷口雄一郎監督
 谷口監督は、過去に本映画祭のシナリオ大賞を受賞されています。
 本作は、「ジェニーはご機嫌ななめ」という曲から
 構想を得た、ポップな作品となっています。
 劇中の小学生はプロの子どもではなく、素人の子なのだそう。
 篠原監督のお話によると、「いろいろ省略はされているが、
 とても丁寧に撮られているので、よく見れば細かいこともわかる
 作品になっている」とのことでした。

「惑星のささやき」 澤田サンダー監督
 昨年シナリオ大賞を受賞した澤田サンダーさんの初監督作品。
 とても静かで、スローなテンポの作品になっています。
 物語の鍵となる「星」の形をした石にはかなりのこだわりが
 あったそうで、現在も澤田監督の家にあるそうです。
 澤田監督は2007年に「幼なじみのバッキー」という絵本で
 岡本太郎現代芸術賞に入選しており、「受賞の折、母親に
 他の受賞者の方に謝りなさいと言われた」と会場を沸かせていました。
 
「柔らかい土」 篠原哲雄監督
 約3分という非常に短い映画です。
 篠原監督はこの作品について、
 「震災で傷付いている人たちに対して、同じ立場でいる人より
 むしろ外野の人のほうが勇気、元気を与えることができるのでは
 ないかという印象を受け、この作品を作ろうと思った」
 とお話してくださいました。

「深夜裁判」 篠原哲雄監督
 3月11日、大地震のあった日の夜に結ばれた男女が起こした
 裁判と、それをとりまく人たちの人間関係を描いた笑いあり、
 エロスあり、そして驚きありの作品です。
 篠原監督によると、「僕の周りに実際に、震災で同じようなごたごたが
 あったカップルがいて、その人たちをモデルにこの作品を撮った」
 のだそうです。
 本作には個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。
 それは、監督が「あいつは一見○○そうだけど、実は××だよね!」
 という風に、キャラを立たせていったからなのだそうです。

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