「VITAL」…。
辞書で調べてみるとその意味は、「生命の、生命に関する」と明記されていた。
うむむ…なるほど。
塚本監督の「ヴィタール」はその映像や手法とは裏腹に、
根底のあるのは「愛」なのだと気づかされた。
「ヴィタール」それは「愛」の映画でもあり、そして「喪の仕事」の映画でもある。
しかもそのそれは恋人を解剖する・・・という究極の「喪の仕事」なのだ。
喪の仕事・・・・。
人が亡くなった後、私たちが最初にしなければならない事・・・
それはその人の死を受け入れること。
医学生の博史は恋人の解剖を通して・・・無くなった記憶を思いだし
そしてその彼女を死を受け入れ始める。
恋人の体を解剖する・・・それはある意味とても静粛で厳かな行い。
都市と肉体をテーマに撮り続けてきた塚本監督は、
ここに来て自然を取り入れ始める。
「今まで都市ばかり撮っていたので、自然を取り入得るのはテレがあります」
監督はそんな事を言っていた。
照れ屋であるからこそ、こんな愛の映画が創れるのかもしれない。
今回はこの撮影に向けて、2ヶ月にわたり解剖の現場を取材したという監督。
監督業ほか、製作、脚本、撮影監督、美術監督・・・
と、何から何まで全てをこなしてしまう監督に、そこを聞いてみた。
その答えは「自主上映の頃からやっているので・・・」と、淡々としたもの。
でもそこには絶対に監督のこだわりがある事を観客は知っている。
監督の作品はどれも皆塚本作品だとわかる、色濃いものなのだから。
そんな塚本監督の9作目である次回作は49分の短編「ヘイズ」。
予告編を上映してもらったものの、観ただけでは解らない・・・。
「狭いところから、逃げ出そうとする映画です」と注釈をつけてくれた監督。
何やらまた塚本監督の面白い作品を観られる事になりそうです。
そうそう最後に、この映画で主役を務めた浅野忠信が生まれた病院がなんと
この映画で使われた病院(今は廃病院)だと言う事をお知らせしておきます。
何かしら因縁めいたものを感じますねぇ~~~。
辞書で調べてみるとその意味は、「生命の、生命に関する」と明記されていた。
うむむ…なるほど。
塚本監督の「ヴィタール」はその映像や手法とは裏腹に、
根底のあるのは「愛」なのだと気づかされた。
「ヴィタール」それは「愛」の映画でもあり、そして「喪の仕事」の映画でもある。
しかもそのそれは恋人を解剖する・・・という究極の「喪の仕事」なのだ。
喪の仕事・・・・。
人が亡くなった後、私たちが最初にしなければならない事・・・
それはその人の死を受け入れること。
医学生の博史は恋人の解剖を通して・・・無くなった記憶を思いだし
そしてその彼女を死を受け入れ始める。
恋人の体を解剖する・・・それはある意味とても静粛で厳かな行い。
都市と肉体をテーマに撮り続けてきた塚本監督は、
ここに来て自然を取り入れ始める。
「今まで都市ばかり撮っていたので、自然を取り入得るのはテレがあります」
監督はそんな事を言っていた。
照れ屋であるからこそ、こんな愛の映画が創れるのかもしれない。
今回はこの撮影に向けて、2ヶ月にわたり解剖の現場を取材したという監督。
監督業ほか、製作、脚本、撮影監督、美術監督・・・
と、何から何まで全てをこなしてしまう監督に、そこを聞いてみた。
その答えは「自主上映の頃からやっているので・・・」と、淡々としたもの。
でもそこには絶対に監督のこだわりがある事を観客は知っている。
監督の作品はどれも皆塚本作品だとわかる、色濃いものなのだから。
そんな塚本監督の9作目である次回作は49分の短編「ヘイズ」。
予告編を上映してもらったものの、観ただけでは解らない・・・。
「狭いところから、逃げ出そうとする映画です」と注釈をつけてくれた監督。
何やらまた塚本監督の面白い作品を観られる事になりそうです。
そうそう最後に、この映画で主役を務めた浅野忠信が生まれた病院がなんと
この映画で使われた病院(今は廃病院)だと言う事をお知らせしておきます。
何かしら因縁めいたものを感じますねぇ~~~。