函館港イルミナシオン映画祭 会期中広報「イルプレ」

函館港イルミナシオン映画祭開催期間中情報をリアルにお届けする「イルプレ」です。

『ニライカナイの手紙』で、トークde北海道。

2005年12月04日 | 2005
今日はちょっと趣向をかえて、ニライカナイからの手紙」を観た直後に、
鼻を赤くしたイルプレ班女性3人のトークをお届けしますよ。
わたしたちのトークなんて聞きたくないって?あー、痛いところを(笑)
でも少しの時間だけお時間くださいませね。

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「良かったよねー」
「つい泣いちゃった。展開何となく分かってたんだけどなぁ。」
「あのクールなNさんも泣いたんだって!」
「えっ!でも、佳境に入ったらあちこちで鼻すする音がしてたもんね。」
「司会の方も号泣してた」「私もヒトのこと言えないけど(笑)」
「蒼井優ちゃんがとにかく良かった。ピュアな感じがね。」
「あのまつ毛を見ただでも胸がキューとなる。」
「うんうん、素朴な雰囲気がいいの。あと、カイジ役がいい感じだった。
 優ちゃんの風希が好きなんだけど余り本気にされなくて、でも違う女の子には
 思われて、じれったいんだけど良い奴なんだもの。」
「あー、そうね。俺がおっかぁを探してやるさーってとこジーンときた。」
「沖縄のイントネーションとか言葉って可愛いよね。みんなで協力しあうって意味の
 "うつぐみ"って言葉は良い言葉だったな」
「やはりその土地の味が出る映画ってとても好き。そういえば、道をホウキで
 掃いているシーンがたくさんあったけど、何を掃いていたんだろ?わかる?」
「竹富島では毎朝、島民の方が家の前をほうきで掃き清めているんだって。」
「あ、そうなんだ!知らなかった!キレイといえば、映像もとてもキレイだった。
 冒頭の海とか、ガジュマルの木とか」
「あー、冒頭の海のシーンは素晴らしかった!幸せががしがし伝わってきた。
 海の青さがまた儚げで、でも永遠で。」
「あとね、島のおばぁが"自分の信じたいことを信じればいつか真実になる。"って言う
 のも好きだなぁ。沖縄って何でも叶いそうな気持ちになるよね」
「うん。北国とは違うのね。憧れちゃいます。
 あ…、あとね話は変わるんだけどじじぃがさー」
「え!違うっておじぃ…おじぃだよ。」
「そうそう、そのおじぃ。そのおじぃと風希って、イマイチうまくいってない
 感じでしょ?
 でもねそれをつなぐ唯一のものがあの"ニンニク煮"だったような気がするんだけど、
 それについてはどう思う?」
「ニンニク"漬け"だよ!(笑)なんだか「8月のクリスマス」のビデオの録画の仕方を
 メモに残すシーンを思い出した。風希が西日の射す部屋でポリポリ食べるシーンは
 沁みたなぁ。きっと風希の味と同じ味だっただろうね。でも少しだけ不器用な味なの。」
「あれ、食べてみたいよね。」「うん、食べてみたい!」
「行ってみたいなぁ、竹富島」
「あ、でもさっき監督もおっしゃてたけど、あの郵便局も、あの郵便ポストも実際には
 ないんだってね。」
「そうそう、残念。でも主要キャスト以外は全て島民の方々っておっしゃってたから、
 あのおばぁたちにはばったり会えるかもね。」
「やっぱり行こうか、竹富島に」
「行きたいね」「行こうよ、いつか」

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不思議な魅力のある映画でした。いつのまにか、竹富島のあの雰囲気に飲み込まれていました。
「おっかぁ!」と海に向かって叫びたくなる、そんな映画。
それにしても蒼井優ちゃんて、ほんといい女優さんになったなぁ。
彼女の演技の力は、人の心を揺らします。熊澤監督、まなべさん、優しい作品を
ありがとうございました。またぜひ函館においでくださいね。

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