今日、生駒市議会の企画総務委員会が開催され、報酬は12%強の削減、定数24は現状維持が決めれたようです。21日の本議会も同じ結論になるはずです。
概要は市長日記をご覧ください。
(市長日記)http:http://www.city.ikoma.lg.jp/blog
冷静な表現に努めてはいるようです。
外圧に押されたうえで、仕方なしに妥協した結果がこんなものです。定数削減のほうは一体どこに消えてしまったのでしょうか。議会内でまともに議論した形跡はありません。
報酬と定数を別個のものして扱っているようです。両者を一体として議論せずに何を議論するつもりなのでしょうか。
これも議会不信を募らせる典型です。
また、十数回にわたった先だっての市民との意見交換会は一体何だったのでしょうか。参考にさせていただく と言いながら、どう参考にしたのでしょうか。アリバイ作りのために市民は利用されたのでしょうか。
今日の委員会の結論を見る限り、議会の常識・良識を疑うばかりです。節操の無さ と言ったほうが良いのでしょうか。
議会に対する「不信」と、言い様のない「諦め」しかありません。
今まで何度も言ってきましたが、組織には「自律」と「自浄」が不可欠です。これなくして信頼はありえません。企業も同じです。これの欠如した企業は、中長期的にみれば倒産します。馬鹿な役員会のために職を失う社員はえらい迷惑です。だから企業ではガバナンスを必死に議論しているのです。
それに反して議会のレベルはどうでしょう。機能不全に陥っているとしか思えません。
議会は企業でいう取締役会です。最高意思決定機関です。企業の役員会と同じで、お粗末な議会故に痛い目に会わされる市民はたまったものではありません。
自律・自浄の欠落した議会は、行政に適度に張りついた「小判鮫(こばんざめ)」です。
議会(もしくは議員全員)に明確なレッドカードが突きつけられているということに、今になっても気が付かないのでしょうか。気が付かない振りなのか、鈍感もしくは感性の乏しさなのか。いずれにしても要職には不適性でしょうし、組織としての存在価値が問われても仕方ないものと思います。
こうした如何ともしがたい状況を指して、ある人は「立ち腐れ」と評しました。”言いえて妙”ですが、笑えない評です。
個々の議員で不適性な人物が存在するのは仕方ありません。選挙で選ばれた議員なのですから。でもそれをカバーしたうえで議会組織を機能化・正常化・真っ当化させるものこそが、ガバナンスであり自律・自浄なのですが、これが完全に欠落しているのが今の生駒市議会です。
汚い言葉が多くなりました。私も反省しますが、その前に私程度の人間にここまで言われる議員も議員なら議会も議会です。。
一般質問も結構ですが、何はさておきこのガバナンスや自律・自浄について一度徹底的に議論されることを議会に望みます。
もって議会の解体的出直しを望みます。むしろ、思い切って一度解体してみてください。推奨します。
でないと、議会に対する不信の連鎖に収拾がつかなる事態に今後なりかねません。
これは議会の不幸というよりも、市民の不幸です。
いずれにしろ議会がこんなお粗末な状況なのですから期待もなにもできません。ご苦労なことですが市長に頑張ってもらうしかありません。