室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

春タンゴ ~其の1~

2011-04-07 22:14:18 | Weblog
先週一週間は、Tangueros Articos タンゲロス・アルティコスの『2011/春タンゴ』でした。

        

東日本大震災の影響で、Ville Hiltura 氏が来日できなくなり《セステート》(六重奏)を《カルテート》(四重奏)に変更しての実施となりました。でも、バリトンの春日保人さんが、関西公演にも参加して下さって、ツアーを通して充実したプログラム、華やかなステージ、そして愉しい一週間となりました。

        




3/28 のお昼の新幹線で、いざ出発!京都へ。

        

この日の富士山はこんな・・。てっぺんは見えずも、確かに存在。

        

のぞみ号車内では、春日さんに歌って頂く為に新たに用意した譜面のパート譜スラー書きしながらで、あっという間に京都着。

駅の端っこに到着するとすぐに宿泊予定のホテルが見えましたが、チェックインは24時ころ。


ヤンネと明子さんのお出迎えで早速、リハーサル先へ。
ジュンコ女史も到着しており、先ずは3人でトリオ・プログラムの練習開始。(とうとう必要なかった)



春日保人さん、バンドネオンの北村聡さんも到着。歌入りの曲から始めて、順に練習を進め、途中柿の葉寿司や、ドーナツなど差し入れをつまみながら一通りのプログラムを制覇。

9時頃までリハーサルして、ホテル近くの八条にある居酒屋《遊喜》へ。
何でも美味しく、どこか京都っぽさを感じる繊細なお味です。去年の暮れにも来たネギラーメンが名物のお店です。

        


記念撮影 

北村氏だけ別行動。一番左はJunko嬢かれしのジョンさん。

初日にして、愉しいツアーの雰囲気が出来上がっています。



明けて29日。
ホテル1Fのガストで朝食。初ガスト・・。

        

11時出発で、丹波の柏原(カイバラ)へ。

途中、この形の屋根のお家がいっぱい。『日本昔ばなし』に出てくる典型的な里の家みたいな形です。

        

河のほとりの大きな桜。満開の頃はライトアップされるシンボリックな木だそうですが、全然開花の気配なし。

        

折り重なるような山の連なり・・篠山らしい風景。

        


柏原駅の近くの料理屋さん。
駐車場に着いた時、ちょうど1時で織田信包公のお人形が、やぐらの中で『荒城の月』に合わせて踊っていました。

        

そのお店の2階で昼食。1階はなんと、1時でランチタイム終了とか・・。

        

名物の霧芋付きうどん御膳を頂きました。

        


ほどなく、この日の本番開場に到着。

         

        

趣のある和風の喫茶店。中は、けっこう広いです。

        


        「拙者はヤンネ舘野でござる」

        


ゲネプロ中にバンドネオンが故障。ふいご部分を押さえるバネの役割の針金が折れてしまい、調律師の西本さんのピアノ線で修理を試みるお二人。

        

西本さんが、何とか似た形状の物を作ってくださり、応急処置をしてゲネプロ続行。一応本番に支障なく・・。


さあ、19時から本番。黒ブラウスをホテルに忘れてきて、Junko嬢のイッセー・ミヤケをお借りしました。

        

        


力強い味方の篠山の応援団、加藤さんご夫妻、高井さんがいらして下さって、休憩中にお客様にコーヒーとチョコレート、バウムクーヘンなどのサービス。

        

        演奏者も皆さんにサービス。

        

        そして、また後半の演奏。

        

        ありがとうございました。

        


        最後にタイマーでスタッフ&演奏者全員の記念撮影

        


レトロな魅力の素敵なお店で、ピアノもYAMAHAのC7で、リラックスした雰囲気の中でコンサートさせて頂きました。


片づけて、篠山のParaParaというお店で打ち上げ。

        

        

わさびロシアン・ルーレットに当たったのに、この笑顔。春日さん、“いいひと”です。


京都のホテルに着いたのは、2時頃でした。ヤンネ、明子さん、お疲れさま。ありがと~!