室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

スポーツ放送

2007-03-25 16:00:08 | Weblog
またまたシンクロとフィギュア・・
考えたら、ウィンタースポーツとサマースポーツの両方を同じ日に見られるのだから、今週は贅沢な週だった。
世界中の優秀な選手が集合してやっているスポーツの大会は、競技の種類に関係なく、面白い。まして、”美しさ”を競うための技術の競争は、感動する。最近は、主観だけの採点にならないように、チェックポイントがはっきり開示されているようだ。それでも、トリプル・アクセルとトリプル・サルコウとルッツの違い(アクセルの方が半回転多いらしい)も見ただけではよく分からないシロウトには、採点法方が分からない。なんで、4回転を2つも決めた選手より、1度だけの4回転で手を付いた高橋大輔の方が上位なのか?3回転ジャンプが1つ1回転になっただけで浅田真央がショートプログラムで5位だったのか?印象と採点結果が違う時こそ、バッチリ解説して欲しいものだ。
 日本人選手の結果が良ければそれで良いのか?番組視聴率が上がり、イベントとして盛り上がればそれで良いのか? 盛り上げる為に、やたらと大勢のタレントを登場させて応援の垂れ流しをしてくれるよりも、私が知りたいのは、公正な採点をしているんだ、と納得させてくれる情報だ。
 トリノ・オリンピックのフィギュア・スケートの時のNHKの解説の佐藤有香さんは、採点について分かりやすかったのと、私情を挟んだコメントが無くて良かった。今回の世界フィギュアは、人数を出し過ぎ。シンクロの解説者は、技術の解説は良かったが、自分が当事者になり過ぎではないかな?
 プロレス、ボクシング他、格闘技系は、アナウンサーによる超大袈裟な盛り上げが不可欠かもしれないが、野球にしろ、サッカー、過剰な盛り上げを”うっとうしい”と思うのは私だけだろうか?いや、少なくとも、我が家の家族はそう思っている。プロ野球好きの母も、テレビで野球中継を出しながら、音声を消して、ラジオ放送の音声を出したりする事がよくある。
 なんで盛り上げようとし過ぎるのだろう?テレビ局は、視聴者を、盛り上げてもらわないと自分で感動できない”アホ”だと見くびっているのか?