2024.5.25(土)
関東オープンテニスの試合を終え、コート近くの根古屋台遺跡を散策する
昭和57~63年に発掘調査、縄文時代前期の大規模な集落跡であり、300基以上の土壙(墓壙)を囲む竪穴建物や方形建物、掘立柱建物の遺構が出土した。
縄文前期に集落が営まれた建物群と集団墓地
三内丸山(10x32m)に匹敵するほどの大型竪穴建物 幅9.8x長23x高8.8m
竪穴住居 高さ8.4mx長さ13.7mx幅4.7m
竪穴住居 住居跡は27軒 住居跡の多くからは、クルミ、クリなど竪果類が出土
320基の配石墓 盛り土などはなく、埋葬地を示す小さな石だけ
◇・・・資料館・・・◇
縄文土器 大量の煮炊きが出来る大きな土器
縄文期集落(紀元前3000~4000年)のジオラマ 奈良時代(710~794年)のジオラマ 左側に円形30mの将軍塚古墳
竪穴住居跡27軒 大型竪穴住居跡6軒 黄色の遺構と円形古墳は奈良時代
墓壙群(ボコウグン)
埋葬副葬品が土壙から出土石器 首飾、耳飾、匙、皿、鋤、斧など 縄文のかわいい土偶
遺跡周辺の木立に多い栃ノ木と花
☆縄文海進で、関東平野の奥まで海に覆われるが、宇都宮は海から遠く離れ、三内丸山遺跡のような交易の跡や貝塚が見られない
☆縄文前期に住居跡27軒と墓石320基、かなり大きな集団が栃木県姿川沿いの丘に営んでいたものと思える。