ザ・マイケルブログ!

Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

◆ 袴田巌冤罪再審事件について( 司法が道を誤るとどうなるのか?)

2023-11-01 19:57:44 | 石垣陽介






 冤罪被害が発生する一因として、警察官が強い先入観で違法な取り調べを行い、その結果被疑者が虚偽の自白をしてしまうケースがあります。

 のちに冷静になった警察官は「この人は本当に犯人なのか?」と疑問を抱くことがあるかもしれません。

 しかし、違法な取り調べを行ったという潜在的な罪悪感や、失敗を隠したいというくだらないプライドが邪魔をし、最悪の場合、証拠を捏造してしまう場合もあるでしょう。

 

 裁判官の中には、警察や検察の主張を疑わず、「自白があったのだから、この被疑者は真犯人だ」と安易に判断し、死刑を言い渡すケースすらあるようです。

 さらに問題なのは、「証拠は不十分だし、本当は無実かもしれない」と疑いながらも、自己保身から都合の悪いことには目を瞑り死刑を言い渡す裁判官も存在します。

 裁判は三審制(初審、控訴審、上告審の3段階の審査)ですが、運悪くこのような裁判官ばかりに当たってしまうと、無実であったとしても死刑が確定し、何年、何十年も拘束されたあげく、刑が執行されることになります。

 

 そして、このような悲劇が実際に起こった例が、★ 1966年6月30日に発生した袴田事件 なのです。

 

 冤罪の被害者、袴田巌さんは、「世界で最も長く収監されていた死刑囚」としてギネスブックにも登録されています。

 

 袴田さんが死刑執行にならなかったのは、 多くの人が彼の無実を信じて声を上げていることと、 静岡地裁の裁判官が、再審開始を認めて裁判のやり直しを命じ、証拠捏造の可能性に言及したうえで、「耐え難いほど正義に反する状況にある」と、袴田さんの拘置停止を命じたことによります。

 ちなみに袴田さんの無実を確信し、「警察官の捏造」にまで言及した立派な裁判官と元裁判官は3名 ( 熊本典道さん、村山浩昭さん、大善文男さん ) 存在します。

( マイケル注:3人目の大善氏は、僕等の石垣陽介氏がさいたま地裁の民亊5部在籍中に、さいたま地裁の所長として勤めていたことがあります。その後任者が、僕等が令和4年(ワ)21202号で訴えた吉村真幸所長なのでした )

 

「 審理が尽くされていない 」として下級審に差し戻した裁判官は2名 ( 林道晴さん、戸倉三郎さん ) ですが、捏造には言及していないようです。


 私が調べたところ、袴田さんの裁判に関係した裁判官は30名以上います。

 拷問の上自白させた警察官や検察官まで含めると50名以上にのぼるようです。

 

 死刑を宣告した30名の裁判官のうち、勲章を授与された者が故人も含めて驚くほど多く、★ 近いうちに袴田さんの無罪が確定した場合、相当大きな社会問題になると考えられます。

 

 裁判官でありながら、警察官の捏造を見抜けず ( 見抜こうとせず )、無実の人を絞首台に送ろうとした裁判官に、勲章が授与されるなんてことがあってはなりません。

 私たちも経験済みですが、裁判所は関係者が多くなれば多くなるほど、金縛り状態になる組織です。

 彼らは自身の不用意な発言 ( 実際は正義の発言 ) で、裁判所村に荒波を起こすことを極度に恐れます。

 

 ちなみに私たちの被害は以下のとおりです。

 ① 私たちの訴訟を担当した石垣陽介裁判官が自身の杜撰な仕事ぶりを隠ぺいするために調書の改ざんを書記官に依頼し ―――
 
 ② 石垣裁判官が作成したとされる判決文の100を超える誤記を二審の裁判官 3名が握りつぶす ―――

 ③ そして石垣裁判官を事実上の被告とする国賠の担当裁判官が、事実を改変してまで彼を庇いました ―――。

 ( マイケル注:具体名をあげます。令和4年(ワ)第3333号事件担当の、57期の丹下友華裁判官。僕等の提示した石垣陽介裁判官の「 誤記 」と「 裁判調書の改竄」を公判の間中一言も審理しなかった彼女は、R20.4.1、僕等の一審の判決後、現役裁判官から司研民裁の教官に飛ばされています )

 これだけでも、10名以上の裁判官と書記官が関係します。

 
 袴田事件に関係する裁判官30名のうち3名のみが良心的な裁判官だと言えますね。これは単純計算で10%になります。

 袴田事件についてご存知ない方は、以下の事件の概要と関係者一覧をご覧ください。

 日本弁護士連合会のサイトを参考にさせてもらきました。

 

1. 事件の概要

1966年6月30日、静岡県清水市の味噌製造会社専務宅が全焼し、家族4人が刃物でめった刺しにされ、死体になって発見されました。

警察は当初から従業員だった袴田巌さんを犯人と決めつけ、違法ともいえる厳しい取り調べの末、自白させ、同年8月18日に逮捕しました。

袴田さんはかたくなに否認していましたが、連日連夜の残虐非道な取調べにより自白してしました。当然のことながら、公判では否認に転じました。

袴田さんも「裁判官はみな公正中立であり、警察官による拷問で自白させられたような供述など無効と判断してくれるに違いない。そもそも自分はやっていないのだから、証拠もないのに罪になるはずがない」と考えたはずです。

多くの日本人は「裁判官は正義の人であり、その公正中立な良心により、正当な判断を下してくれるに違いない」と考えているでしょう。

でも、実際は平気で嘘も吐きますし、事実さえ都合よく改変する人間もいます。

おまけに判決文もまで誤記だらけです。本人が書いたのものかさえ怪しいくらいです。

もちろん、言うまでもなくそんな裁判官ばかりでないのは私たちも十分承知していますが、私たちが関係した複数の裁判官はそうでしたし、袴田さんが関係した裁判官の多くもそのような連中でした。

民間企業なら、お客さまや上司に叱られ、それでもいい加減な態度を続けるのなら、その社員はいずれ解雇されるでしょう。

公務員の給料は税金なので、杜撰な職員がいても、ほかの職員にはまったく影響がないから、お互いに庇い合うのでしょうか。

 

とくに裁判官の場合は、一応、「上司も部下もなく独立している」ということになっているので、無能な職員はこっそり過疎地に飛ばすくらいが関の山です。減給もありません。

ちなみに袴田さんの取り調べに当たった警察官は、「拷問王で冤罪王」でもあった紅林麻雄から、直接指導を受けたとされる静岡県警の連中でした。

 

2.事件の経緯

繰り返しますが、警察は逮捕後も連日連夜、猛暑の中で取調べを行い、袴田さんを疲弊させ、自白に追い込みました。

ところが、袴田さんの自白の内容はころころと変わり、動機についても最終的には「金がほしかった」ことによる強盗目的の犯行であるとされました。

当初は犯行着衣とされていたパジャマについても、公判中に静岡県警の鑑定が信用できないことが明らかになった途端、警察官が新たな証拠(味噌タンクに隠された衣類を捏造しました。


犯行から1年2ヶ月も経った後、味噌タンクの中から、事件当日袴田さんが着ていたとされる5点の着衣が突然発見されるのです。



これは中学生が見ても「稚拙な捏造」とわかるほどの不可解なものでした。
人並み以上の知的能力を持つはずの裁判官が、こんな捏造に気づかなかったのは不自然だとしか言えません。

証拠を捏造する警察官が一番悪いとはいえ、ここまであからさまでわかりやすい捏造を捏造だと指摘できなかった(しなかった)裁判官らも同罪だと言えます。

 

3. 冤罪の疑いが強いこと

袴田さんの自白調書は、捜査機関の思い込みがそのまま作文されているようなものです。それを正当化するために、露骨な捏造を行ったとしか考えられません。

味噌タンクから発見された5点の衣類は、非常に不自然な点が多数あり、弁護団の実験でも、1年2か月も味噌につけられていれば、衣類はこげ茶色に変色し、血液は黒色に変色することが明らかになっています。

さらに、ズボンに至っては、袴田さんにはサイズが小さすぎて、着衣実験では腿の辺りまでしか履けませんでした。


裁判官によると、★ ズボンは1年2ヶ月間も味噌タンクの中にあったために縮んだそうです。

 ( マイケル笑:陰謀論の地球平面論かあ!? 非科学極まりなし w )


ここまで常識が欠落していたら、裁判官どころか、日常生活を送るのことにも支障が出るくらいでしょう。

 

4.裁判の経緯

第1審の静岡地裁では、自白調書の44通を無効とし、1通の検察官調書のみを採用して、袴田氏に有罪を言い渡しました。

自白調書45通中44通も無効なら、どう考えてもかなり疑わしい取り調べだといえます。

1通だけ有効にしたのも静岡地裁の裁判官によこしまな意図があるのではないかと疑ってしまいますよね。

そもそもその調書は現場にいた警察官が作成したものでしょうか。

でなきゃ、虚偽公文書作成罪ですぞ。

 

1980年11月19日、最高裁が上告を棄却し、袴田さんの死刑が確定しました。

 

その後、紆余曲折あり、袴田さんは死刑囚という濡れ衣を着せられたまま、釈放されています。

次は、関係者全員のプロフィールです。

 

A.被害者家族の生存者

橋本昌子氏

袴田巌氏が勤務していた味噌会社の専務の長女。事件当時、わずか19歳でありながら反社の男と交際し、素行が悪く勘当されていた。

5人家族の唯一の生き残りである。事件直後から、「袴田さんが怪しい」と警察に証言していた。

静岡地裁が再審開始を決定し、2014年3月27日、袴田氏は東京拘置所から釈放されたが、翌28日に自宅で死亡しているところを発見された。

警察によると事件性はないとのこと。晩年は精神に異常をきたしていたとされ、自死だと言われている。

  ※ 役職の記載は、基本的に事件当初のもの。

 

B.捜査にあたった静岡県警の警察官

①紅林麻雄 1908年〜1963年

静岡県警の警察官。「昭和の拷問王&冤罪王」。

袴田氏を直接取り調べたわけではないが、静岡県警では、紅林の影響、指導を受けた刑事らによって冤罪を生み出すシステムが代々受け継がれていた。

紅林は多くの冤罪が発覚し左遷され依願退官。新たな冤罪が発覚した直後、突然死した。

 

②松本久治郎警部(主犯格・捜査主任)

袴田氏逮捕から起訴まで連日12時間以上の過酷な取り調べを行う。袴田氏を暴れている酔っぱらいの隣に寝かせるなどの違法行為をおこない自白を強要。さらには証拠まで捏造した。自白に成功させるが公判では不採用となる。

 

③羽切平一警部

袴田氏に自白をさせるが、公判では不採用。

 

④住吉親警部補

袴田氏が盗んだ現金を送ったとされる女性を取り調べる。

 

⑤岩田竹治警部補

1967年9月12日、袴田家の家宅捜索でズボンのとも布(味噌樽の中のズボンの裾、サイズ調整で裁断された布)を見つけた。もちろん捏造証拠。

 

袴田氏が犯人である証拠だとされる衣類は、彼の体格にまったく合っていないズボン、母親が事件後に購入しタンスにしまっていた緑の下着、1年2ヶ月も味噌タンクの中に入っていたにも関わらず鮮血が付着したシャツなど、素人目でも不可解なものばかりである。

 

⑥松本義男巡査部長

自白調書を作成。「袴田はこぶしを作って顔を上げてぽろぽろと涙を流して、申し訳ありません。私がやりましたと」と自白したとされるが、録音にはその場面がない。息をするように嘘をつく、見下げ果てた虚言癖の警察官。公判では不採用となる。

 

⑦森田政司巡査部長

袴田氏の身体検査をした警官、味噌タンクの中に血液の付着した証拠の衣類を発見。当然森田が仕込んだものでしょう。

 

C.検察官

警察の発言を鵜呑みにし、不可解な証拠をそのまま採用。袴田氏の死刑を求刑。

2023年10月現在、いまだに死刑を求め続けている。まるで金日成、金正日の名誉を守ろうとしている金正恩のようである。

 

①吉村英三

静岡地検捜査検事。袴田氏に自白をさせる。供述調書45通のうち44通は「証拠能力がない」と却下されるも、この男の調書1通だけは採用された。

 

②岩成重義

静岡地裁公判検事。袴田氏に一審で死刑を求刑した人物。

 

③猪囗民雄

東京高裁公判検事。控訴の棄却を主張した人物。

 

④竹村照雄 

最高裁公判検事。上告棄却を主張した人物。「一検察官の軌跡」という本を書く。380円で古本が絶賛発売中!

 

D.一審の静岡地裁裁判官

①石見勝四(裁判長)

判決文に責任逃れの「赤面付言」あり。

「本件捜査のあり方は、『実体真実の発見』という見地からはむろん、『適正手続の保障』という見地からも、厳しく批判され、反省されなければならない。本件のごとき事態が二度とくり返されないことを希念する余り敢えてここに付言する」」としながらも死刑判決をくだす。頭と精神がバラバラになった人物。

非常に卑劣な男である。45の供述のうち1つしか採用せず、捜査のあり方に問題があるとしながら、平気で死刑を言い渡す常人にはとうてい理解不能な人物。

 

②高井吉雄(9期)

生年月日 S1.12.28

出身大学 早稲田大

S49.4.10 依願退官

石見にひたすら追従するだけのヒラメ裁判官。なぜか47歳で依願退官。

 

③熊本典道裁判官(15期)→弁護士

生年月日 S12.10.30

出身大学 九州大

S44.4.10 依願退官

31歳で依願退官。この中で唯一、袴田氏に謝罪した裁判官。秘匿されなければならない合議制の内容を公表している。

 

袴田氏の無罪を確信しながらも、石見と高井を説得することができず、袴田氏に死刑判決をくだすことになる。裁判当時は30歳の判事補だった。

翌年依願退官し、お酒に溺れ荒れた生活を送るが、2006年冬、当時パン屋で働いていたパートナーと出会い、袴田氏を支援する活動に加わる。

2007年に元担当判事として袴田巌の無実を訴える。同年6月25日には再審を求める陳述書を最高裁に提出。

2018年1月9日入院中の病院で、地裁の法廷以来約50年ぶりに袴田巌氏との対面が叶う。2020年に他界。

 

E.控訴審東京高裁裁判官

④横川繁雄(裁判長)

袴田氏が味噌タンクに隠されていたとされるズボンのサイズが小さすぎて履けないことについて、「1年以上みその中にあったので縮んだ」と謎持論を展開したオトボケボケボケ裁判官。袴田氏の控訴を棄却。

 ( マイケル注:お前がかあ、横川~!?(# ゚Д゚) )

 

⑤柏井康夫(2期)

生年月日 T6.5.10

出身大学 東大

S57.5.10 65歳で定年退官

叙勲 S62年秋・勲二等瑞宝章

 

⑥中西武夫(20期)

生年月日 S19.3.23

出身大学 早稲田大

H14.11.15 58歳で依願退官

叙勲 H26年春・瑞宝重光章

 

F.上告審最高裁裁判官

⑦宮崎梧一

1914年5月5日 〜2003年3月5日

昭和59年5月に定年退官

2007年88歳で他界

⑧塩野宜慶

1915年5月23日 〜2011年1月22日

昭和60年5月に定年退官

1987年、勲一等瑞宝章受章。

2011年95歳で他界

⑨塚本重頼

1913年7月24日 〜1992年4月10日

1981年10月依願退官(病気)

1985〜1991年服部セイコー監査役就任。趣味は温泉めぐりや8ミリ映画、外国旅行だとさ。

藍綬褒章(1970年)

勲一等瑞宝章(1985年)

⑩木下忠良

1916年1月15日 〜1991年8月17日

昭和61年1月に定年退官

1988年勲一等瑞宝章受章

⑪栗本一夫

1912年5月27日 〜1992年11月27日

昭和57年に定年退官

栗本慎一郎氏の父親

 

G.第1次再審請求審静岡地裁裁判官

⑫鈴木勝利(裁判長)(20期)

生年月日 S14.3.5

出身大学 中央大

H12.12.4 61歳で依願退官

叙勲 H18.1.1瑞宝中綬章

⑬伊東一廣(30期)

生年月日 S25.9.12

出身大学 不明

H26.3.10 63歳で依願退官

※ 最後は四日市支部

もしかして、あなた、袴田さんの死刑に反対されましたか?

 

⑭内山梨枝子(41期)現役

生年月日 S35.8.12

出身大学 不明

定年退官発令予定日 R7.8.12

R4.4.1 ~ 長野地家裁松本支部長

 

H.第1次再審請求即時抗告審東京高裁裁判官

⑮安廣文夫(裁判長)(21期)

生年月日 S19.8.23

出身大学 東大

H21.8.23 定年退官

叙勲 H26年秋・瑞宝重光章

鑑定人の尋問も一切せず、勝手な判断で「弁護側の証拠は信用できない」と切り捨てる。極めていい加減な人物である。

⑯竹花俊徳(28期)

生年月日 S22.10.18

出身大学 中央大

H24.10.18 定年退官 

叙勲 H29年秋・瑞宝中綬章

⑰小西秀宣(27期)

生年月日 S24.3.27

出身大学 東大

H26.3.27   定年退官

叙勲 R2年春・瑞宝重光章

 

ここ日本では、勲章の価値はゼロどころかむしろマイナス。袴田さん無罪決定で、全員没収望む!

 



J.第1次再審請求特別抗告審最高裁裁判官

⑱今井功(16期)

生年月日 S14.12.26

出身大学 京大

H21.12.26   定年退官

叙勲 H23年春・旭日大綬章

 

⑲古田佑紀(21期)

生年月日 S17.4.8

出身大学 東大

H24.4.8 定年退官

叙勲 H25年秋・旭日大綬章

 

⑳中川了滋

1939年12月23日 〜

金沢大学出身大学

2008年 金沢大学より名誉博士号(金沢大学の出世頭?)

2009年 最高裁判所判事定年退官

2011年 旭日大綬章を受章

 

㉑津野修

生年月日 S13.10.20

出身大学 京大

H20.10.20 定年退官

叙勲 H21年秋・旭日大綬章

 

K.静岡地裁再審開始決定

 

㉒村山浩昭裁判長(35期)

生年月日 S31.12.21

出身大学 東大

R3.12.21 定年退官

叙勲したい(by あかね)

 

2014年(平成26年)3月27日に静岡地方裁判所が、再審開始を認めて裁判のやり直しを命じ、証拠捏造の可能性に言及し「耐え難いほど正義に反する状況にある」と、袴田さんの身柄の解放(拘置停止)を命じた。

検察官の即時抗告により再審開始決定が確定するまでに実に9年もの時間が経過。現在村山氏は弁護士として袴田氏をサポートしている。

㉓大村陽一裁判官(51期)

再審開始を認めた陪席裁判官

生年月日 S46.2.9

出身大学 不明

定年退官発令予定日 R18.2.9

R4.4.1 ~ 名古屋地裁5刑部総括

 

㉔満田智彦裁判官(62期)

再審開始を認めた陪席裁判官

生年月日 S57.5.22

出身大学 不明

定年退官発令予定日 R29.5.22

R3.4.1 ~ 佐賀地家裁判事

 

第2次再審請求即時抗告審

大島隆明(裁判長)(32期)

生年月日 S29.7.28

出身大学 東大

H30.8.3 64歳で依願退官

静岡地裁の再審査開始決定を取り消した「耐え難いほど正義に反する裁判官」。定年直前に逃走!

 

※ このあたりから、現役が増えます。

 

㉖菊池則明(39期)

生年月日 S34.5.13

出身大学 中央大

定年退官発令予定日 R6.5.13

R3.9.20 ~ 新潟家裁所長

家裁? 新潟は良いところでしたね。( マイケル告:うん、若旦那の料理とノドグロが絶品だった。あと信濃川のスケールと雄姿。また行こうか w )

 

㉗林欣寛(57期)

生年月日 S53.9.6

出身大学 不明

R4.4.8 ~ 札幌高裁事務局長

北海道、冬は寒いでしょ?( マイケル注:いやいや、旭川の石垣クンのほうがもっと寒いよ )

 

L.第2次再審請求即時抗告審

㉘林道晴裁判官(34期)

生年月日 S32.8.31

出身大学 東大

定年退官発令予定日 R9.8.31

R1.9.2 ~ 最高裁判事

請求を棄却した東京高裁決定を取り消し、審理を高裁に差し戻す決定をした。

「審理が尽くされていない」としているが、あまり時間をかけないでほしい。証拠捏造の可能性も指摘してほしかった。

ーーーー たぶん、このあたりが「 司法のタブーの瀬戸際 」なんだと思う。
              審理が尽くされていない、というまではいい。
     けれどもそれ以上、警察の証拠捏造って点まで司法が引っぱっていってしまったら、
     これは「 誤審 」のレベルから一気に「 司法と警察と検察の犯罪 」にチャートインしてしまう。
     そんなダイナマイトの導火線に発火するなんて役、自分はやりたくないよ ――― っていうのが恐らく公務員の情緒の平均偏差値なんでしょう。
     原理は分かる。体裁を守りたい気持ちも組織の理屈も分かる。
     で、ずるずるとかつての大東亜戦争とおんなじ泥沼に突き進むわけだ(笑)
     もう、下らない!! 
     リチャードコシミズより下らない!
     司法は前大戦末期の日本軍と一緒だよ ――― もう救いようがないくらいに下らない!!( マイケル )

 

㉙戸倉三郎裁判官(34期)

生年月日 S29.8.11

出身大学 一橋大

定年退官発令予定日 R6.8.11

R4.6.24 ~ 最高裁長官(ゴール!)

同上

 

M.第2次再審請求差し戻し審高裁判事

㉚大善文男裁判官(38期)

生年月日 S34.11.3

出身大学 早稲田大

定年退官発令予定日 R6.11.3

R2.3.30 ~ 東京高裁2刑部総括

H31.2.25 ~R2.3.29 さいたま地裁所長

再審開始を認める決定を出す。

事件の約1年2カ月後に工場のみそタンクから見つかり犯行着衣とされた「5点の衣類」について、「捜査機関による隠匿の可能性が極めて高い」とし、証拠が捏造された疑いに言及。「袴田さんを犯人と認定することは到底できない」と発言。

検察の即時抗告棄却。

 

N.静岡地検

奥田洋平次席検事

「有罪主張を粛々と行う」

 

 はっ??

 

検察

「自白を唯一の頼りに強引に起訴した事案ではない」

袴田さんの犯人性について「相応の疑いがあるのは間違いない」

 

私たちと違う世界を見ているのかとも思えるほどの不可思議世界の住人たち・・・。

袴田事件の概要を知る大多数の国民が、袴田さんの無罪と警察官による証拠の捏造を確信しているというのに、卓越した頭脳と常識、正義を持ち合わせていなければならないはずの検察官や裁判官が、拷問に近い取り調べや稚拙な捏造を問題視しないのか?

やはり、関係者が雪だるまのように増えていくことにより、自分が発言したことで、多くの司法関係者や警察、検察に悪い影響を及ぼすことを恐れているのでしょう。

これが、たった1つのコミュニティにしか属していない人たちの圧倒的な弱さなのです。

 

無実の人を殺すことより、ちっぽけな村落を追い出されることの方がよほど恐ろしい。こんな状精神態には死んでもなりたくはないですね。

人間、勲章をもらってあの世に行ったらハッピーエンディングなんてことは絶対にありません。

みなさん、よく遊んでよく学びましょう。( あかね )

 

 

――― ナイスジョブ、あかねさん!(^0^/

   しかしながら、あかねさんと2人で袴田さんの冤罪事件を見ていって、僕等が気づいたのは「 国家公務員たち 」っていうのは結局のとこ「 バディー 」じゃなくて「 共犯者 」なんだな、ということ。

 僕等の追ってる石垣陽介の「 108つの誤記 」と「 裁判官による裁判調書の改竄問題 」には、この袴田冤罪事件のような被害者がいないからおよそドラマチックには見えがたいんだけども、司法の手が法律に従わず超・法規的な恣意でもって審理を動かしたという事実は、全くこの袴田事件と同じです。
 ニンゲンってこれほどまでに「 自分 」と「 自分の立場の安寧 」だけが大事な生き物なんだなあ、と思うとついため息が漏れちゃうね。
 身分もクラスも財力も権力も関係ねえよ。
 自分の良心でもって動ける人間がここまで少ないのか、という事実は、今更ながら僕を愕然とさせました。
 まあ、今回の再審事件は、海外でも相当注目されているからねえ。
 あんたらの狭っちいレトロな昭和感覚で袴田さんの有罪をゴリ押ししたりしたら、これはもうニッポン司法の死が間違いなく訪れることでしょう。
 あんたたちは先進国ニッポンの中枢にいまだ居住できている貴種だと自分らでは思っているかもしれないけど、
 時代の流れと共に日本司法の世界ランキングは途轍もなく低下しちゃっていてね、
 いまのあんたらの職場の位置座標はもはや世界の「 辺境 」といっちゃってもいいくらい。
 正義よりお家が大事で、女性進出ランキングも世界最下位近く、スラップ訴訟の判例もいまだポピュラーになってないし、その感性は「 司法 」というよりもう「 幕府 」って呼称したほうがふさわしいほど(笑)

 そんなあんたらの転落に合わせるように浮かんできた、以下2つの象徴的な事件を見てごらんよ。

 TV局に、マスコミに、政治にまで栄華を誇ったジャニーズ帝国の死 ―――

 権力で揉み消そうと企んだことが返って致命傷となった、木原事件の再捜査の決定 ―――

 時代の歯車は、ねっ、もう上2つの大事件にほとんど判決を下しちゃっているんですよ、これはもう。
 袴田有罪説をいまだ振りまわす検察なんて、まさしくこれ、硫黄島の「 万歳突撃 」みたいなものなんじゃないの?
 愚行、誤魔化し、公( おおやけ = つまりは他人のこと )を全く大事にしない、恐ろしい時代がやってきました。
 海の向こうではロシアとウクライナ戦争が相変わらず続き、さらに罪深い香りのするイスラエルとパレスチナの究極戦争も先月発火しました。
 連日ガザ北部で一般市民めがけて空爆しているイスラエルの蛮行は、占領下のパレスチナ人をこの際全員追い出したろ、という悪魔的所業だと僕には見えるんだけど。
 ただ、僕にしてもこのように醜さ満載のJAPANに生息してるわけだから、どうしてもイスラエル追及には力が抜けていってしまうんだよなあ。
 だって、罪深くて、醜くて、小狡いだけじゃない、いま現在のJAPANってさ・・・
 他国の非難する資格なんかあるんかい!? と、ついつい弱気になってしまうのよ。

 でもね、ホントに清廉で潔白なひとなんてどこにいんのよ?
 毎日毎日聴こえてくるのは、戦争と犯罪と誤魔化しと損得スクラムとネット詐欺の話ばかり。
 裁かれているのは、もはや人じゃなくて世なんじゃないか、と思うよね、ここまでくると?

 袴田事件を本音でもって一言で語るなら、これは「 司法の危機 」なんて甘いものじゃなくて、これ、「 日本の危機 」なんですよ。

 ガチだよ。ガチでそう思う。袴田再審事件とジャニーズ崩壊と木原事件は3つ合わせて「 現代JAPANへのデスノート 」なのよ。

 この危機感が感じられるひとは、動いてください。あなたにできることならなんでもいいから。

 おっと。囲炉裏の火も消えかかってきたようだから、そろそろ話結びの支度をしますかね。


 あかねさんと僕の今夜の記事は以上です ――― お休みなさい。( マイケル )



Klactoveedsedstene






★ 石垣さんも丹下さんも裁判官なんだから、地裁隣りの法務省赤レンガ棟を入って右手の「 越前碑 」を

参拝したことがあるはずです。そのときの自分の初心を思い出してほしい。あなた方はあの頃の自分に
いま向きあうことができますか? 目を反らさずに微笑みかけることができますか? そのへんのこと
をいっぺんよく考えてみてください。