リチャードコシミズの時代が終わろうとしていますーー。
もっともリチャードコシミズの時代といっても、メジャーどころの大物タレントや歌手レベルのスーパークラスではありません。
ネットというバーチャル世界の木の芽時にふと現実世界の不吉な影のように現れて、
能弁な話術で「現実世界の見せかけ」を嘲い、現実世界の矛盾の数々に「ユダ金」だの「世ゴロ協」だの「朝鮮悪」だのの人称格を与え、
それら架空の敵と戦うことが自分の使命だーーと公言してはばからなかったリチャードコシミズーー
まだ整備されていないネットの世界に忽然と現れて、さすがに大きいとはいえないものの、
一連の「911真相暴露」や「不正選挙裁判騒動」や「数々の工作員認定事件」等で、
ネットの世界に決して小さくはない波紋を巻き起こしたこの風雲児が、衰弱して、もう息すら絶え絶えになってきています。
冒頭にあげた最近の彼ブログ( nifty ココログ )なんかがその典型例でしょうか。
あの 10.1 の街宣軍団に対して一歩も退かなかった彼が、
朝日新聞からの無許可掲載を咎められたというたったそれだけの理由で、
ブログ連載の大元である Nifty に毒づきもせず、裏社会にそそのかされたのか!? とかのいつもの噛みつき罵言も投げず、
Nifty の要請するまま、素直に自分の記事を切削するなんて、ちょっと前なら考えることすら不可能でした。
これは、誰に対しても噛みついていく「鬼っ子ぶり」が売りだったリチャードコシミズが、自分のその最大のセールスポイントを投げ売ったことになります。
「鬼っ子」転じて、どこにでもいそうな安全主義の、ただの一介の無名ブロガーへ……。
今頃、リチャードさんの胸中では、さぞ忸怩たる感情が渦巻いていることでしょう。
でも、仕方ないね、これはーー実際に「イモ引いちゃった」んだから…。
僕等・査問委員会の数々の攻撃で宿であるブログ基地自体が、次々と閉鎖の憂き目にあった、そのことのダメージがたまってつい「引いてしまった」といった理由ももちろんあったでしょう。
biglobe ➡ wordpress ➡ ameba ➡ エキサイト ➡ 楽天(15日) ➡ はてな(5日)➡ Nifty( 現在駐屯地 )
こんだけ規約違反で引っ越し生活重ねてたら、引っ越し労苦を考えて保守に走る気持ちは、とってもよく分かる。
ただ、僕等の攻撃とかより大きく彼を動かした要素があった、と僕は思ってる。
それはね、「時代」ですーー「時代」がいよいよリチャードコシミズを棄てはじめたんです。
こちら ⤴ かおりんさんが教えてくれた Livedoor ニュース からの転載なんですが、ねっ、この人ら僕等とまったく同じことをいってるじゃないですか!?
リチャードさんは要するに「時代」に抜かれたんですよ。
「ヘイト」や「ライトな差別」が商売になった時代は、もう僕等がこのブログはじめたころにはすでに終わっちゃってたわけ。
時代はいまや「脱・ヘイト」!!ーーこれに乗り遅れたひとは、もう恐竜みたいに滅んでいくしかない。
時代の先端者がある日突然失墜するなんて事態は、フランス革命のロベスピエールの例をあえて持ち出すまでもない、ざらにあることです、こんなのは。
むしろ時代の最先端仕様に特化しすぎた個体こそ、環境の変化には脆い。
リチャードコシミズにもそれが起こったわけーー実例をあげて解説していきましょうか。
2019年10月のいちばん最近の佐久平講演のリチャードコシミズと、全盛期の 2013~14年のリチャードコシミズをどうぞ見比べてみてください。
たかが写真の話なんですが、僕は、そのたかが写真のなかにも現実の勢いといったものは、やはり写りこんでいると思うのです。
では、いきましょうかーーまずは現在、2019年10月の長野・RKの住み家である「独立山荘」の近郊の佐久平講演の画像からーー
なんか、現在写真のこのリチャードさん、どことなく苦しげに見えやしませんか…?
リチャードさんは恐らく自分が時代から取り残されていってる事実を、その独自の臭覚で感知してられるのだ、と感じます。
妙に不吉な焦燥感を感じさせる、独自の蔭りのある写真ですよねえ。
ちなみに「佐久平講演に参加され有難うございました」のリチャード記事についたコメントは、わずか6つ。
しかも、そのなかに「講演参加しました」といった類いのコメントはゼロ。
6コメントのすべてが手前勝手なスレチばかりでありました。
これに対して全盛期、いきますよ~、さあ、ハイッーー!!
間違った情熱にはちがいないんでしょうが、後半2枚のこれらフォトには、なんだか漲っているものがあるのが「見える」じゃないですか。
わずか5年ばかりのあいだに、リチャードコシミズはここまで凋落した。
凋落の原因は、やっぱりこの「不正選挙裁判」に代表される、擬似イベント性にあるのではないでしょうか。
僕は、リチャードコシミズ独立党っていうのは、根っからの「擬似イベント集団」なんだ、と思ってる。
擬似イベントっていうのは、なにもやっていないのに、さも大事なことをやっているかのように見せかけることです。
よくいうなら「手品」、わるくいうなら「現実参加詐欺」ーー
独立党って結局お芝居なんですよ。
Livedoor ニュースのなかで箕輪厚介さんがいってられるように、現実の底に沈んでいる、希望のないネットヒッキーのひとたちに、
自分たちは無為の徒食者なんかじゃない、自分だって世の中の役に立てる一人前の人間なんだ、という夢を見させてくれる装置といってもいい。
だってね、不正選挙訴訟って単なる行政訴訟じゃないですか。
高裁にいって、書いてきた訴状を提出して、印紙代を払いさえすれば誰だってやれるーー別に大したことじゃない。
こんなありふれた行政訴訟に陰謀論のアングルから光を当てて、
「これはユダヤ裏社会との闘争なんだ」という架空の意味づけをしたリチャードコシミズの当時の発想はさすがの腕だとは思うけど、
なに、詐欺は詐欺ですよ、これはやっぱ…。
もの凄く意地悪な表現をあえて使うなら、現実世界に参加できないでいる神経症を患っているようなひとたちに、
いかにも現実に近似した「お芝居」に出演させてやることで慰謝とカタルシスとを与える、一種の「陰謀論学芸会」とでもいうのかなぁ…?
これに出演した党員さんたちは陰鬱で退屈な日常から一気に現実の最前線で活躍できたような満足感を得ることができ、
リチャードさんはリチャードさんでそんな党員さんたちから拍手と尊敬と党員更新料をもらって、両者ともあい満足。
リチャードコシミズ独立党のカルト構造っていうのは要するにこれだ、と僕はまえから思っていたんです。
ほかのリチャードさんの言説には驚くようなことは僕はほとんどないんだけど、
神経症気質をもったひとたち相手のこんな商売ハウツーを思いついた発想だけは凄い、と思う。
でも、そうした閃きは、すべてリチャードコシミズのなかを通りすぎていきました。
いまの彼にはなにもない、どうでもいいマンネリ話題を途切れめなく繋いでいける、生来の話術の巧みさしか残っていない。
党員たちの捌け口になっていた集団苛めの「工作員誹謗」という支柱まで失ってしまった独立党には、いまやなんのオリジナリティーも魅力もない。
そのような理由から、僕は、リチャードコシミズ独立党の崩壊はかなり近いのではないか、と見ています。
僕の今夜の夜伽は以上ですーーお休みなさい…。(^0-y☆彡
P.S. RKに切り捨てられた独立党訴訟部隊のひとを、僕等は連名で今回正式に訴えました。係争中ゆえ詳細は明かせませんが、その事実のみここに報告しておきます。