皆様こんばんは。
まずは個人的な宣伝をしたいと思います。
4月から五反田にて指導碁専門の教室を開いております。
夕方から夜の時間が中心になっておりますので、仕事帰りの方でもお立ち寄り頂けます。
ホームページはこちらです。
一度ご覧頂ければ幸いです。
さて、本日は五反田での指導碁を題材にしてみます。
本日のテーマは石の攻め方です。
攻めが苦手なアマチュアは非常に多いです。
ひたすら相手の石を追いかけて、気付いたら何も残らないというケースが多いですね。
攻めでは利益を挙げる事を忘れてはいけません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1d/d2ad761fcbdfde8ed5e27ce767288815.jpg)
3子局の黒番です。
常々お伝えしているように、置碁ではいかに主導権を握るかが重要です。
この碁では白に弱い石ができており、ここまで順調な展開です。
ここから具体的なポイントを挙げていきたい所ですが、どうやって白を攻めますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3b/85a8628222ccf1dcc5ddcd776fe4a694.jpg)
黒1と追いかけるのはどうでしょうか。
しかし追いかければ白は当然逃げます。
白10までの展開を想定してみるとどうでしょうか?
白あっさり繋がり、黒得たものがありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/29/c1f2b07dba898cd81fb1ac61371716a0.jpg)
実戦は反対側から追いましたが、白8までとなってみると何だか左側の黒が心配になってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/e7/be8d6aac620280286c6595604eccaa92.jpg)
心配なので黒1と守りましたが、白8までとなって再び黒心配に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b0/c71aa5bb44376ccf102f88e0746499be.jpg)
黒1、3と生きる事になりましたが、白4、6に回って黒の得たものはありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/84/d7025e86d3f9ed5ff9d3e69087079ccb.jpg)
直線的に追いかけるだけでは逃げられておしまいです。
こういう時は遠くから網を張るのが攻めのテクニックです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/44/07940e37ae3a347181f8c4ef6c3c1f1f.jpg)
白1~5と受ければ、今度こそ黒6と追い詰めにかかります。
黒12と封鎖して、白苦しい形です。
黒Aの逃げ出しも強烈な狙いになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/26/e1ccb9265e7f80e9a35f856a07b65f4b.jpg)
白1と逃げれば、黒2と白地を堂々と荒らしてしまいます。
着実に攻めの利益を挙げ、理想的な展開です。
中央の白もまだまだ弱い石なので、今後も攻めの利益が見込めるでしょう。
如何ですか?
石を攻める事と取りに行く事は違います。
直接追いかけてもうまくいかない時は遠巻きに攻める、この感覚を身に付ければ攻め方の幅が格段に広がるでしょう。
明日から本因坊戦第3局が行われます。
ここまで一進一退、次はどんな碁になるでしょうか?
注目していきたいと思います。
まずは個人的な宣伝をしたいと思います。
4月から五反田にて指導碁専門の教室を開いております。
夕方から夜の時間が中心になっておりますので、仕事帰りの方でもお立ち寄り頂けます。
ホームページはこちらです。
一度ご覧頂ければ幸いです。
さて、本日は五反田での指導碁を題材にしてみます。
本日のテーマは石の攻め方です。
攻めが苦手なアマチュアは非常に多いです。
ひたすら相手の石を追いかけて、気付いたら何も残らないというケースが多いですね。
攻めでは利益を挙げる事を忘れてはいけません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1d/d2ad761fcbdfde8ed5e27ce767288815.jpg)
3子局の黒番です。
常々お伝えしているように、置碁ではいかに主導権を握るかが重要です。
この碁では白に弱い石ができており、ここまで順調な展開です。
ここから具体的なポイントを挙げていきたい所ですが、どうやって白を攻めますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3b/85a8628222ccf1dcc5ddcd776fe4a694.jpg)
黒1と追いかけるのはどうでしょうか。
しかし追いかければ白は当然逃げます。
白10までの展開を想定してみるとどうでしょうか?
白あっさり繋がり、黒得たものがありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/29/c1f2b07dba898cd81fb1ac61371716a0.jpg)
実戦は反対側から追いましたが、白8までとなってみると何だか左側の黒が心配になってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/e7/be8d6aac620280286c6595604eccaa92.jpg)
心配なので黒1と守りましたが、白8までとなって再び黒心配に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b0/c71aa5bb44376ccf102f88e0746499be.jpg)
黒1、3と生きる事になりましたが、白4、6に回って黒の得たものはありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/84/d7025e86d3f9ed5ff9d3e69087079ccb.jpg)
直線的に追いかけるだけでは逃げられておしまいです。
こういう時は遠くから網を張るのが攻めのテクニックです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/44/07940e37ae3a347181f8c4ef6c3c1f1f.jpg)
白1~5と受ければ、今度こそ黒6と追い詰めにかかります。
黒12と封鎖して、白苦しい形です。
黒Aの逃げ出しも強烈な狙いになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/26/e1ccb9265e7f80e9a35f856a07b65f4b.jpg)
白1と逃げれば、黒2と白地を堂々と荒らしてしまいます。
着実に攻めの利益を挙げ、理想的な展開です。
中央の白もまだまだ弱い石なので、今後も攻めの利益が見込めるでしょう。
如何ですか?
石を攻める事と取りに行く事は違います。
直接追いかけてもうまくいかない時は遠巻きに攻める、この感覚を身に付ければ攻め方の幅が格段に広がるでしょう。
明日から本因坊戦第3局が行われます。
ここまで一進一退、次はどんな碁になるでしょうか?
注目していきたいと思います。