耳成山紀行

耳成山が見たくなり車を走らせました。
昨年　初めて車中から眺めてもう一度見たいと思っていましたから。
中学か小学生のころ大和三山の一つであると言う事を教わった記憶があります。その前後の記憶は全くありませんが初めて目にした
耳成山は感激ものでした。


左下の木の向こうに薄らと見えるのですが　のどかな早春をねらいました。
140mほどの高さで稜線が綺麗 　 町の中にポツンと立つ丘と言う感じです。

1時間ほど撮影ポイントを探しましたが周囲にビルやマンションが囲み恨めしさが一杯
しかしどうなるものでも無く1300年前ならこの辺からでも綺麗に見えるとセブンイレブンの店内の椅子に腰かけコーヒーを飲みながら想像していました。


近くに藤原京跡があるようなので特に知識もないまま訪れました。
都と言っても一般人はほとんど住んでいません。
大部分が貴族や官吏そして僧侶と彼らの関係者で　約３万人ほどと言われておりいろいろ考えると楽しくなりました。


発見は　ここから大和三山が見えたのです。そうなんです。大和三山に囲まれた日本の行政官庁それがここでした。
ここで権力者とその関係者が優雅に暮らしていました。我が祖先は彼らを養うため必死で働いていたのかもしれません(笑)。基本的には今も同じなのでしょうけど。
知らないことが一杯あり「楽しい」と思う一刻でした。(正面の小さな山が天香久山です)