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日本一の山に初挑戦!(富士スバルライン五合目~八合目白雲荘編)からのつづきです。
夜中。
正に屋根裏部屋な寝床にはかなり激しい雨音が響き、何時頃だったかなぁ、スタッフの人がツアー客に対してこう呼び掛けた。
「雨風が非常に強く危険なので、出発は5時半以降にしてください。」
僕ら一般客にも同様に、暗い内に歩くのは危険なので夜明け以降にと言われた。
この天候ですでに御来光を諦めていたので、何だか朝練をしなくて良くなった日の眠りのようにホッとしたり…。
しかし、ふと目が覚めた2時過ぎ。
雨音が止んでる。
トイレに降りたついでに様子を伺ってきた義弟くんによると、出発準備している人がいる。行けそうだと。
ところで頭痛い。少し。
高山病?
寝る前はどうもなかったんだけど…。
こんな時こそロキソニン。
捻挫などの痛みにも使えるので、山行では常備薬として持たれる方も多いと思います。
ちなみに今回の常備薬(飲み薬)はロキソニンの他に下痢止めと足つりの時に使える芍薬甘草湯。
ぼちぼちと身仕度して荷物の準備をロビー兼食堂で。
程なくロキソニンが効いてきました。
3時半、山小屋を出発!
御来光には時間の余裕がないけど、行こう!
すぐ上の山小屋。
寒いねぇ。
4:20
山頂まで60分。
御来光は望めるか?
気の柱に埋め込まれたたくさんの小銭。
“山小屋街”を過ぎ、障害物が少なくなってきた9合目、強烈な風を感じるようになってきた。
前脚を踏み込む前に、風に煽られて後ろに転けたり…。
雲の上まで登ってきましたよ。
明るくなってきました。
ホレ、もうそこだ!
きたぞー!
初登頂!
御来光は?
…。
続々と登ってきますよ。
さぁ、まずは奥宮でお参り。
写真を撮るのが憚られましたので、写真は有りませんけど、“カランカラン”の代わりに“打出の小槌”(固定されて振れません。)がありました。
金剛杖の焼き印(スタンプ)の〆は頂上で!
てことで、焼き印ではないけど、有り難い朱印を打ち込んでいただきました。
ここでは、お札も授けてくださいます。
これで初富士山登山記念の金剛杖が出来上がりました。
すべての山小屋ではないですけどね。
泊まった白雲荘は雨のせいか、焼き印を中止してるってことでしたし。
頂上お土産はこんな感じで。
奥宮では守護ステッカーのみ購入。
他は売店で。
でっかいのはスーツケースに貼ろうかな。
妻と娘にはストラップ。
日付打刻のサービス付き。
で、朝食はここで。
分かっちゃいるが高い!(笑)
500円の味噌汁が冷えた身体に沁みます。
ありがたくて涙出そう。
山小屋で頂いた弁当と共に。
さぁ、暖まりました。
ところで、頂上には着いたのですが、まだ頂上にはたどり着いていません?
そう、吉田ルートのてっぺんにはたどり着いたのですが、富士山の頂上は標高3776mの三角点なのです。
そのためにはお鉢巡りをして、火口の向こう側の『剣ヶ峰』まで歩いていかなければなりません。
実際、手元のV800データによると3720mくらいでした。
当初はお鉢巡りするつもりでしたが、猛烈な風の強さ(風速20m以上?)で真っ直ぐ歩くことすらままならない状態でのそれは身の危険を感じましたし、強風に伴う体感気温氷点下10℃以下と思われる寒さで外でじっとしているのがつらい状況は、ここで無理しないで、頂上郵便局(これも向こう側)が開設している時期にもう一度来ようということで、早々に下山することにしました。
ということで、下山中に僕らが見たものは!?
…つづく。
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