養蚕農家カフェ桑の実 ブログ 鹿児島県唯一の養蚕農家(鹿児島県指宿市)

鹿児島県指宿市の里山にある「いぶすき紬と養蚕農家カフェ桑の実」
養蚕と織物、養蚕カフェの四季と日常を綴っています。

夜叉五倍子(桑畑・養蚕・座繰り・草木染め・手織りと全工程一貫生産の紬工房)

2014年01月29日 | 織物
The first photograph is Yashabusi.
It's tha silk thread which I dyed with Yashabusi.

昨日、染めたものです。
画像は、夜叉附子の実で畑に植栽して育てて使っています。
この夜叉附子。夜叉五倍子とも矢車とも言ったりします。お歯黒の五倍子の代用をしても使われていたようです。

先日、座繰りで引いた糸を染めました。

草木染めは、幾度と染め重ねて色の濃度を上げるので、時間がかかります。

屋久杉染め (桑畑・養蚕・座繰り・草木染め・手織りと全工程一貫生産の紬工房)

2014年01月29日 | 織物
新しい畑の、老木の梅が6分咲きになっていました。

業者さんと養蚕施設を建てる位置決めで、何だかんだと午前中一杯かかりようやく決まる。

急いで戻り、午後からは屋久杉で染め作業。
このチップは樹齢2000年以上生きてきた屋久杉からいただいたもので、この染材を煮出し染めるたびに、とてつもない命の息吹を感じます。

今回、絣の地色用に淡く数回染め重ねました。糸が乾いたら再び2.3日後に染め重ねる予定です。

座繰り糸♪

2014年01月27日 | 工程


青空の下
白と黄色の繭で座繰りをした糸が映える
いい天気でした。

夫は、次の織りの染め作業。
私は、残糸の整理。
それぞれに染めた糸が織り重なってできる、織物の色。
単体の糸の色。
どちらも綺麗ですね~
整理しながら、前の糸の色に見とれています(笑)

原図描いてる時から、色作りをしてますが、
やっぱり色って面白いですね(*^ー^)ノ♪

夫婦座繰り (桑畑・養蚕・座繰り・草木染め・手織りと全工程一貫生産の紬工房)

2014年01月26日 | 織物
新しい撚糸方法を思いつき、二日間急遽追加の座繰り作業。



意外と、2人で座繰りするのは初めてだったらしいです。
したような気もするのですが、記憶が定かでないのでしてなかったということに。



しかし、照美さんの座繰りの腕前は、やはり素晴らしいです。


精練作業 (桑畑・養蚕・座繰り・草木染め・手織りと全工程一貫生産の紬工房)

2014年01月26日 | 織物
本日は、精練作業。
生糸は、セリシンとフィブロインの2重構造になっており絹糸のセリシン部分を取り除く作業です。

精練が過ぎると、フィブロインを傷付け毛羽が出たり糸自体が弱り、染色や織りの工程、製品にまで影響します。今回は、草木染め用に若干セリシンが残るように精練します。

2時間ほどかけ精練作業を行い、最後に糸をさばいて乾燥させます。
今まで散々やっている精練ですが、中々思うようにいかない難しい作業です。

撚糸の蒸しと、綛(カセ)あげ作業。(桑畑・養蚕・座繰り・草木染め・手織り・紬)

2014年01月23日 | 織物
指宿は、天気もよく暖かい日差しがさしています。そろそろ、桑を植える準備をしなくてはなりません。
撚糸した生糸を、ボビンのまま蒸し器にかけ撚り止めを施します。
ちなみに、ボビン1つで約4,000mの生糸が巻かれています。


蒸しを終えた生糸を綛あげします。
当店には、綛あげ用の機械がないので、撚糸機を利用して行います。


綛(カセ)というものは、ある一定の長さを輪の形にする作業で、次の工程の精錬と草木染め作業のために行います。

上原達也




生繭 座繰り生糸

2014年01月21日 | 織物
黄金色にも見える、黄白の生繭から座繰りで引いた生糸です。

Silk reeled from cocoons by hand.

これで着物一枚分(一反)が作れます。
生繭と乾繭から引いた生糸を比べると、糸の違いがはっきり分かります。
生繭からつくる生糸は、生命を感じる糸です。

上原達也

菜の花マラソン 2014

2014年01月12日 | 指宿のこと
いぶすき菜の花マラソンは、全国で新春一番のフルマラソンになります。
今回は、20,000人近いランナーのエントリーがあったそうです。
AM9時にスタート。



地元の友人知人も多数出場しています。



来年こそは!と、毎年思ってはいますが・・・

上原達也