明日はわが身

冤罪という名の人為的な犯罪に巻き込まれることは対岸の火事ではない。明日はわが身である。

速度算定と横ずれ

2008年01月30日 | スリップ痕考察

以前の記事の焼き直し。

何度か同じような仄めかしをしたが、もう一度。

警察の現場検証図は、実際の現場を採寸したものを図面上に忠実に再現したものに他ならない。

科捜研は、その検証図を基に速度算定等を行う(だよね?)。

にも拘らず、何故、科捜研はスリップ痕の通りに、ありうべきバスの位置を書き込まなかったのか?

(私の推測前提が間違っているところがないとすると)、

考えられるのは大きく分けて二つだ。

①単にデフォルメした

②それ以外の理由が存在した


①は、実際の計算がどうなっているかだ。

②は、どうか?
これは可能性はいろいろあるだろう。
一つの分け方として、警察検察側に有利なものと、そうでないものとに分けられる。
で、あちら様に有利なほうは、あちら様にお任せして、こちらはそうでないほうを考えてみる。

a、位置自体が矛盾点を曝け出すことになる。
b、白バイの衝突エネルギーが計算上膨大なものとなる。

aに関しては、特に白バイのさっか痕との位置関係の整合性が問題になる可能性があるだろう。

bに関しては、
白バイの算定速度である28~54km/hは、白バイとバスの損傷から判断したものであり、当然その計算式が存在する。であれば、全衝突エネルギーから、この分とその他摩擦等のエネルギー消費を引いた分で、バスをxm横ずれさせたことになる。xmは解析図に当然載っていなければならないから、その計算は容易である。すると(くるりんぱと戻って)全衝突エネルギーが明らかとなり、そこから白バイの衝突速度が明らかになる。それが、算定速度と整合するのか?だ。

というようなことを避けたくてデフォルメしたのか???

つーか、そもそも白バイ28km/hで、バスに横ずれ引き起こすことできんの?ではあるが。。。

余計なギャグを挟んでしまったが、「横ずれ」を主張するなら、その分をきちんと図面に書き込んでそれに基づいた計算式が絶対必要条件だ。
もし図面と計算式が存在しないのなら、当然の帰結として速度算定もその証拠能力を欠くことになる。

 

(注:この記事は解析図や算定書の全貌を見ることなしに書いています。関係者の方、間違いご指摘よろしくお願いします。)


きょうもせっせと

2008年01月28日 | 司法や行政の問題

昨日のコメント欄で、「痕跡の偽物証明が為されれば」と発言したが、不適切だった。
正しくは、「痕跡の偽物証明は既に多くの人によって為されているが、裁判という特殊な場では証拠採用されなかった」とすべきだった。

それで思い出されるのが、LM737さんのつぶやき「(二審の裁判官は)「~~だとはいえない」ばかり。」だ。


1メートル以上のスリップ戻が形成されないとはいえない。
急制動があったとは限らない。
原判決の説示は正確性を欠いても、認定に影響を及ぼすものではない。
根拠に乏しいとはいえない。
違法あるいは不当であったとはいえない。
ねつ造するためではない。

これを乱発されれば、ターゲットになった弱小市民は終わりだ。
強大な権力を持つ警検裁互助会或いは無謬性保険組合若しくはキャリア障害転嫁無尽講に絡め捕られたら、弱小市民のあらゆる弁明はその意味を失う。

科学も合理性も「~とは言えない。」の一言でゴミ箱に入れられ、はいさようなら、だ。

それを完遂させない為に我々に出来ることは、彼らの言動を晒すことだ。

闇は陽の光には弱い。

弱小市民でも束になれば陽の光の下に闇を引きずり出せる。

最高裁も無視はできなくなる。

というわけで、きょうもせっせとブログをアップする。


mriderさんへ

2008年01月27日 | スリップ痕考察

度々コメントを戴きましてありがとうございます。

私の前記事の主題をご理解頂いていれば、「角度」の問題に関しては多少の齟齬があったとしても気にはなりません。

その主題は、警察の実況見分図、および科捜研の解析図における、バスの衝突時と最終停止位置時の横方向の位置関係は物理的にオカシイ、というものです。

この点は如何だったでしょうか?

以上が要点です。

---------------------------------------------------------------------

以下は逐一回答/質問です。

Unknown (mrider)
 
2008-01-26 23:22:40
 
バスのミニカーの右先端を横から指で押してみて下さい。バスは「向き」が変わると思います(後輪位置は横にずれません。私はラジコンで試しています)。

これは警察、科捜研、私(=あちら様言い分予想図)のいずれについてもそうでしょうね。ただし後輪がまったくずれない或いは水平方向に回転しないのではバスは動かないことになりますから、向きが変わるのであれば当然後輪部分も向きが変わっているということでよろしいでしょうか?一般的には極端には動かないとも言えると思いますが。

最後の画像の位置関係について、バスの先端を右から押して最後の真っすぐに近い状態を作る為には、最初の位置ではバスは大きく右斜めです(そうでないとバスは最終位置で左向きになります)。

最後の画像は、もし警察や科捜研の図面にある「し」の字型スリップ痕が存在するのなら、そこに到る衝突時からの前輪の軌跡は、「し」の字のRに連続していなければならないから、赤点線のような軌跡になるはずだという意味です。バスの「向き」にはあまり拘っていません。拘っていない理由は赤点線の経路を通り、最終1m程のスリップ痕をつけることは不可能だと思っているからです。

Unknown (mrider)
 
2008-01-27 02:08:00
 
最終位置のバスの向きほんの少し右斜めですから、バスは「大きく右斜め→ほんの少しの右斜め」に変化してる。ということが同意見と理解してよいでしょうか?

「動けば」の仮定の下、「角度が変わる」に関して同意見ということです。

バスがまったく前進しなければ、真横(正確には後輪を軸とした円上)にタイヤの痕跡が残ることになります。前進しながらであれば痕跡は縦にも伸び、その形状は弧を描くことになります(一応、前進の条件を合わせれば報道映像の様な形状になります。可能性の1つですが)。

これも同じです。「動けば」ですね。動けば何らかの軌跡ができる、ことに同意します。軌跡の一部がスリップ痕になる場合もあるでしょう。

重要なのは痕跡ではなく、バスの角度が変化してることだと思います(当初は、この事実を痕跡の形状から推測したのですが、学生の写真からも右折待ち時に右斜めであることが分かりました。証言からもニュアンスは読み取れるのですが…)。

痕跡は重要でしょう。本物か偽物かでその中間ということはないでしょう。(中間=一部本物=偽物。これには同意いただけますか?)
<バスの角度が変化している>、というのは証明された「事実」なのですか?

バスのハンドルが右向きである以上、角度変化を発生させるには前輪が横に滑る必要があります。そのエネルギーを計算(or実験)すれば白バイの極端な速度超過が証明できます(不可能と言われているぐらいだから、極端な数字が出ると思いますし、ほぼ物証です)。

その数字がバス側の過失が無いことを証明してくれるのでは?と思うのですが、あまり歓迎されない考え方の様ですので自粛気味です。
(こちらのブログ画像を見て勢いでコメントしてしまいました)

どうなんでしょうね?裁判所としては「バスが動いていた」から有罪としたのではないでしょうか?
相手方である白バイの(超過速度の有無はA証言の60km/h採用)衝突態様に関しては、関係ないとの判断ではなかったですか?

 


スリップ痕 警察現場図 と 科捜研図

2008年01月26日 | スリップ痕考察
一昨日の記事で警察の現場検証図のスリップ痕

科捜研の図面

と言ってもそのイメージ図みたいなものを載せた。

これは当然、現場検証図のほうが前に出来ていた(筈?)。

現場では
衝突してからバスが横ずれした図面で

科捜研は
そのまま真っ直ぐの図面だ。

しかし、両者とも、これにスリップ痕の痕跡がある。
スリップ痕は車輪の軌跡の延長上にある。
そうすると、
警察現場検証図は
(×印が衝突時)
衝突してから、しばらくは気が付かずに真っ直ぐに走っていたが突然思い出したように左に曲がり、それからやっぱり真っ直ぐに戻したかのように見える。

科捜研は

衝突されてもそのまま真っ直ぐで、急に右にちょこっと曲がり直ちに左に曲がりまた当初の真っ直ぐの延長上に戻したことになる。

本来、衝突されたことによる横ずれが生じるとすれば衝突の瞬間が一番力が強いから、

こんな感じにならなければおかしい。

いや、ワザワザこんな例を出さなくとも、上の2つのお笑い軌跡だけで充分か。

スリップ痕とさっか痕の位置関係

2008年01月25日 | スリップ痕考察

関係資料によれば

スリップ痕の脇にさっか痕が認められる。
(上のバスはタイヤ位置の確認のため)
(下のバスも取り合えず置いただけ)
(白バイもイメージ)

なんか変だな?スリップ痕とさっか痕
行儀良く並んでいていいのか

昨日の私的解析図(あちら様主張を私的に想像妄想仕様)

と合わせて見れば、
黒髭のスリップ痕の真横だけにさっか痕があるというのは変だ。
百歩譲ってもの最終停止位置までは付いてないとおかしくないか?

ついでに言えば、黒髭下の----は車輪の軌跡だが、スリップ痕が付くとすれば一番可能性のあるのが、衝突時のの一番下の位置からだ。2m以上も我慢してからオモムロニスリップ痕付けてみました!というのは漫画の世界だけだろう。


再び科捜研3

2008年01月24日 | 科捜研図面ツッコミ

スクールバスは結構大型だ。
長さが9mもある。
科捜研でも、警察でも変移図は前の方だけ記載してある。
全部書き込めば見づらくなるので当然だ。
問題はスリップ痕をつけたとされている前輪の位置が書き込まれてないことだ。
そこで、それを解りやすいようにしてみたい。

フロントから前輪までは1.8mだ。
横幅は2.3mなので、上記のように切ると横長の四角になる。

これを科捜研の図面に当て嵌めると

ついでに警察の図面では

こうなる。
黒い凧の足のような奴がスリップ痕だ。

注意が必要なのは赤の衝突時のバスと緑の最終停止位置のバスの移動距離は間の灰色の距離ではないということ。

例えば赤の上部(フロント)から緑の上部までが移動距離2.9mだ。
タイヤも同様。赤の最下部から緑の最下部まで2.9mだ。

という訳で、
スリップ痕から想定される前輪の軌跡を辿ると

こんな感じになる。
左車輪に合わせているので、右は極端にずれてくる。

全くの目分量だが、衝突から1.6m程も横ずれを起こしている。(左車輪に合わせたバス本体)

テキトーじゃん、と言われれば確かにその通りだが、私の頭では、衝突時が最大横Gでありその後は暫時減少の筈だから、逆に言えば最終停止位置からはどんどんRがきつくなる事はあっても緩くなる事はないのではないだろうかとしか考えられない。

そういうわけで、科捜研の言うように横から白バイが衝突したとすると

当たってから、そのまま突き刺さってはいないから、お尻はバス後方に振られた筈。

それから最終停止位置までの軌跡は

おおよそこんな感じではなかろうか?

繰り返すが、これはあくまで科捜研の主張に基づいての私的解釈だ。
私自身はこんなことは無かったと思う。昨日の監視委員長さんの記事で確信を得た。

話を戻す。

この科捜研の主張では、
①白バイの乗員の方は衝突位置よりバス後方に振り落とされるような気がする。
②最低でも白バイの前輪部分は、衝突瞬間より最終停止位置までバスのフロントと地面の間にガッチリ食い込んでいない限りは「引きずる」ことは困難であり、従ってその部分の2.9m分のさっか痕が生じてないとオカシイ。

また、一審で言うように「隊員を3.6m跳ね飛ばした」ような衝突態様であれば、そもそもスリップ痕が示すような「横ずれ」を引き起こすことはありえない。

しかし、なんて言うか、、、前にも言ってるが、、、今更なんだけど、、、

科捜研と一審と二審とそれぞれの主張が違う(ように見える)ってどういうこと?!

ps。
上で衝突時最大横Gって書いたが、私のイメージではその瞬間(1/100秒~1/10秒単位)で終わりで、最後(動いていたというレバタラの)まで持続するような力が質量1/30の白バイにあるとは思えない。しかもその白バイの衝突エネルギーは摩擦と音と振動とバス白バイボディ変形で粗方消費しつくされている。精々、サスペンション上のボディが横に動いたぐらいだと推測している。

ps2.
この記事は以前の記事を纏めて解りやすくしたものです。
ご感想など戴ければ幸いです。


再び 科捜研2

2008年01月23日 | 科捜研図面ツッコミ
一昨日の記事中、科捜研の言う衝突態様であろう

上の写真を載せた。
バイクには乗らない私では一応の「可能性」だけはなくはない程度に考えていた。ただ、バスの側面の変形を考えるとどうもねえ、ではあったが。

なぜ交通事故で冤罪や捏造が?-K察&司法監視委員会

の記事を拝見して、「一応」すら無いのかとガッテンした。

はじめは、えっ?衝突直前にパタンと倒れればいいんじゃないの?と思った。

しかし、どうやらこれはありえない、ということだ。

何故か?
それは、少しでも車体を傾ければその瞬間から曲がらざるを得ないからだ。

曲がらずにパタンと急に倒れるというのは、例えば横から飛び蹴りでもされない限り”出来ない”ということだ。

つまり、パタン系衝突態様であると主張するなら、当然その経路は曲がってきたことになる

監視委員長さん、これでいいでしょうか?


LM737さん、おつかれさま!

2008年01月22日 | エール

こちらから、エールを送ります。

ずーっと走りっぱなしで、その上東京往復では相当疲れも溜まったでしょう。

私も実質1ヶ月、休み無しでこんな感じでしょうか?

私の何倍もやってきたのですから頭が下がります。

他の支援者の方々もご苦労様です。

そして、片岡さん、本当に大変な中、ずっと走り続けて頂いていることは、私たちの為にやっていただいていることだと理解しています。

本当にありがとうございます。