明日はわが身

冤罪という名の人為的な犯罪に巻き込まれることは対岸の火事ではない。明日はわが身である。

55m地点

2008年01月02日 | 事故前後の位置関係

事故現場まで55mの地点。

白バイが60km/hで進んで
バスが 7km/hで進むと 

事故地点に行き着く地点。



事故現場まで55mの地点。

このとき③地点で一旦停止していたバスがジャストタイムで発車した。

このときジャストタイムで反対車線の別の白バイが両車を同時に目撃した地点。

この目撃白バイは凄い。
178mの距離をものともせず、
反対車線から分離帯の植栽の隙間から、事故白バイのヘッドライトの灯りを捕らえたと言う。

そうなのか?
私は現場には行ってないので断言は出来ないが、分離帯の植栽が如何に疎らな植え方であろうと、178mからのそれはコンクリート壁で遮られたような視界ではないのだろうか?いや、それは流石に無いか。警察は当然現場チェックをしているだろう。なんせ半年も余裕があったのだから。しかし、誰か性能のいいビデオカメラでどの程度見えるのか実験してほしい。いずれにしても、それで瞬時にスピードが計れるのか大いに疑問だ。

バスの時速を③地点で測定したのも不思議だ。停止状態からのゆっくりの加速ではないのか?この時点で5~10km/hなど信じられない。まさに、その中間の7km/hで6.5m先でぶつかることから逆算したような速度測定だ。

事故現場まで55mの地点。

ここで白バイが突然現れたわけではない。

300m前でも200m前でも走っていたのではないだろうか。
400m前の信号から事故現場までは石屋さんと自動車修理屋さんのふたつぐらいしか沿道には無く、誰でもスピードは出したくなるようなところ。

事故現場まで168mの地点からは白バイはバスの敷地内から歩道までの間の移動を見通せるはず。

55mで初めて視認可能になったわけではない。

98.6m。バスが歩道と車道の境に進んでもバスから視認ができる距離。

バイクからは相変わらず、バスの運転手より後ろ側は見えている距離。

裁判所は片岡さんが③地点の一瞬のみで不十分な右方確認をしたとのシナリオを是認したが、それはつまり、168m先から事故現場にいたる直近までのお互いの視認した可能性を全て否定したことと同義だ。

ライトを点灯した白バイを、レストラン敷地内移動時、歩道前で一旦停止するとき、歩道を横断するとき、それを見逃すほうがどうかしている。

同時に、白バイも168m前から事故直前までバスを見ていなかった可能性が高いことになる。

100万歩譲って、片岡さんが(白バイが実際走っていたと仮定して)全く右方確認をしなかったとして、白バイも最長168m間全く前方安全確認しなかったことが同時に起きて初めてこの事故が存在したことになる。

55mではない。

最長間168m
、どちらも結果的にずーっと見ていなかったというのが裁判官の判断だ。

そしてこの論が罷り通るようにしているのが、たった一人の26歳の白バイ隊員の証言だ。

校長、先生、生徒、第三者という多数の証言を不採用として、当事者の身内であるたった一人の若い白バイ隊員のみの証言を採用した。

当事者とは本来は亡くなられた隊員のかただが勿論この方がなにかを主張したわけではない。実況見分した組織が言わば当事者代行である。その組織員である隊員だけの証言を採用したのが裁判所だ。