どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

どろ~んと

2015-04-24 01:19:55 | 日記

 

今日は飛行体の自動制御を研究している学生と話す機会があった。こういった飛行体では基準点の設定はできるが、何箇所かのポイントを設定し、その間をプログラムで飛ばす技術がまだない。現実にニーズはあるのだがなぜ研究が進まないのかと聞いたところ、機体が軽量すぎて風の影響が大きく、精度が取れないのが問題ということだった。農薬散布用の無人ヘリコプターのように重量と馬力があるものでは実現できても、ドローンのようなものではかなりシビアになるようだ。

自動制御の精度もかなり高度にならなければいけないし、モーターの出力も大きくないといけない。そうなると普通のドローンでは意味がなくなるようだ。アマゾンのドローンによる配送システムも、荷物がある程度の重さがあるものだから開発できるのだろう。とはいってもかなり困難なようだ。

 

 

そのドローンだが、首相官邸の屋上にセシウム付きで発見された。政府はどういっているのか知らないが、テロ扱いなのは間違いがない。これでただでさえ遅れている日本のドローンに暗雲が漂ったわけだ。アメリカでもホワイトハウスに墜落して大騒ぎになった。アマゾンの計画は運輸行政と安全性確保からかなりの規制がかかる見通しになっている。その前にこの多機能性のおもちゃ、覗き見から飛行禁止地区まで入り放題のものには問題があるわけだが、商業利用だと規制はできるが、他のラジコンまで規制がかかるとどうなるのだろうか。

旧来のラジコンファンにとってはとんでもなく迷惑な話だろう。ラジコンの飛行機やヘリコプターにはそれなりの法基準がある。その中で守ってきた経緯があるから、ドローンという新参者で規制強化されるとますます肩身が狭くなるだろう。

 

 

問題はセシウムがどこからきたのかということだ。福島原発由来のものなのか医療廃棄物からのものなのかだが、これは割と簡単にわかる。分析した時の不純物の割合と、セシウム134/137の割合でわかる。医療用だと不純物がどの程度入っているのかは出荷時にわかっているからそれと照らし合わせればいい。福島原発由来のものだった場合、高濃度の土壌から分離する方法は考えられるし、ある程度の知識のある人だったら実行可能だろう。医療廃棄物でないことがわかると福島原発由来の可能性があり、セシウム134/137の比率と半減期からの計算で大体のところがわかる。なおセシウム134と137の単体分離は設備がないとかなり難しい。

この話を聞いた時に、一番最初に考えたのは原発反対派の仕業かと。だがもう一つ原発推進派が反対派を貶めるために行った巧妙な宣伝なのかと思った。だが現在の安倍内閣では推進派がわざわざやる必要がないことだ。そうすれば、反対派になるのだがそれにしてはおかしい。

彼らがあれほど忌み嫌うセシウムを手にしたのだ。その異常性に驚く。

もう一つの可能性は、福島原発の直接的被害者だ。恨みつらみはあるだろう。その恨みなら当然東電にも行うだろう。それがないとすればどういったことか。

この事件はオウム心理教事件と同根の事件だと思う。自作自演を行わなければいけなくなったようだ。

断定はできないからこれ以上は言えない。

人生に答えがないのは誰もがわかっているのに、答えを作れるというのは狂気だろう。