へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

不思議な少年!! その46の1

2009-06-23 17:19:56 | Weblog

イエス、ギリシャの教師を教える!!



 デルファイ(デルフィ)の神託。紀元前1200年より続いていた神託と言われる。日本で言えば、神懸かりである。その内容は、これでは深くは知ることが出来ない。察しが付く御仁も居るかも知れない。内容はともかく、神託の意義と意味について語る。これは興味深い。


 神々が存在する。神々は創造主ではない。神々は上と解することが出来る。人々の上、即ち、精神と言うことも出来れば、先人(祖先)と解する事も出来る。ともかく、今ある人間には、すべからく源流がある。肉体的には先人(祖先)があるし、精神的には先哲が居る。

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 水が高いところ から流れるように、人間にも源流がある。その源流には様々な要素があって、中でも精神が重要である。精神があって物質がある。神託はその偉大なる精神が発 するという。これは興味深い。個々の人間にも個々の精神があるが、その精神は深い。自我はホンの一部である。自我は心の中の深い精神から指示を常に受けて いる。インスピレーションと言うが、それであろう。言わば、個々の人間も神託により揺り動かされているのである。


 この日を持って、神託が語らなくなったかどうかは知らないが、この後は人間が人 間に語るとある。それを人間が正しく理解することは難しい。故に、イエスは殺される原点を観る。『神は人をして語らしむ。』とも言うが、人の語るのを見極 めるのは、高度の純粋さと、見識を要する、と感慨する。 



イエス、ギリシャの教師を教える。アポロと共にデルファイに行き神託を聞く。神託イエスを証言す。イエス、アポロと共にやどり神の生ける神託と認めらる。アボロに神託の不思議を説明す。



 数日問、ギリシャの教師たちは、イエスの語る明快辛辣(しんらつ)な言葉に耳を傾けた。その言うところは十分に理解できなかったとは言え、喜んでその哲学を受け容れた。


 一日、イエスとアポロが海岸を歩いていると、デルファイ神殿の使者が急いで来て言う、「アポロ先生、神託が先生にお告げがあるそうです。」


 アポロはイエスに言った、「先生、あなたがデルファイの神託を見て、その語るのをお聞きになりたいならば、御一緒する。」イエスは彼について行った。教師たちが急いでデルファイに行って見ると、大きな興奮状態がみなぎっていた。


 アポロが神託の前に立つと神託が語って言った、「ギリシャの聖者アポロよ、鐘が十二時を打つ、時代の真夜中が来た。自我の胎内にて時代がみごもる。時代は懐胎し朝日と共に輝かしく生れ、老いた太陽が没すれば、時代はくずれて死ぬ。


 デルファイの時代は、光栄と名誉の時代であった。神々は樹木、黄金、宝石の神託を通して、人間の子らに語っていた。デルファイの太陽は没した。神託は衰えるだろう。人々がもうその声を聞かなくなる時が近づいた。


 神々は人間によって人間に語るだろう。生きた神託は現に聖林のなかに居る。ロゴスが天から来た。(投稿者注:ロゴスlogos=思想) 今より後、わが智恵、わが力は衰えるであろう。今より後、彼イマヌエルの智恵と力が増し加わるであろう。


 すべての教師たちはとどまれ、すべての生物は彼イマヌエルの言葉を聞いてこれをあがめよ。」


 それから神託は四十日間再び語らなかった。祭司も、民衆もおどろいた。人々は遠近から来て、生ける神託が神々の智恵を語り出すのを聞こうとした。



 それからイエスとギリシャの聖者はそこを去った。アポロの家で生ける神託が四十円間語り出した。或る日、アポロはイエスとふたりだけの時言った、

「この神聖なデルファイの紳託は、ギリシャのために、多くの有益な言葉を語りました。どうか、語る者は何ものか、言って下さい。天使か、人間か、生ける神々か。」


 イエス、「語る者は、天使でも人間でも生ける神々でもない。これはギリシャの多くの指導者たちが合して一つの大精神となった無比の智恵です。この大精神は自分に災の本質を自分に取り入れ、そして考え聞き語る。


 これは指導者たちが思想、智恵、信仰、希望で養う間は、生きた魂として残ろう。しかし若しギリシャの指導者たちが国から消え失せれば、この大精神も無くなる。従ってその時となれば、デルファイの神託はもう語らなくなろう。」



【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】

             

             第十部 ギリシャでのイエスの生活と行動  



第四十五章 イエス、ギリシャの教師を教える。アポロと共にデルファイに行き神託を聞く。神託イエスを証言す。イエス、アポロと共にやどり神の生ける神託と認めらる。アボロに神託の不思議を説明す。



1)数日問、ギリシャの教師たちは、イエスの語る明快辛辣(しんらつ)な言葉に耳を傾けた。その言うところは十分に理解できなかったとは言え、喜んでその哲学を受け容れた。


2)一日、イエスとアポロが海岸を歩いていると、デルファイ神殿の使者が急いで来て言う、「アポロ先生、神託が先生にお告げがあるそうです。」

→46の2に続く


不思議な少年!! その46の2

2009-06-23 17:19:27 | Weblog
→46の1より続き

3)アポロはイエスに言った、「先生、あなたがデルファイの神託を見て、その語るのをお聞きになりたいならば、御一緒する。」イエスは彼について行った。


4)教師たちが急いでデルファイに行って見ると、大きな興奮状態がみなぎっていた。


5)アポロが神託の前に立つと神託が語って言った、


6)「ギリシャの聖者アポロよ、鐘が十二時を打つ、時代の真夜中が来た。


7)自我の胎内にて時代がみごもる。時代は懐胎し朝日と共に輝かしく生れ、老いた太陽が没すれば、時代はくずれて死ぬ。


8)デルファイの時代は、光栄と名誉の時代であった。神々は樹木、黄金、宝石の神託を通して、人間の子らに語っていた。


9)デルファイの太陽は没した。神託は衰えるだろう。人々がもうその声を聞かなくなる時が近づいた。


10)神々は人間によって人間に語るだろう。生きた神託は現に聖林のなかに居る。ロゴスが天から来た。(投稿者注:ロゴスlogos=思想)


11)今より後、わが智恵、わが力は衰えるであろう。今より後、彼イマヌエルの智恵と力が増し加わるであろう。


12)すべての教師たちはとどまれ、すべての生物は彼イマヌエルの言葉を聞いてこれをあがめよ。」


13)それから神託は四十日間再び語らなかった。祭司も、民衆もおどろいた。人々は遠近から来て、生ける神託が神々の智恵を語り出すのを聞こうとした。


14)それからイエスとギリシャの聖者はそこを去った。アポロの家で生ける神託が四十円間語り出した。


15)或る日、アポロはイエスとふたりだけの時言った、「この神聖なデルファイの紳託は、ギリシャのために、多くの有益な言葉を語りました。


16)どうか、語る者は何ものか、言って下さい。天使か、人間か、生ける神々か。」


17)イエス、「語る者は、天使でも人間でも生ける神々でもない。これはギリシャの多くの指導者たちが合して一つの大精神となった無比の智恵です。


18)この大精神は自分に災の本質を自分に取り入れ、そして考え聞き語る。


19)これは指導者たちが思想、智恵、信仰、希望で養う間は、生きた魂として残ろう。


20)しかし若しギリシャの指導者たちが国から消え失せれば、この大精神も無くなる。従ってその時となれば、デルファイの神託はもう語らなくなろう。」



【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  


SECTION X


JOD

Life and Works of Jesus in Greece


CHAPTER 45


Jesus teaches the Greek masters. Goes with Apollo to Delphi and hears

the Oracle speak. It testifies for him. He abides with Apollo,

and is recognized as the living Oracle of God.

Explains to Apollo the phenomenon of oraclular speech.



FOR many days the Grecian masters listened to the clear incisive words that Jesus spoke, and while they could not fully comprehend the things he said, they were delighted and accepted his philosophy.

2) One day as Jesus and Apollo walked beside the sea, a Delphic courier came in haste and said,
Apollo, master, come; the Oracle would speak to you.

3) Apollo said to Jesus,
Sir, if you would see the Delphic Oracle, and hear it speak, you may accompany me.
And Jesus did accompany him.

4) The masters went in haste; and when they came to Delphi, great excitement reigned.

5) And when Apollo stood before the Oracle it spoke and said:

6) Apollo, sage of Greece, the bell strikes twelve; the midnight of the ages now has come.

7) Within the womb of nature ages are conceived; they gestate and are born in glory with the rising sun, and when the agic sun goes down the age disintegrates and dies.

8) The Delphic age has been an age of glory and renown; the gods have spoken to the sons of men through oracles of wood, and gold, and precious stone.

9) The Delphic sun has set; the Oracle will go into decline; the time is near when men will hear its voice no more.

10) The gods will speak to man by man. The living Oracle now stands within these sacred groves; the Logos from on high has come.

11) From henceforth will decrease my wisdom and my power; from henceforth will increase the wisdom and the power of him, Immanuel.

12) Let all the masters stay; let every creature hear and honor him, Immanuel.


13) And then the Oracle spoke not again for forty days, and priests and people were amazed. They came from near and far to hear the Living Oracle speak forth the wisdom of the gods.

14) And Jesus and the Grecian sage returned, and in Apollo's home the Living Oracle spoke forth for forty days.

15) One day Apollo said to Jesus as they sat alone,
This sacred Delphic Oracle has spoken many a helpful word for Greece.

16) Pray tell me what it is that speaks. Is it an angel, man, or living god?

17) And Jesus said,
It is not angel, man, nor god that speaks. It is the matchless wisdom of the master minds of Greece, united in a master mind.

18) This giant mind has taken to itself the substances of soul, and thinks, and hears, and speaks.

19) It will remain a living soul while master minds feed it with thought, with wisdom and with faith and hope.

20) But when the master minds of Greece shall perish from the land, this giant master mind will cease to be, and then the Delphic Oracle will speak no more.


【続く】


途轍もないことが、近々起こりそう!!⑥

2009-06-23 16:56:00 | Weblog

経済崩壊は終わったのでも、
小休止しているのでもない!!
進展の過程ある。
それは、
仕掛けられた爆薬が炸裂し尽くすまで終わらない!!



 仕掛けられた爆薬とは何か。国際金融という、カラクリ人形の身体各部に埋め込まれている。実体経済と金融の連関は容赦なく、カラクリ人形だけに留まらず、人間そのものに襲いかかる。


 意味もなく、石油が高騰したり、暴落したりする。土地住宅が高騰し、暴落する。証券が高騰し、紙くず化する。為替に翻弄され、企業収益が一瞬に吹
き飛ぶ。カラクリ人形の所為である。最後に炸裂する爆薬は、CDS(債務保証保険)だという。AIGをてこ入れし、これはすんでのところで、生き長らえ
た。


 あれほど物議を醸したGMもクライスラーも破綻した。多額の公的資金がそのままブラックホールに消えた。多量のCDSが、決済に廻ったはずだ。それ以外の債務は、再生債権として免除されたに違いない。


 ようするに、金融であるから、実体とは違い、数字のやりくりであるから、あるものは思わぬ高収益をもたらし、あるものはなけなしとなる。それを繰り返し、「大恐慌戦略」が進展中である。


 故太田 龍先生の過去版から転載させて頂く。


実況検証

《本日》現在(ただ今速報)

日経平均株価グラフ
始値9,824.17
高値9,855.89
安値9,755.81

 

《今から過去3ヶ月》NYダウと日経


日経平均株価グラフ


円相場(ドル)(ただ今速報)


【転載開始】一月二十日付、ヨーロッパ在住の読者から送られて来た「大恐慌戦略」。そして、それについての若干の論評。

公開日時:2009年01月27日 00時03分
更新日時:2009年02月27日 23時07分


平成二十一年(二〇〇九年)一月二十六日(月)
(第二千六百七十九回)


〇一月二十日、ヨーロッパ在住のある読者有志から送られて来た
「大恐慌戦略」と言う小論説。


〇これは既に、週刊日本新聞ウエブサイトの「論壇」に掲載してあるが、
ここに改めて、引用掲載して、若干の論評を付記する。

 「大恐慌戦略」   http://sv1.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgi

  現在、進んでいる金融危機や大恐慌による世界経済の破壊戦略についてです。

  このやり方、実は三国史に描かれている【赤壁の戦い】で曹操が見事、龐統の計に引っ掛かった【連環の計】現代版です。

  つまり、現代の【連環の輪】は金融システムと実体経済のグローバル化で、非常に強固に世界金融と実体経済システムが結ばれてしまったのです。

  このように、強固に結ばれた各国の金融と実体経済のシステムは、瞬時に各国の金融と実体経済に連動するよう構築されていました。
  そこへ、サブプライム問題という最初のちいさな爆弾の破裂です。

  その時に気づいておればよかったのでしょうけれど、巧妙に張り巡らされた罠は、
  皆をしてそうはさせてくれませんでした。

  これによって、各所に仕組まれた爆薬は次、次と爆発、炎上ー不動産、クレジット、
  債券、株式、商業用不動産証券・・ などの金融資産は炎上し、火の手は早く世界中
  で繋がれた船(金融会社)はどんどん炎上。
  物を作る会社(船)が次々炎上、川底へ沈没して行くでしょう。
  最後にはCDSの破裂が待っている。

  残念ながら、用意周到に準備されたこの【連環の計】から、逃れるすべはない。
  今できることは、いち早く逃げるのみでしょうか。大被害を覚悟の退却。曹操はいち
  早く身の危険を感じ取り。

  単身逃げ延びて助かりました。
  被害状況があまりに大きいために茫然自失し、また火の回りが早く。逃げ遅れ川底に
  沈んだ兵士がほとんどでした。・・しかし曹操は賢かった。

  残念ながら。今までの動きをみると、
  この現代の【連環の計】すべてを焼き尽くすくらいの大きさの爆薬の準備と、火の回り
  の速さを持っているようです。

  そうなると、残る道は一刻も早く一致団結、船が沈没したり、炎と煙に道をふさがれる
  前に逃げおおせ、体制を組みなおす道しか残されていないような?

  敵を知ることが大事ですが・・いろいろな、情報やニュースを見ると、彼らは、今回す
  べてを焼きつくそうとしているように見受けられます。

  今は、皆がいち早く逃げないよう、甘言や甘い(オバマ)を希望をちらつかせ船から離れ
  ないようにしていると感じます。

  早く退却を待ったなしの、をです。逃れる道だけを見つめて・・・・・

  [原文ママ:引用終わり]



〇この人は、比較的長期に、ヨーロッパで生活して居られる方のようである。


〇最近、コールマン、アイクの日本語版を注文されて読みこなし
目が開かれたと言っておられる。


〇ここでは、あの有名な「三国志」の「赤壁の戦い」と、そこで用いられた「連環の計」
が引き合いに出されている。



〇「三国志」は、吉川英治著によって、日本の広い読者層に知られるようになり、


〇更に、横山光輝のマンガ本「三国志」(全六十巻)もある。


〇横山本では、「赤壁の戦い」は、第十三巻にある。


〇たしかに、今のイルミナティサタニスト世界権力の作戦は、「赤壁の戦い」に於ける
「連環の計」を連想させるであろう。


〇三国史記の時代、日本は、「ヒミコ」より以前である。


〇国家社会の発展段階では、日本は、当時の中国と比較にもならない。


〇従って、「赤壁の戦い」を日本人は、到底、実感することは出来ない。


〇今、イルミナティが、展開しつつある全世界を焼き尽くすべき現代版
「連環の計」についても、


〇これは、同時代的に進行しつつあるにも拘らず、日本人にとっては、
ヒミコ以前の日本人が赤壁の戦いを実感出来ないのと同じ。


〇まるで現実感覚を持ち得ないであろう。


〇それは何故なのか。


〇ともかく、前出の小論説「大恐慌戦略」の結論は、


〇「三十六計、逃げるに如かず」。


〇曹操はいち早く逃亡したのであるが、


〇今、どうなのか。


〇一九七一年、即ち、三十八年前に出版した拙著。
「辺境最深部に向って退却せよ」(三一書房、絶版)を想い出す。


〇しかし、「辺境最新部」とは、何なのか。


〇超古代東洋の思想は、
それを「無」「空」としたのだが。


(了)


【転載終了】