へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

逝ったマシュー君の天界からのメッセージ!!⑲の1 

2009-04-27 13:52:17 | Weblog

逝ったマシュー君の天界からのメッセージ!!第19弾
光と闇、そしてバランス........。
  
確かに、マシュー君のメッセージには真実がちりばめられている。  
それを、判断するのは、自分自身だ。人から強要されるものではない!!
 



 投稿者は、これまでにメッセージを通じて、又、熟読玩味して、真正且つ高い叡智の真実のメッセージであると断言出来る。しかし、だれにも強要する
つもりはない。何故、そう判断するかについてであるが、その根拠と証拠を提示することは、はなはなだ難しい。それはその内容たるや、あまりに高い次元のもであるから、其処此処に斯く在りというものではないからである。


 丁度、宇宙があり、人間以外の宇宙人が存在する、と言っても、それはほとんど論理的には正しいが、示すことは出来ない。寧ろ、宇宙人など居ないと言う方が、論理的には暴論である。居ないと言うことを立証出来る手段はない。


 人間が存在する。人間は宇宙に存在する。人間は宇宙人である。無限の宇宙には、無限の可能性が有るわけであるから、人間が存在する以上、宇宙人は存在する可能性は高い。人間以外は存在しないという事は、やけっぱちの暴論である。


 と同じで、マシュー君のメッセージするところは、証拠はないが真正なものであると思われる。敢え て根拠と言えば、首尾一貫性がある、論理性に適っている、道義に適っている、そして、人間としての願いに適っているからである。願いと言っても、利己的な 願いなどではない。敢えて言えば、万民の願いに適っているからである。


 神は存在するか? 証明しようがない。しかし、愛は存在するか? 誰しも存在すると感じている。それと同じで、マシュー君のメッセージは、愛の存在を感じるからである。それ以外の意図も策略も感じられない。そう思う人もいるが、投稿者は意見を異にする。


 当然、慎重に吟味することを否定はしないが、それ以上に、学ぶべき示唆ははるかに大きいと実感している。


【転載開始】木曜日, 4月 16, 2009

Genmorita


玄のリモ農園ダイアリー より

マシュー君のメッセージ(19)

”スピリチュアルな再生はよりシンプルなライフスタイルを求めること”


”光が人間性を基本的に変化させている証拠”


今回のメッセージでもっともこころに響いた言葉です。そして、私たちが実践して来たリモ農園での暮らしがあたかも認められたようでなにか嬉しい気持ちもあります。


あらゆる出会いに感謝!!


****************************************

Matthew01_2


2009年4月9日


尽きる第三密度エネルギー、地球アセンションの進展、進化したテクノロジーに適ったよりシンプルなライフスタイル、人間性の進化、コンティニウムの”時間”、黄金時代の暮らし、バランス経験のために繰り返す転生、サイキックの情報源、メッセージ内容の繰り返し


1. 今日はマシューです。このステーションにいるすべての魂から心からのご挨拶をします。あなたたちの惑星の上 に、そしてその周りに絶え間なく光が強さを増しているのに、それとは相容れないようないろいろな出来事が起きて決定がなされていることにあなたたちがとま どっているのが見えます。世界中の様々な国で改革が進んでいる証拠がありますが,同時に相変わらずいつものように、同じ強硬姿勢の政府もあります。僕たち の愛する地球家族の皆さん、今のこの分岐点では、第三密度エネルギーの流れがそれ自身を使い切るまで、混乱がつづくのは避けられないことなのです。


2. 世界レベルと個人レベルであらゆるものが加速され、人間の性格や行動が極わだって来ているの を見聞きし、また経験していることでしょう。これらの宇宙の光の勢力が一緒になって、闇が人間たちをコントロールしていることを一般の目に明らかにしつつ あります。そして同時に、光にこころと気持ちを開く人たちの数が増えています。究極的には、光の存在になった人々が素晴らしい世界で平和に暮らし、自然の 豊かさを分かち合うことでしょう。それはあなたたちにすでに約束されたことです。コンティニウム(時空連続体)ではすでに存在していることが,地球時間の線形時間内でいま起きつつあるのです。


3. 僕たちには“トンネルの向こうに”地球の黄金時代の光が見えているので大喜びしているのです が、そうは言っても改革が思ったように急速に進まないのでがっかりしている人たちがいるのも見えます。エネルギーの低い第三密度世界から第四密度世界まで すっかり変容するというこれだけの規模の変化は急速には起きません。このプロセスは出発点から最終目的地まで直線的に進まないのです・・変化を望む声が大 きく力を得てくれば、変化に反対する者たちは既得権を守ろうと抵抗する力を増すでしょう。地球の場合、後者のグループの中には自分たちが闇の支配にあった ことを気づいてそれを振りほどいた人たちもいますが、一方で、いま起きている地球規模
の改革に反抗しても無駄だということを受け入れない者たちもいます。ですから、闇の残党がぼろぼろになって消え、光の存在に勝利があがるまで、これからの道程はジグザグに進むことがつづくでしょう。


4. これを地球の線形時間枠に置いてみましょう。多くの宇宙文明社会の進化の過程では、第三から 第四密度に移行する期間は、あなたたちのカレンダーで言えば何千年、時には何十万年も掛かるのです。それにくらべて、地球がそれを開始したのはわずか70 年前です。それ以来、ものすごい変化が起きていて地球を第四密度に押し進め、それが2012年に完了するのです。あなたたちの“時間”感覚ではどんどん速 くなって来ていることも含め、あらゆるものが加速されていて、もうあなたたちはそこにほとんど着いています。地球のアセンションはこの宇宙内でもこれまでにもなかった未曾有の、驚くべきスピードで起きていることなのです。


5. そして、じつは第四密度が地球の目的地ではありません・・第五密度まで行くのです。そこまで つづく旅の暮らしはさらに素晴らしいものになるでしょう。このことを心に留めていれば、まだ残っている闇が消えて行く最後の移行段階でいろいろな出来事が 起きて来ても、我慢がもっとしやすくなるでしょう。それに、これまでもずっとそうでしたが、最も影響力ある目標と成果は人々の目に触れないところで起きて います。草の根運動から国際的な活動まで、あらゆる前進的な変化のサインがあることを見てそれに感謝する
ことが、あなたたちの大きな恩恵になります・・感謝のこころの光は精神を向上させる驚くようなパワーがあるのです。

→⑲の2に続く


逝ったマシュー君の天界からのメッセージ!!⑲の2

2009-04-27 13:51:42 | Weblog
→⑲の1より続き

6. それでは、いくつかの質問に喜んで答えることにしましょう。


7. 人々が家庭菜園を始めたり、小さな共同農園を造ったり、地域共同体の絆を強めたりしていますが、このようなよ りシンプルなライフスタイルは、あなたが言った長い間抑えられて来たテクノロジーが世に出ることとさらに多くが宇宙の存在たちによってもたらさせることと どう結びつくのですか?


ある人たちはこころの声に従ってよりシンプルなライフスタイルを選択しています。また、ほかの人た ちはそれが経済的にとても有効な方法であることを発見しています。でも、よりシンプルで共同してやっていくライフスタイルを始めることは、ひとつの選択と か経済的に納得行く方法だからという以上の意味があるのです・・それは、光が人間性を基本的に変化させているという証拠だからです。


8. 何十億の人々が最低生活水準以下の暮らしや奴隷として苦しんでいることが主要マスコミからは隠されている一方で、すべてものものと多くの人々を扇動してきた過去半世紀にわたる徹底した広告宣伝に対して、魂の最
も ベーシックな人間性が打ち勝っています。”最新の流行を追う”といったことが時代遅れになって来ている今、貧しい人たちへの人道的支援や奴隷貿易を止めよ うという気運が急速に盛り上がって来ています。主要マスコミと娯楽の多くは、戦略的に暴力を広げ,同時に無感動無関心を生み出し、そして戦争を美化して” エイリアン宇宙人”を恐れるように操作されています。その様々な企みが今や目標を見失っています。今ますます多くの人々が戦争と殺戮の終結を呼びかけ、マ スコミを信じなくなり、そして友好的な宇宙人たちがすぐそこに来ていることを信じ始めています。宗教的ドグマ(教義)は真のスピリチュアリティ(霊性)の 出現に取って代わられつつあります・・それはあらゆる人々は魂レベルで神とそしてお互いに不分離であることに気づくことです。これらの変化はすべてスピリ チュアルな再生の証拠で、それにはよりシンプルな暮らしを求めること、そしてもちろん、それに伴うテクノロジーもそこに必要とされる場所があります。地球 の線形時間が進むにつれ・・あなたたちの集合意識が宇宙のコンティニウム(時空連続体)に近づくにつれて、それは信じられない速さで進んでいます・・あな たたちのこころに最も響く選択が、あなたたちの想像を超えるスピードと機能をもつはるかに高度なテクノロジーと完全に調和することが分るでしょう。


9. この一時的状況に関する読者からのコメントと質問をまとめました。


私たちは、”今を”生きよと教えられています。でも経験から学ぶために、“現在の”思いに過去を忘 れないでおくことは必要ではありませんか?また、成り行きに任せてしまうよりも、未来に計画を立て積極的にした方が実際的ではないでしょうか?黄金時代が すでに実現しているということですが、私たちがよりよい世界をビジョンすることで、それが具現化されるというのであれば、いま私たちがそのようにすることでそれがどのように影響するのでしょう?


10. あなたたちのDNAに埋め込められた細胞記憶は線形時間の概念で構築されているために、あ なたたちの歴史が記録したこと、これまで経験したこと、この瞬間に起きている自分自身と世界のこと、そして思っていることがどうなるかと期待することは、 その基準枠でしか理解されません。最近のメッセージで、DNAの変換によって人類の”低能化”が起きた事、そして老化、死、線形時間はその一部だと話しま した。あなたたちの細胞記憶が本来の状態に回復されないかぎり、あらゆるものは過去にあると同時に今にあるという宇宙のコンティニウムを理解できないで しょう。でもそれが光の吸収によって可能になりつつあるのです。


11. これについて僕たちができるベストな説明はこうです:コンティニウムの中では、あなたたち が思う過去、この瞬間、未来とは、実際、あなたたちのあらゆる思考、感情、行動によってあなたたちが創造している一連の出来事なのです。”輪廻”とは、同 時に起きている魂の多重的転生のことです。ですから、ある人は他の転生を覚えていたり、ほかの転生での経験が今の人生に影響したり、そして今のあなたたち の選択が他の転生に影響を
与えることができたり、また与えるのです。


12. あなたたちがもっとも最近の生前の合意で地球の黄金時代への移行に参加することを選んだ時 には、これを分っていたはずです。これを知っているからこそ何十億の多くの魂が動かされ、地球に転生して彼らの経験のすべての力を貢献したいと願ったので す。このマスタープランの一部に選ばれた者たちは、この地球転生で自分たちの考えと感情がもたらす活動によって、この惑星の第三密度を終わらせ、黄金時代に導く手助けができることを確信していました。


13. しかしマスタープランの立案者たちが偉大な叡智によって予想していたことは、実際の肉体生 に於ける困難な状況に直面すると、自己の直感やひらめきと気づきに従って勇敢に魂の合意を守る人たちがいる一方で、こころを閉ざして行き詰まり、そのため に肉体を持った時にはスピリチュアルに感じていた意識の向上が妨げられる人たちがいるであろうことです。それで、マスタープランには他の宇宙文明人たちか らの多くの異なる方法による支援が含まれているのです。彼らは、直感的に魂の合意に従っている地球人類を助けて、そのビジョンするより良い世界を創造する手伝いをします。


14. あなたたちの意識向上のこの段階では、線形時間はまだしっかりとありますが、それも使い方 を変えることができます。例えば、過去の経験から学ぶということは、無謀な決断を避けるからとあなたたちの思考の最重要なものにしておく必要はありませ ん。同じ状況に対しても、以前の反応より、今回の自動的な反応の方が賢い場合があります。常に、あなたたちの直感に従うことは・・今ある状況がなんであ れ、即座に反応することです・・新しい状況に過去のどの経験が当てはまるかと分析することよりはるかにあなたのためになります。


15. 私たちが黄金時代を私たちの思いなどによって創造しているわけですが、そこにはたくさんの異なる文化や考えや信条があります。誰もが満足するようになるとどうして確かに言えるのでしょう?


16. 僕たちは確かにそう言えます。なぜなら、僕たちのいるところからその世界が見えるだけでな く、そこに訪れているからです。もっと確かに言えば、光を吸収した人たちだけが黄金時代の高い波動の中で肉体を持って生き残れます。そして、その波動は愛 と平和とハーモニーそして自然すべてを敬うことです。そのような素晴らしい環境にいて満足できない人は想像できませんが、この質問者と同じ考えの人はその 世界の暮らしについて読むことを勧めます。(2008年7月2日マシュー君のメッセージ(6)“2012年についてのエッセイ”)


17. あなたの二つのメッセージはどう両立するのか説明して下さい。”バランスしているものは唯一光だけです”と”バランスは光と闇の融和です”。 また、”魂のあらゆる転生のゴールはバランスを達成し、神と再統合することです”という意味を説明して下さい。

→⑲の3に続く


逝ったマシュー君の天界からのメッセージ!!⑲の3

2009-04-27 13:51:06 | Weblog
→⑲の2より続き

18. 神・・この宇宙の至高存在をどう呼ぼうと・・は創造主のバランスある純粋な光と愛のエネル ギーエッセンスの一部です。そしてこの宇宙の肉体を持つあらゆる魂は、経験する形としての神の”個人的”な一部です。そのようにして、それぞれの魂はバラ ンスされたエネルギーを持って肉体生に転生してくるのです。そこにはその”始まり”の完全なる気づきがあり、それぞれのゴールは、その“自我”が魂レベル の導きに従うことで、バランスを保つことです。けれども、子どもが親の期待に応え、そして後年には権威者や仲間、社会に順応するに従って、忘却の”ベール ”が魂の気づきと自我の意識的知識のあいだに降りてしまうのです。


19. そのベールは神の意図によるものです。そうすることで、それぞれの肉体生が全宇宙において 幅広い多様な経験を通してもたらされるスピリチュアルで知的な成長に前進することができるのです。創造主の宇宙の法則である自由意思と莫大な幅をもつ意識 レベルの選択を持って、魂が肉体化するたびに、次のより高い存在に進化するために必要なバランスを得る無制限の機会が与えられます。この進化のプロセスは 宇宙全体のすべてのステーション(場)にいるすべての肉体を持つ魂に与えられています。幾代にも渡る闇の影響に屈して、地球住民の集合意識が数千年にわ たって急激に堕ちたために、彼女(地球)の人間たちが光を受け入れて第四、そして第五密度へと元に戻りつつあるのです。


20. さて、すべての参加者は生前の合意で、それぞれの役割を選んでいます。それは、お互い分か ち合う転生において他のすべてに対する無条件の愛が基盤になっています。第三密度での穴埋めをすること、また終わっていないカルマ学習を完成させることで バランスある経験に導くことを通して、この合意は参加する魂がすべて恩恵を受けるようになっているのです。必要があって、ある魂の役割はふつうよく”闇” と呼ばれる範囲になりますが、それは光の反対にあるように見えるからです。でも、闇は光がないことで
す。そして、光と愛は同じエネルギーでただ単 に現れの違いですから、闇とは愛がない状態と言えます。闇パワーに捉えられた人を癒す唯一の方法は、その”空隙”を、魂の根源的エッセンスである愛で埋め てやることです。ちょっと話が逸れてしまいましたが、これは重要なポイントです。


では、”闇”や”悪者”を演じてやることで相手の魂にバランスを達成する機会を与えることに合意す る魂の話に戻りましょう。例えば、ある転生である人が戦士として敵の戦士を虐待し殺すときは、べつの転生ではこの二人の役割が逆になり、それぞれのバラン スを達成する機会を得るのです。魂のレベルで、それぞれが異なる転生で相手のために両方の役割を演じることを進んで引き受けるのですから、光と闇の融和が できるのです。これはこの惑星地球上の何十億の魂すべてだけでなく、僕たちの宇宙全体にいる計り知れない数の魂すべてに言えることです。あらゆる天体もひ とつの魂だと考えれば、なぜ宇宙が絶え間なくバランス運動をしているのか理解できるでしょう。


22. 神との再統合とは、すべてがひとつというワンネスにあって、私たちが不可分であることの始まりに、完全なる 気づきをもってただ戻ることです。高い密度にいる宇宙文明人たちはこのことを知っていますが、第三密度の意識はこの知識を妨げているのです。そしてその代 わりに、人間は誰でも皆孤立していて、神から離れた存在だと広く信じられています。あるいは、神の存在をまったく信じていません。


23. 私の人生に起こることについてあるサイキック(霊能者)の予言はいくつかは当たっていましたが、ほとんどは違いました。サイキックの情報はどこから来るのでしょう。そして正しかったり間違っているのは何故でしょう?


24. スピリチュアルに高く進化したサイキック能力のある魂は”予言”をしません。僕がこれから 説明するのはそのような能力を持った人たちのことです。というのは、このサービスをしている多くの人たちにはそのような高い能力がないからです。依頼人の データをはっきりと”リーディング(読み取り)”していると思っているかもしれませんが、その能力が充分でなかったり、明晰性を妨げるなにかストレスの掛 かる状況でリーディングをしているのかもしれません。偽っていることを知りながらやっている人たちは、巧みに依頼人から情報を引き出し、それに尾ひれを付けてリーディングするのです。


25. さて、あなたたちが情報を求めることが“鍵”になって、サイキックリーダーやサイキック仲 介人や霊媒があなたたちのアカシックレコード・・あなたたちのすべての転生記録・・に入ることになりますが、それはそれ以外は厳重に”封印”されていて、 あなたたちの魂でも入ることはできないのです。これは保護対策であって、利己的な魂によって勝手に記録が改ざんされないようにするためです。愛の絆のエネ ルギーと同様に、必要とあればどこにでも助けに行くという魂たちの使命のために、他の多くの魂たちがリーディングをしにやって来ることがあります。霊体の 家族や友人たち、あなたたちの守護天使、スピリットガイド(注:天使以外の肉体のない存在)、あなたたちが他の転生で一緒にいた肉体を持つ宇宙文明人の魂 です。また、サイキックは自分自身の特別な情報源(ソース)からあなたたちのデータを受け取るかもしれません。また、稀に見る場合ですが、宇宙のこころに 直接コンタクトすることもあります。その入力すべてがあなたたちの個人的な可能性の場エネルギー・・その点でのあなたたちの人生のあらゆる思い,感情、行 動のエネルギー・・に加えられます。リーディング時点における人生の様々な領域でのエネルギー運動量が可能性、確率性そして確実性を示すのです。明晰なサ イキックはどれがどれかを認識できます。さて、そのリーディングの後のあなたたちの自由意思による選択とエネルギーの集中が、あなたたちの可能性の場に影 響していきます。ですから、リーディングの時には確かなことであっても、単なる可能性になったり逆になったりすることもあります。それをあなたたちは”間違った予言”と思うのです。


26. 僕が今言ったサイキックのような人たちからの個人的データは実際一人ひとりにとても役立て ることができます。もしそうでなかったら、地球にはこのような特別な才能に恵まれた人たちはいないでしょう。あらゆるものは何か目的をもって存在している のですから。これから僕が言うことはそのような情報をもたらすものとは関係ありません。あなたたちの世界で、あまりにも多くのことが起きているこの時期 に、もっと頻繁にメッセージが欲しいと読者が言って来ています。中には週ごとの最新情報はどうかと言う人もいます。それは出来ないことをあなたたちが理解することが重要です。


27. このメッセージの目的は常に、今地球に起きていることと繰り返される幾多の転生の理由を宇 宙的な意味で説明して、スピリチュアルな導きを与えること、そしてあなたたちが創造する手助けをしようと地球に来たその世界を垣間みえるようにすることで す。僕たちは、あなたたちが何故素晴らしいパワーある魂なのかについて、光と闇の相反するエネルギー力について、光の吸収の決定的な重要性について、そし て僕たちの宇宙ファミリーメンバーたちがあなたたちを支援している基本的な方法について話しました。僕たちは第三密度ではないスピリチュアルな世界と肉体 をもった宇宙文明人たちの暮らしについて、何故宗教的ドグマ(教条)が造られたか、そして
思考のパワーと恐れのパワーについて説明しました。


28. メッセージのいくつかには、神による”私とはだれか”の説明とESARAの詳しい話といっ た重要な情報をより広範囲に得られるように、”マシューブック”からの抜粋が含まれています。このメッセージは国の政治や経済の公開討論の場としてあるわ けではありませんが、それらの話題は、黄金時代のマスタープランの中でそれらが注目に値する範囲で扱われています。僕たちは希望と楽観と勇気を与える中 で、核戦争が起きないことや地球の陸地や海の大部分では大きな変化がないこと、そして、2012年までの移行時期の間には環境破壊からワクチンや低周波波 動、不正な法律、そして他の恐ろしい支配といったものに到るあらゆる害を与えるものが世界中でなくなるのは確かだと言いました。


29. この総合的な情報と90にもなるメッセージで送られたさらに多くの情報は時間を超えていつ でも啓示的な価値があります。すべてはお互いに関係しているので、その多くが何度も繰り返して言われています。ですからその点で言えば、”僕たちの仕事は 終わった”とも言えるでしょう。けれども終わっていないところがあります。僕たちの主な目的の一つは、あなたたちが外に情報を依存することを止めさせて、 自己のうちに求めるように仕向けることです・・あなたたちの答えはあなたたちの魂のうちにあるのです。あなたたちは持って生まれた見極める能力を開発し、 直感を信じることで答えを見出すことができます。魂のこの本質的な進化レベルに到達するためのガイドラインを話してあります。


30. 要するに、最新情報を頻繁に出すことは今の報道記者たちの仕事で
す。そのような考 えは僕たちにはまったくありません・・スピリチュアルな情報提供の使命と目的に反することになります。魂のレベルで、そしてもう今では意識レベルでもなっ ていて欲しいですが、僕たちとあなたたち全員が合意した通りに、僕たちがあなたたちのためにここにいることをあなたたちは知っています。それは、自己発見 の転生の旅の途上のあらゆる瞬間に、癒すエネルギーである僕たちの愛があなたたちと共にあることです。

_______________________________

スザンヌ・ワード著
原文:Matthew's Message
訳文責: 森田 玄

【転載終了】


不思議な少年!! その20 ①

2009-04-25 09:44:03 | Weblog

イエス十二歳宮に居る、律法の博士と議論す!!




 聖書によると、

《ルカによる福音書 / 2章 46節~50節
そして三日の後に、イエスが宮の中で教師たちのまん中にすわって、彼らの話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。聞く人々はみな、イエスの賢さやその答に驚嘆していた。 
 
両 親はこれを見て驚き、そして母が彼に言った、「どうしてこんな事をしてくれたのです。ごらんなさい、おとう様もわたしも心配して、あなたを捜していたので す。」するとイエスは言われた、「どうしてお捜しになったのですか。わたしが自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか。」 
 しかし、両親はその語られた言葉を悟ることができなかった。》

とある。イエス幼少年期のこれぐらいでなかろうか。


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 イエスが立派のは、素晴らしいその智恵と行為にある。決して、素晴らしいとされるから立派なのではない。それは聖書からも窺える。が、十全ではない。滑落しているからである。取りわけ、少年期、青年期については皆無と言っていい。それは仕方のない部分もある。


 最も活躍した時期は30代。最も物議を醸した時期でもある。故に、大きく注目され、且つ又、攻撃も受けたであろうが、記録も多く留められたであろう。それまでは、知る人ぞ知るが、大きくは知られても居なかったであろうし、知るものは近親者若しくは関係する一部の取り巻きしか居ない。その取り巻きは、必ずしも、イエスの偉大性を予見してものばかりではない。当然である。


 幼きイエスを前にして、サンヘドリンの首長ヒレルの素直な姿勢が微笑ましい。そのサンヘドリンが、後にイエスを十字架に架けるのである。




 再びニルサレムの大祭となり、ヨセフとマリヤがその子を連れてそこに行った。時にイエス十二歳。エルサレムにはユダヤ人と諸国の改宗者が集まっていた。


 イエスは宮の広問で祭司と榑土の中に座を占めていた。そしてイエスは予言書を開いて読んだ。


 「禍なる哉ダビデの住みし町、アリエルよ、禍なる哉、われアリエルの武装を解かん、かくて、アリ エルは嘆きて啼(なげ)かん。われ仇(あだ)のとりでをもてこれをとりかこまん。かくてわれこれを低くし、これは地より語らん、狎(な)れ狎れしき(=慣 れ慣れしき:同義)巫女の如く、声なく抑えて語らん、ただささやきて語らん。


 その時無数のあだは、塵のごとくにわかにおそい来らん。万軍のエホバは雷電、暴風、地震、焼き尽 す焔をもておそい来らん。見よ、これらすべての民らはわれを捨てたり。口をもてわれに近づき、口唇をもてわれをうらやめども、その心はわれに遠ざかれり。 われをかしこみおそるるは人の誠命(いましめ)によりて教えられしのみ。


 この故にわれこの民イスラエルのなかにて、奇しき息を吹きかけん。智者の智恵は失せ、さとき者のさときはかくされん。)わが民はおのがはかりごと
の見られざらんために、これをエホバに深くかくさんとす。彼らは夜の暗きにありておのが仕事をかくさんとして言う、誰が今われを見んや。誰か今われを知らんやと。


 あわれおろかなる考よ、造られし者が造り主に、彼は無用な者、われは自らを造れりと言うを得んや。また壷(つぼ)は口を開き、陶工に向って、なん
じにたくみなし、なんじは何も知らずと言うべきや。されど、永くはかかることあらじ、やがてレバノンは肥沃の良田となり、良田は変じて小森となる時来らん。


 その日みみしいは神の言葉を聞き、めしいは神の記録書を読まん。苦しめる者はなぐさめられてよろこびにあふれ、すべて乏しき者は満たされ、すべて愚かなる者はかしこくならん。)民は帰り来て聖なる者を聖別し、心のなかの心にて、見よこれをあがめまつらん。」(イザヤ書二九)


 イエスがこれだけ読みおわると、書をそぱに置いて言った、「あなたがた、律法の先生たち、この予言者の言葉を解釈して下さいましょうか。」


 ヒレルは律法教師たちのなかに居ったが、立ち上がって言った、「恐らく今この言葉を読んだ若いラボニが解釈者でありましょう。」


 そこで、イエスは言った、「予言者の言うアリエルとはわれらのエルサレムです。利己主義と残酷とによって、この民はエロヒムに対して悪臭となった。予言者は遠くから今の時代を見て、この時代をかく言いました。


 われわれの博士、律法家、祭司、学者は、自分たちは賛沢に暮らしながら、貧民をしいたげています。イスラエルの犠牲や供物は神にはいまわしい物に過ぎない。神の求め給うただ一つの犠牲は自我です。人が人に対してかかる不正、残酷な行為をするから、聖なる方はこの国民について言います。

 

 『見よ、われ覆(くつがえ)さん、然り、くつがえさん、くつがえされん。その権威を持つ者の来るまで、その跡形(あとかた)さえも残らざらん。』(エゼキエル書二一・二七)


 全世界には一つの正義の律法があります。これを破る者は悩みを受けます。神は正しいからです。イスラエルは逢かに迷い出しました。公正と人間の権利を顧みません。されば、神はイスラエルを改革して、再び聖道に帰ることを求め給います。


 しかし若しわれらの民が神の声を聞かねば、見よ、遠くからもろもろの国民が来て、エルサレムを掠め荒し、われらの 宮をこぼち、われらの民を外国に捕虜として連れて行きましょう。)しかし、これは永く続かない。たとい遠く広く散らばり、飼う者なき羊の如く、地上の国民 の間に此処彼処(ここかしこ)にさまようとも、


 神は捕(とら)われの群集を連れ戻す時が来ましょう。イスラエルは帰って来て、平和に住みます。かくて数年の後、われらの宮は再び建ち、神のあがむる者、心の清き者の喜ぶ者が来て神の家を誇りとし、正義を以て支配するでしょう。」


 かく語ってイエスは座をはずした。人々はみなおどろいて言った、「これは屹度(きっと)キリストだ。」



【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】


第五部 イエスの幼少時代と初期の教育

第十九章 イエス十二歳宮に居る。律法の博士と議論す。予言者の書を読む。ヒレルの求めに応じて予言を解釈す。

1)再びニルサレムの大祭となり、ヨセフとマリヤがその子を連れてそこに行った。時にイエス十二歳。


2)エルサレムにはユダヤ人と諸国の改宗者が集まっていた。


3)イエスは宮の広問で祭司と榑土の中に座を占めていた。


4)そしてイエスは予言書を開いて読んだ。


5)「禍なる哉ダビデの住みし町、アリエルよ、禍なる哉、われアリエルの武装を解かん、かくて、アリエルは嘆きて啼(なげ)かん。


6)われ仇(あだ)のとりでをもてこれをとりかこまん。


7)かくてわれこれを低くし、これは地より語らん、狎(な)れ狎れしき巫女の如く、声なく抑えて語らん、ただささやきて語らん。


8)その時無数のあだは、塵のごとくにわかにおそい来らん。


9)万軍のエホバは雷電、暴風、地震、焼き尽す焔をもておそい来らん。


10)見よ、これらすべての民らはわれを捨てたり。口をもてわれに近づき、口唇をもてわれをうらやめども、その心はわれに遠ざかれり。われをかしこみおそるるは人の誠命(いましめ)によりて教えられしのみ。


11)この故にわれこの民イスラエルのなかにて、奇しき息を吹きかけん。智者の智恵は失せ、さとき者のさときはかくされん。


12)わが民はおのがはかりごとの見られざらんために、これをエホバに深くかくさんとす。彼らは夜の暗きにありておのが仕事をかくさんとして言う、誰が今われを見んや。誰か今われを知らんやと。


13)あわれおろかなる考よ、造られし者が造り主に、彼は無用な者、われは自らを造れりと言うを得んや。

→②に続く


不思議な少年!! その20 ②

2009-04-25 09:43:23 | Weblog
→①より続き

14)また壷(つぼ)は口を開き、陶工に向って、なんじにたくみなし、なんじは何も知らずと言うべきや。


15)されど、永くはかかることあらじ、やがてレバノンは肥沃の良田となり、良田は変じて小森となる時来らん。


16)その日みみしいは神の言葉を聞き、めしいは神の記録書を読まん。


17)苦しめる者はなぐさめられてよろこびにあふれ、すべて乏しき者は満たされ、すべて愚かなる者はかしこくならん。


18)民は帰り来て聖なる者を聖別し、心のなかの心にて、見よこれをあがめまつらん。」(イザヤ書二九)


19)イエスがこれだけ読みおわると、書をそぱに置いて言った、「あなたがた、律法の先生たち、この予言者の言葉を解釈して下さいましょうか。」


20)ヒレルは律法教師たちのなかに居ったが、立ち上がって言った、「恐らく今この言葉を読んだ若いラボニが解釈者でありましょう。」


21)そこで、イエスは言った、「予言者の言うアリエルとはわれらのエルサレムです。


22)利己主義と残酷とによって、この民はエロヒムに対して悪臭となった。


23)予言者は遠くから今の時代を見て、この時代をかく言いました。


24)われわれの博士、律法家、祭司、学者は、自分たちは賛沢に暮らしながら、貧民をしいたげています。


25)イスラエルの犠牲や供物は神にはいまわしい物に過ぎない。神の求め給うただ一つの犠牲は自我です。


26)人が人に対してかかる不正、残酷な行為をするから、聖なる方はこの国民について言います。


27)『見よ、われ覆(くつがえ)さん、然り、くつがえさん、くつがえされん。その権威を持つ者の来るまで、その跡形(あとかた)さえも残らざらん。』(エゼキエル書二一・二七)


28)全世界には一つの正義の律法があります。これを破る者は悩みを受けます。神は正しいからです。


29)イスラエルは逢かに迷い出しました。公正と人間の権利を顧みません。されば、神はイスラエルを改革して、再び聖道に帰ることを求め給います。


30)しかし若しわれらの民が神の声を聞かねば、見よ、遠くからもろもろの国民が来て、エルサレムを掠め荒し、われらの宮をこぼち、われらの民を外国に捕虜として連れて行きましょう。


31)しかし、これは永く続かない。たとい遠く広く散らばり、飼う者なき羊の如く、地上の国民の間に此処彼処(ここかしこ)にさまようとも、


32)神は捕(とら)われの群集を連れ戻す時が来ましょう。イスラエルは帰って来て、平和に住みます。


33)かくて数年の後、われらの宮は再び建ち、神のあがむる者、心の清き者の喜ぶ者が来て神の家を誇りとし、正義を以て支配するでしょう。」


34)かく語ってイエスは座をはずした。人々はみなおどろいて言った、「これは屹度(きっと)キリストだ。」



【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  


SECTION V


HE


Childhood and Early Education of Jesus



CHAPTER 19


Jesus at the age of twelve in the
temple. Disputes with the doctors of the
law.

Reads from a book of prophecy. By
request of Hillel he interprets the prophecies.



AGAIN the great feast in Jerusalem was on, and Joseph, Mary and their son were there. The child was twelve years old.

2) And there were Jews and proselytes from many countries in Jerusalem.

3) And Jesus sat among the priests and doctors in the temple hall.

4) And Jesus opened up a book of prophecy and read:

5) Woe, woe to Ariel, the town where David dwelt! I will dismantle Ariel, and she shall groan and weep:

6) And I will camp against her round about with hostile posts;

7) And I will bring her low and she shall speak out of the earth; with muffled voice like a familiar spirit shall she speak; yea she shall only whisper forth her speech;

8) And foes unnumbered, like the grains of dust, shall come upon her suddenly.

9) The Lord of Hosts will visit her with thunder and with tempest, and with storm; with earthquake, and with devouring flames.

10) Lo, all these people have deserted me. They draw to me with speech, and with their lips they honor me; their hearts are far removed from me; their fearfor me is that inspired by man.

11) And I will breathe an adverse breath upon my people, Israel; the wisdom of their wise men shall be lost; the understanding of their prudent men shall not be found.

12) My people seek to hide their counsel from the Lord, so that their works may not be seen. They fain would cover up their works with darkness of the night, and say, Who sees us now? Who knows us now?

13) Poor, foolish men! shall that which has been made say of its maker, He is naught, I made myself?

14) Or shall the pot speak out and say to him who made the pot, You have no skill; you do not know?

15) But this will not forever be; the time will come when Lebanon will be a fruitful field, and fruitful fields will be transformed to groves.

16) And on that day the deaf will hear the words of God; the blind will read the Book of God's Remembrance.

17) And suffering ones will be relieved, and they will have abundant joy; and every one that needs will be supplied; and it will come to pass that all the foolish will be wise.

18) The people will return and sanctify the Holy One, and in their heart of hearts, lo, they will reverence him.

19) When Jesus had thus read he put aside the book and said,
You masters of the law, will you make plain for us the prophet's words?

20) Now, Hillel sat among the masters of the law, and he stood forth and said,

Perhaps our young rabboni who has read the word will be interpreter.

21) And Jesus said,
The Ariel of the prophet is our own Jerusalem.

22) By selfishness and cruelty this people has become a stench unto the Elohim.

23) The prophet saw these days from far, and of these times he wrote.

24) Our doctors, lawyers, priests and scribes oppress the poor, while they themselves in luxury live.

25) The sacrifices and the offerings of Israel are but abomination unto God. They only sacrifice that God requires is self.

26) Because of this injustice and this cruelty of man to man, the Holy One has spoken of this commonwealth:

27) Lo, I will overturn, yes, I will overturn, it shall be overturned, and it
shall be no more until he comes whose right it is and I will give it unto him.

28) In all the world there is one law of right, and he who breaks that law will suffer grief; for God is just.

29) And Israel has gone far astray; has not regarded justice, nor the rights of man, and God demands that Israel shall reform, and turn again to ways of holiness.

30) And if our people will not hear the voice of God, lo, nations from afar will come and sack Jerusalem, and tear our temple down, and take our people captive into foreign lands.

31) But this will not forever be; though they be scattered far and wide, and wander here and there among the nations of the earth, like sheep that have no shepherd guide.

32) The time will come when God will bring again the captive hosts; for Israel shall return and dwell in peace.

33) And after many years our temple shall be built again, and one whom God will honor, one in whom the pure in heart delights will come and glorify the house of God, and reign in righteousness.


34) When Jesus had thus said, he stepped aside, and all the people were amazed and said,
This surely is the Christ.

【続く】


不思議な少年!! その19 ①

2009-04-23 21:11:36 | Weblog

イエス、エルサレムの大祭礼に行く!!



 イエス、初めて最高法院(サンヘドリン)との出合い。その聡明さを発揮する。当時のユダヤ教はバビロンの偶像崇拝を取り入れており、盛んに燔祭(はんさい)に動物の犠牲(いけにえ)が用いられていた窺える。これは史実と一致する。それを目の当たりにして、イエスの驚きが窺える。


 現代において、あるいは当時からも極端な例は、人間をも生け贄に供える悪魔教の萌芽が想像される。


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<遅ればせながら、つながっているこころ様より拝借させて頂いた>


 イエスはその必要性を鋭く衝いている。祭司は応えられない。神を見失っているからである。罪を外に求め、贖いを自らの責めとせず、犠牲(いけにえ)によってあがなえると他力信仰が巣くっていることが分かる。本来の宗教が堕落している姿である。


 最高法院(サンヘドリン)のヒレルは、良い奴である。迫害をした首長とは違い、イエスの鋭い質問にたじろきながらも、非凡なイエスの聖の姿に驚く。サンヘドリンに留まり、教学を受ける。イエスがどのようにして確かな情報を得て成長していったかが、初めてよく理解出来る。




 ユダヤ人の大祭が行われた。イエス、ヨセフ、マリヤ、その他多数の親族がエルサレムにのぼった。時にイエス十歳。


 そしてイエスは者が小羊や鳥をほふって、これを神の名に於いて祭壇に焼くのを気をつけて見守っていた。彼のやさしい心はこの残酷なしぐさを見ていたく驚いた。彼は祭司に尋ねた。「このように鳥獣を屠(ほふ)るのは何のためですか。なぜ神の前にその肉を焼くのですか。」


 祭司は答えた、「これはわれわれの罪に対する犠牲であって、神はこれをなすようにわれらに命じ、この犠牲によってわれわれの罪が消えると言われた。」


 イエス、「神はいつ罪が何かの犠牲によって消えると言われたか教えて下さい。ダビデは神が罪をあがなう犠牲を要しないこと、寧ろ罪に対する供物
(そなえもの)として燔祭(はんさい)をその顔の前に供えるのが罪なりと言って居りませんか(詩四〇.六)。イザヤもそれと同じことを一言って居りませんか。」


 祭司、「君はどうかしてるよ。君はイスラエルのすべての祭司以上に神の律法を知っているのか。ここは子供がえらそうなことをしゃべるところじゃない。」


 しかし、イエスはこの叱責を気に止めず、最高法院(サンヘドリン)の首長ヒレルに行って言った、 「先生(ラボニ)、お話したいことがあります。

 わたしは、過越(すぎこし)の祭礼の行事について気が気でありません。わたしは神の宮は愛と親切のやどるところと 思っていました。あなたや、彼処(かしこ)で人々が殺している小羊の鳴き声や鳩の悲鳴をお聞きになりませんか、あなたは焼肉から来るいやらしい臭気を嗅 (か)ぎませんか。人間はやさしく正しい筈(はず)なのに、どうしてこんなに残酷なのですか。


 血と焼肉の犠牲を喜ぶような神は、わたしの父神てはない。わたしは愛の神を見出したい。先生、あなたは賢明です、屹度(きっと)どこで愛の神を見出せるか、話して下さることが出来る筈です。」


 しかし、ヒレルは子供に答えられなかった。心は同情にかき乱された。彼は子供をひき寄せ、その頭に手を置いて泣いた。彼は言う、「愛の神がいますから、一緒に行こう。共に手をつないで行って愛の神をさがそう。」


 イエス、「なぜ行くのですか。わたしは神がどこにでもお出でになると思っていました。わたしどもは心を清め無慈悲(むじひ)とすべての悪念をのぞき去り、そして心のなかを愛の神の住み給う宮とすることが出来ませんか。」


 堂々たる最高法院(サンヘドリソ)の先生は自分が全く子供で、自分の前に一層高き律法のラボニが居るような気がした。彼は心中密か思った、「この子こそ確かに神の送り給うた予言者だ。」


 それからヒレルは子供の両親をたずね、イエスが自分と一緒にいて、律法の教訓や宮の祭司のすべての課業を学ぶようにさせたいがどうかと尋ねた。両親は承諾した。そしてイエスはエルサレムの聖き宮のなかに留まり、ヒレルは毎日彼を教えた。


 毎日教師は却ってイエスから多くの人生の責き教訓を学んだ。


 子供は一年間ヒレルと共に宮に残り、それからナザレのわが家に帰り、そこで大工となって父ヨセフと共に働いた。



【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】

第五部 イエスの幼少時代と初期の教育

第十八章 イエス、エルサレムの大祭礼に行く。犠牲(いけにえ)を供える人の残酷なるを見て悲しむ。ヒレルに訴え同情される。一年間宮に留まる。


1)ユダヤ人の大祭が行われた。イエス、ヨセフ、マリヤ、その他多数の親族がエルサレムにのぼった。時にイエス十歳。


2)そしてイエスは者が小羊や鳥をほふって、これを神の名に於いて祭壇に焼くのを気をつけて見守っていた。


3)彼のやさしい心はこの残酷なしぐさを見ていたく驚いた。彼は祭司に尋ねた。「このように鳥獣を屠(ほふ)るのは何のためですか。なぜ神の前にその肉を焼くのですか。


4)祭司は答えた、「これはわれわれの罪に対する犠牲であって、神はこれをなすようにわれらに命じ、この犠牲によってわれわれの罪が消えると言われた。」

→②に続く


不思議な少年!! その19 ②

2009-04-23 21:10:48 | Weblog
→①より続き

5)イエス、「神はいつ罪が何かの犠牲によって消えると言われたか教えて下さい。


6)ダビデは神が罪をあがなう犠牲を要しないこと、寧ろ罪に対する供物(そなえもの)として燔祭(はんさい)をその顔の前に供えるのが罪なりと言って居りませんか(詩四〇.六)。イザヤもそれと同じことを一言って居りませんか。」


7)祭司、「君はどうかしてるよ。君はイスラエルのすべての祭司以上に神の律法を知っているのか。ここは子供がえらそうなことをしゃべるところじゃない。」


8)しかし、イエスはこの叱責を気に止めず、最高法院(サンヘドリン)の首長ヒレルに行って言った、


9)「先生(ラボニ)、お話したいことがあります、わたしは、過越(すぎこし)の祭礼の行事について気が気でありません。わたしは神の宮は愛と親切のやどるところと思っていました。


10)あなたや、彼処(かしこ)で人々が殺している小羊の鳴き声や鳩の悲鳴をお聞きになりませんか、あなたは焼肉から来るいやらしい臭気を嗅(か)ぎませんか。


11)人間はやさしく正しい筈(はず)なのに、どうしてこんなに残酷なのですか。


12)血と焼肉の犠牲を喜ぶような神は、わたしの父神てはない。


13)わたしは愛の神を見出したい。先生、あなたは賢明です、屹度(きっと)どこで愛の神を見出せるか、話して下さることが出来る筈です。」


14)しかし、ヒレルは子供に答えられなかった。心は同情にかき乱された。彼は子供をひき寄せ、その頭に手を置いて泣いた。


15)彼は言う、「愛の神がいますから、一緒に行こう。共に手をつないで行って愛の神をさがそう。」


16)イエス、「なぜ行くのですか。わたしは神がどこにでもお出でになると思っていました。わたしどもは心を清め無慈悲(むじひ)とすべての悪念をのぞき去り、そして心のなかを愛の神の住み給う宮とすることが出来ませんか。」


17)堂々たる最高法院(サンヘドリソ)の先生は自分が全く子供で、自分の前に一層高き律法のラボニが居るような気がした。


18)彼は心中密か思った、「この子こそ確かに神の送り給うた予言者だ。」


19)それからヒレルは子供の両親をたずね、イエスが自分と一緒にいて、律法の教訓や宮の祭司のすべての課業を学ぶようにさせたいがどうかと尋ねた。


20)両親は承諾した。そしてイエスはエルサレムの聖き宮のなかに留まり、ヒレルは毎日彼を教えた。


21)毎日教師は却ってイエスから多くの人生の責き教訓を学んだ。


22)子供は一年間ヒレルと共に宮に残り、それからナザレのわが家に帰り、そこで大工となって父ヨセフと共に働いた。



【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

SECTION V

HE


Childhood and Early Education of Jesus



CHAPTER 18

Jesus at a feast in Jerusalem. Is grieved by the cruelties of the
sacrificers.

Appeals to Hillel, who sympathizes with him. He remains in the temple a year.


THE great feast of the Jews was on, and Joseph, Mary and their son, and many of their kin, went to Jerusalem. The child was ten years old.

2) And Jesus watched the butchers kill the lambs and birds and burn them on the altar in the name of God.

3) His tender heart was shocked at this display of cruelty; he asked the serving priests,

What is the purpose of this slaughter of the beasts and birds? Why do you burn their flesh before the Lord?

4) The priest replied,
This is our sacrifice for sin. God has commanded us to do these things, and said that in these sacrifices all our sins are blotted out.

5) And Jesus said,
Will you be kind enough to tell when God proclaimed that sins are blotted out by sacrifice of any kind?

6) Did not David say that God requires not a sacrifice for sin? that it is a sin itself to bring before his face burnt offerings, as offerings for sin? Did not Isaiah say the same?

7) The priest replied,
My child you are beside yourself. Do you know more about the laws of God than all the priests of Israel? This is no place for boys to show their wit.

8) But Jesus heeded not his taunts; he went to Hillel, chief of the Sanhedrin, and he said to him,

9) Rabboni, I would like to talk with you; I am disturbed about this service of the pascal feast. I thought the temple was the house of God where love and kindness dwell.

10) Do you not hear the bleating of those lambs, the pleading of those doves that men are killing over there? Do you not smell that awful stench that comes from burning flesh?

11) Can man be kind and just, and still be filled with cruelty?

12) A God that takes delight in sacrifice, in blood and burning flesh, is not my Father-God.

13) I want to find a God of love, and you, my master, you are wise, and surely you can tell me where to find the God of love.

14) But Hillel could not give an answer to the child. His heart was stirred with sympathy. He called the child to him; he laid his hand upon his head and wept.

15) He said,
There is a God of love, and you shall come with me; and hand in hand we will go forth and find the God of love.


16) And Jesus said,
Why need we go? I thought that God is everywhere. Can we not purify our hearts and drive out cruelty, and every wicked thought, and make within, a temple where the God of love can dwell?

17) The master of the great Sanhedrin felt as though he was himself the child, and that before him stood Rabboni, master of the higher law.

18) He said within himself,
This child is surely a prophet sent from God.

19) Then Hillel sought the parents of the child, and asked that Jesus might abide with them, and learn the precepts of the law, and all the lessonsof the temple priests.

20) His parents gave consent, and Jesus did abide within the holy temple in Jerusalem, and Hillel taught him every day.

21) And every day the master learned from Jesus many lessons of the higher life.

22) The child remained with Hillel in the temple for a year, and then returned unto his home in Nazareth; and there he wrought with Joseph as a carpenter.

【続く】


テスラの底力-自動車帝国アメリカの底力-

2009-04-22 17:43:24 | Weblog

GMが消えていくかも知れないが、
新たに勃興する新世代カー、
そして、Carメーカー!!
アメリカの正常の萌芽!!


 知る人は知るが、アメリカで電気自動車がこれまで登場しなかった理由は、石油メジャーの悪質な妨害による。カリフォルニアでは数千台あるいは数万台が、店頭から消えてスクラップにされた。これは隠れた有名な話である。


 それも金融崩壊が、形勢を逆転させたケースであろう。


 強欲な勢力は自滅しかけている。新たな勢力が台頭する。自然は新陳代謝する。産業も同じである。この車ははっきり言って素晴らしい。少々高いが、台頭するだろう。杞憂することはない。古き、悪しきものは退場し、新たな萌芽を準備する。


 大きな歴史の大河は、人間の強欲を超えて滔々と流れる。


Photo


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【転載開始】トヨタ「プリウス」の未来の対抗馬?
電気自動車革命を牽引するテスラの底力

3月に発表された電気自動車「モデルS」は、テスラ・モーターズにとって初めての量産車。価格は日本円にして約574万円

http://diamond.jp/series/beyond_valley/10040/?page=3  



「発表から2週間で、すでに711台の注文を受けました」


 カリフォルニアの電気自動車メーカー、テスラ・モーターズのCEO(最高経営責任者)、イーロン・マスクは数日前、関係者へのメールにこう書いた。
 
 彼が指しているのは、テスラが3月末に発表した「モデルS」。初めての大量生産型で、高速道路も走行可能な電気自動車である。価格は5万7400ドル(約574万円)だが、電気自動車への税優遇措置で4万9900ドル(約499万円)になる。


 デトロイトの米自動車メーカーが軒並み存続の危機に直面している中、アメリカの期待を一身に受けている存在が、このテスラだ。創業したのは2003 年。ほんの6年前だが、すでにスポーツカータイプの「ロードスター」を生産。こちらは価格10万9000ドル(約1100万円)とかなり高価だが、これま でに1200台以上の注文を受け、現在1週間25台のペースで生産している。すでに200台が路上を走り、予約は今年秋までいっぱいだ。


 3.9秒で時速60マイル(96.6キロ)まで加速するロードスターは、グーグルの創設者らシリコンバレーの億万長者起業家やハリウッドのセレブの間で、新しい「グリーン・ステータス」車として人気を集めている。


 だが、テスラが電気自動車戦争のメジャーなプレーヤーとして位置づけられたのは、何よりもこの「モデルS」の発表があったからに他ならない。モデ
ルSは将来、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」のライバルとなるポテンシャルすら備えていると一部業界関係者は評価している。


 では、モデルSとはどんな車か。

心臓部の電池技術はラインセンス販売していく。大元のリチウム電池自体は日本製だという。

 スポーツカーのロードスターとは趣を異にして、モデルSは「ファミリー・セダン」だ。大人5人と、後部のハッチバック部分に子供2人が座ることが
できる。大きなトランクルームは前部にある。時速60マイルへの加速にかかるのは6秒。ごく普通の家庭用コンセントから充電可能で、一度の充電にかかる時間は45分。これで最高300マイル(約483キロ)の走行が可能だ。

 ファミリー・セダンで500万円という価格は確かに高いが、CEOのマスクが強調するのはその燃費の良さだ。プリウスのおよそ2倍。370キロを
走っても電気代が500円程度で済むと言い、これを加味するとさらにお得感は増し、レクサスやメルセデス、アウディといった高級車を買う客の目を必ずやひくことができると自信を見せている。


 3Gネットワークに接続し、車内には大小のスクリーンが備え付けられ、地図やメールを確認できる。2011年後半に生産を開始するが、レンタカーにも対応したいとしている。

ダイムラーへの技術供与も決定

 テスラの強みは、その電池技術である。ラップトップ・コンピュータや携帯電話などに使われるごく普通の リチウム電池セルを約8000個用いて、効率性、冷却化、安全性などの点で優れた設計を施すことで、価格を抑え、エネルギー保存を高める。汎用化された技 術を利用して高性能を実現するのは、「グーグルのサーバー技術と同じ」とマスクは説明する。ちなみに、使われているリチウム電池のメーカー名は明かされていないが、日本製だという。


 テスラは、この電池技術をライセンス化して他の自動車メーカーに供給することもビジネスモデルとしており、すでにドイツのダイムラー社の小型電気自動車スマートカーへ提供することが決まっている。


 ただ、明るい話ばかりではない。テスラは実は昨年、破産の危機に見舞われた。価格10万9000ドルのロードスターの製造のために14万ドルのコ
ストがかかり財政難に陥り、セダンの生産開始を1年以上遅らせた上、デトロイトの事務所を閉じた。全従業員の4分の1にあたる90人近くを解雇した後、私財7000万ドルを同社に投資してきたイーロン・マスクがCEOに就任した。


  マスクは、今年半ばには黒字に転じる見通しと語っている。モデルSを予約した電気自動車ファンが先払いに応じている模様だが、現在エネルギー省に申請した 3億5000万ドルの公的融資の“合否”の返事を待っている状態だ。業界では、モデルSの製造開始はこの融資が受けられるか否かにかかっていると見られており、万が一、“否”ともなれば、経営危機に再び陥らないとも限らない。


 また、ごく普通の家族カーにしては高い値札のつくモデルSが期待ほどに売れるかどうかは、誰にも予想がつかない。電気自動車は、日本だけでなく、ヨーロッパからも大手メーカー各社が進出を狙う熾烈な市場だ。


 とはいえ、テスラは電気自動車のパイオニアとしての道を突き進むしかない。すでにロサンゼルスとシリコンバレーにショールームをオープン。今年中
にシカゴとロンドンにも進出を計画している。マスクによると、すでに日本でも個人輸入されたロードスターが数台走っている。日本にも来年進出する計画だ。


  ちなみに、マスクは、電子支払い技術ペイパルを共同創業した後、同社をイーベイに売却して巨万の富を得た。電気自動車や宇宙技術に以前から関心を持ち、テ スラに加えて、一般人の宇宙旅行を実現する「スペースX」を創業、同社のCEOにも就いている。アメリカの電気自動車競争を牽引するのは、実はこうした異才たちだ。ビッグスリーの凋落にだけ目を奪われていると、米国自動車産業の地殻変動を見逃すことになる。【転載終了】


植草先生痴漢冤罪事件の無罪の可能性が.....!!①

2009-04-21 16:28:47 | Weblog

痴漢事件に逆転無罪判決!!
最高裁、画期的・異例の自判。



 喜 ばしい。これで植草先生の冤罪事件にも光明が見えてきた。しかし、油断は出来ない。植草先生の事件は、明らかな冤罪であるから、しかも企図した謀略である と考えられるから、司法が厳に独立した判断が求められる。そうであるなら、何はさておき、無罪は当然の如く予想される。

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 朗報には違いない。今ひときわ高く、声援が必要な時である。

【転載開始】「痴漢」防衛医大教授に最高裁が逆転無罪…一貫否認、物証なし

2009年4月14日16時49分  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090414-OYT1T00669.htm


 東京都内の電車内で女子高生に痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われ、1、2審で有罪とされた防衛医科大教授の名倉正博さん(63)(休職中)の上告審判決が14日、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)であった。


 同小法廷は、「被告が犯行を行ったと断定するには合理的な疑いが残る」と述べ、懲役1年10月の実刑とした1、2審判決を破棄、無罪を言い渡した。名倉さんの逆転無罪が確定する。最高裁が、2審の事実認定を覆し無罪を言い渡すのは珍しい。

 判決は、「満員電車内の痴漢事件は、被害者の供述が唯一の証拠である場合が多く、被告が有効な防御をすることが難しいため、特に慎重な判断が求められる」と述べ、痴漢事件の審理のあり方に言及した。

 名倉さんは2006年4月18日午前8時頃、世田谷区内を走行中の小田急線の車内で、女子高生(当時17歳)の下着に手を入れるなどしたとして逮捕、起訴された。1審・東京地裁、2審・東京高裁は女子高生の供述を有罪の根拠とした。

 小法廷は判決で、名倉さんが捜査段階から一貫して否認していることや物証がないことを指摘。

 女子高生が途中駅でいったん下車したのに、車両を変えずに乗車し、再び被告のそばにいた点などを挙げ、「被害者の供述の信用性には疑問の余地がある」とした。

 裁判官3人の多数意見。堀籠幸男裁判官と田原裁判長は反対意見を述べた。【転載終了】
 

【転載開始】2009年4月15日 (水)

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植草一秀の『知られざる真実』

痴漢冤罪事件に最高裁が逆転無罪判決を示した


痴漢冤罪事件で最高裁が逆転無罪判決を出した。


最高裁が事実誤認で逆転無罪判決を出すのは極めて異例である。私が巻き込まれている冤罪事件を含め、今後の裁判や捜査に適正な影響を与えることが望まれる


4月14日に逆転無罪の最高裁判決を獲得したのは防衛医科大学校教授の名倉正博氏である。名倉氏は「同じように汚名を着せられている人たちの気持ちを思うと、有頂天になる気もしない」との感想を漏らした。


→②に続く



植草先生痴漢冤罪事件の無罪の可能性が.....!!②

2009-04-21 16:28:04 | Weblog

→①より続き


主 任弁護人の秋山賢三氏は「冤罪(えんざい)救済運動の心強い支えになる判決だ。氷山の下で泣いている人たちのためにも、一審できょうの最高裁のような判決 が得られるよう、今後も頑張っていきたい」述べた。弁護団の一人である佐藤善博弁護士は、私の弁護人にもなってくださっている。


名倉氏の冤罪事件では、
①有力な証拠が被害者の証言だけだった。
②繊維鑑定でも被害者の下着繊維と特定できるものが名倉氏の手の付着物から検証されなかった。
③女性が積極的に痴漢行為を回避していない。

  
ことなどを理由に、「被害女性の証言の信用性を疑う余地がある。名倉氏が犯行を行ったと断定するには、なお合理的な疑いが残る」と結論づけ、無罪判決を出した。


私が巻き込まれ、現在、最高裁で係争中の冤罪事件では、


①被害者は犯人を直接確認しておらず、犯人の手を掴まえておらず、振り返った際に犯人の手を目視しておらず、振り返った際に右後方に立っていた被告人を犯人だと考えただけであることが公判証言で明らかになった。

  
②被害者は犯行時の犯人を目撃しておらず、また、二名の逮捕者も騒ぎが起きたのちに現場で、被害者が犯人だと考えた被告人を捕らえただけで犯罪を目撃していない。


③事件を目撃したとの検察側証人が出現したが、この証人の証言には

  
(
)9月15日に警察署で実況検分調書を作成していたことがのちに発覚したが、証言では9月16日に警察に初めて出頭したと虚偽の証言をした。9月15日に警察で実況見分をした事実を隠ぺいしようとしたのだと考えられる。

  
(
)証人が電車内で友人に送ったとされるメールには証人が「被害者の前にいた」と記述したが、公判証言では「被害者の真横の方向に立っていた」と証言した。

  
(
)犯人の顔を注視し、目の様子に注目していたと証言したが、眼鏡をかけていたことを覚えていない。

  
(
)犯人の左手から腕まで注視していたと証言したにもかかわらず、そこにあったはずの傘を認識していない。

  
(
)犯人が右に傾いて立っていたと証言しながら、右の肩だけ見えて左の肩は見えなかったと、現実に理解しがたい証言をした。

  
(
)犯人が被害者に密着していたと証言しながら、犯人の顔と被害者の頭は離れていたと証言したが、被告人と被害者の身長差から生じる状況と矛盾する。

  
(
)公判で自分と被害者の距離、間に立っていた女性との距離を詳細に証言したが、この証言が実際の被害者などの位置と完全に矛盾する。証言は9月15日の警察での実況検分の模様を供述したものだと考えられる。


など、証言の信ぴょう性が著しく低いことが明らかになった。


④弁護側証人が名乗り出て、公判で証言したが、

  
(
)犯行があったとされる品川駅で電車した時点から被告人の存在を確認しており、その時点から青物横町駅あたりまで、被告人がぐったりとして吊革につかまり、女性と密着することがまったくなかった状況を目撃していたことを公判で証言した。

  
(
)こ の証人は弁護団から事件内容をまったく聞かされておらず、公判で青物横町から大森海岸駅あたりまで「うとうとした」ことを証言したが、メディアはこの点を 「重要な場面で眠っていた」と報道した。しかし、この報道は間違っており、証人は最重要な品川から青物横町までの経過を完全に目撃していた。

  
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)この証人の証言内容は客観的な事実と一致しており、極めて信ぴょう性の高いものであった。


繊維鑑定では被害者の下着ならびに衣服の構成繊維と特定できるものが被告人の付着物から検出されなかった。


⑥被害者が積極的に痴漢行為を回避していない。


ことなどが明らかになっている。詳細は拙著『知られざる真実-勾留地にて-』(下記参照)巻末資料に記述してあるので、ぜひ、ご高覧賜りたい。


証拠の構造などは、今回、無罪判決が出された事件以上に、「合理的な疑いが残る」ものだと言える。


今回の判決は、秋山賢三弁護士が指摘するように、「冤罪救済運動の心強い支えになる判決」である。


しかし、現実には「氷山の下で泣いている人たち」が多数存在しており、今後のすべての事案への対応にあたって、同様に適正な判断が示されることが強く求められる。また、捜査や検察での対応に際しても、今回の判決が重く受け止められることが強く求められる。


梓 澤和幸弁護士が編著書『裁判員制度と知る権利』の冒頭に記されているフランス人権宣言の流れをくむ言葉、「たった一人であっても、無辜(むこ)の個人が公 権力によってその生命や自由を不当に侵されることがあってはならない」を改めて噛みしめなければならない。【転載終了】