自身は２社の金融機関で勤務し、この４月に退職後、現在はスーパーマーケットでアルバイト（青果の品出し）をしておりますが、大学卒業後に金融機関以外で働く中、一種のカルチャーショックを受けました。それは金融機関に比べて顧客との近さが違う（非金融は近い）ということでした。
自身は２社の会社で主に本社部門に従事し、営業経験が少ないため、より顧客との近さの違いを感じるのかもしれませんが、素直に金融業との違いを実感しております。本日はそう感じる理由を２つ記載いたしました。学生の方の就職先選びにおいてお役にたてましたら幸いです。
非金融業が顧客との近さを感じる理由２つ
①商品が目に見える
金融機関が取扱う商品がお金（マネー）に対し、非金融業（主にメーカーや流通業）が取扱う商品は製品で目に見えます。目に見える商品が買われたり、使われたりする場面を見ると、そこに携わっている実感が持て、顧客との近さをより感じると思料します。
一方、金融業の目に見える商品は主にお札と書類で、お札は皆同じものを利用し、書類は事務的で生活感が薄く、顧客との近さがあまり感じられないのかもしれません。
②商品に生活感がある
金融機関が取扱う商品のお金が生活上の根幹だと言えばそうですが、それは一種空気のような存在で日々の家庭的な味わいが薄いです。一方で非金融業が取扱う商品は日々の生活に溶け込み、家庭的な生活感が強いと思います。その商品が各家庭で日々活用されている姿が想像できるため、顧客との近さをより感じるのかもしれません。
以上の理由から、非金融業は顧客との距離を近くに感じるように思います。
金融業は経済の中心であり、インフラとしてなくてはならない存在であるため、その意義は絶大です。その意味での大きなやりがいを持つ業界であることは確かです。
一方、非金融は取扱う商品に生活感があり、顧客との距離を比較的近く感じます。「誰かのために頑張りたい！」、「誰かをサポートしたい！」という思いが強い方は非金融業の方がやりがいを感じられるのかもしれません。
自身は大学時代にガソリンスタンド、お蕎麦屋さん、レンタルショップで接客系のアルバイトをしましたが、当時はこの感覚はありませんでした。金融業に就職した後の比較感からこのように感じるのかもしれません。
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