風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

4月11日 今日、紹介するのは『アメリカ居すわり一人旅』 群ようこ 著作です。

2005年04月12日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪


無印良品が社会に提供された頃、『午前零時の玄米パン』をデビュー作として作家・群ようこは誕生した。そして次々と話題作を生んでいった。『無印良女(むじるしりょうひん)』を中心とした無印シーリーズの始まりである。私が手に取ったのも、最初は無印シリーズからだったと思う。

1954年生まれの同世代である。しかるに私より若い女性にも人気がある。読みやすく手にとりやすいのであろう。話してみると今の20代でも愛読書だったりする。

本が好きというと、話の取っ掛かりが見つからなくて引っ込み思案にしている若い女性が顔をパッと輝かせて身を乗り出してくる。『ホント、誰が好き?』
そりゃ、長年、生きてりゃその時その時で好きな作家は変化するし、同時進行もありうるのよ。好きな作家は五萬といるわさ。でも、こういうものの言い方をすると、とたんにオドオドした彼女は「そうだね。ごめんね」とそれっきり、気持を引いてしまうのだ。せっかく仲良くなりそうなのに・・・。
こんなとき、「群ようことか好きよ」というと嬉しそうに「そうなんだ。アタシも好き」と笑ってくれる。世代を超えて人気がある作家なのだなあと、アタシはあらためて思うのである。

群ようこの『アメリカ居すわり一人旅』は20歳で日本を飛び出してアメリカを見に行った群さんの物凄い体験記だ。しょっぱなから、入国許可がおりずに強制送還か! というのも、団体ではなくその頃めずらしい個人旅行としていったからなのか。とりあえずは入国管理局へ行きなさいと言われて仰天する。やっと3ヶ月の滞在が認められてみれば、さくら叔母さんの家に泊まる予定だったのに、パリへ行ってしまうというのだ。少ない予算で宿賃を払って、どう三ヶ月を過ごすか。さて、お楽しみ! 彼女の実行力! たくましい、自活旅行は読んでのお楽しみ!!



この本についての詳細は↓のリンクからわかりますよ。
『アメリカ居すわり一人旅』 群ようこ 著作

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