風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

風信子の☆ 好きな本の紹介。1月18日 『インテリジェンス人間論』 著者:佐藤 優(まさる)

2011年01月18日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
                                        応援のクリックをお願いします。

                                         人気ブログランキングへ


インテリジェンス=諜報(ちょうほう)

諜報=外交において、主に秘密裡(ひみつり)に行われる情報活動。

さらに、佐藤 優氏においては、インテリジェンスとは
「知識の量ではなく、生き残るために知をどのように活用するかという『構え』の問題だ。」


インテリジェンス人間論 (新潮文庫)
佐藤 優
新潮社


この著者を知ったのは、『国家の罠』であるが、自分自身の体験を踏まえて、国策捜査などという初めての、おどろおどろしい世界を解説し、垣間見せてくれた。冷静かつ、その真摯な生き方に、その時から信頼を寄せるようになった。

今回は、今までに係わった内外の政治家や外国指導者の性格やインテリジェンス能力についての内容である。
小渕総理の優れた情報感覚についての記述では、ブッチホンと称された人間味ある柔らかな政治家・小渕氏の意外な一面を明らかにして、なおかつ陸軍中野学校出の叔父の小渕岩太郎による薫陶があっての情報に強い政治家になれたことを紹介している。

いやいや、紹介されている政治の世界は、ここでは語りきれないほどだ。是非、一読を願う。・・・とはいうものの、「キリスト」についての考証というか内容もあり様々なことが盛り込まれており後半は読むほうがダラケテしまった

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
佐藤 優
新潮社


なお、昨年の11月12日の朝日の記事、オピニオンの中で『流出』事件に触れて、尖閣列島の映像流出についても、私が頷ける深い洞察をしめしている。

みだし、『同情にも称賛にも値しない』とビデオを流した者に対して手厳しい内容である。すでに記事は取り込めないので氏のブログに同様の内容がUPされているので、そちらを参照してほしい。


応援のクリックをお願いします。

人気ブログランキングへ