IT経営実現へのITC、長野ITベンダー協議会、電子政府推進員の活動報告

IT経営実現のための長野県ITC協議会・長野ITベンダー協議会、総務省電子政府推進員の活動報告。

J-SaaSの利用状況報告を受けて

2009-06-03 06:28:47 | J-SaaS事業
 昨日の関東税理士政治連盟の会合の席で、J-SaaSの現状報告がありました。その利用状況は低調で、3月31日にシステムが稼働したが、J-SaaS自体の普及指導が十分でかなったのか、二ヶ月間での利用実績は全国で196件であるとの報告であります。しかも、来年3月で官指導でのシステム利用は終了し、同システムは、民間に払い下げられる予定のことであります。


(国の姿勢は・・)

 中小零細企業へのIT経営の実現を期待し、国際競争力を高めるとの国策事業は終了する訳ではありませんが、利用率の低さは啓蒙広報活動の効果が十分でなかったことを示しています、どうであれ、日本の中小零細企業の置かれた経済環境の厳しさをに変化はありません。大量消費時代の加工下請け体質からの脱皮、自立に向けての経営改善は急務であります。


(SaaS事業のビジネスプラン創り)

 同日午前、長野県ITコーディネータ協議会の民間事業部の役員と今後のSaaS事業の事業展開につき2時間相談し、一応の方向性を見だせました。その午後に、J-SaaS事業の実績報告を受け、日本の中小零細企業へのサバイバル啓蒙活動の難しさを再確認しました。右肩上がりの時代から急激な変化で経営意志決定に戸惑っている経営者の迷う姿を見てとれます。

 しかしながら、地域力連携拠点事業であれ、J-SaaS事業であれ、中小企業活性化を望む国の意向に変化はありません、激動の時代に民間の奮起を求める国の施策は継続することに間違いはありません。

 自社ブランドの創造・多品種小ロットで採算を求めなければならない経営環境で、如何に毎期、利益を計上できる経営体質を構築するかが生き残る条件であります。「神は自らたすくる者のみ助くる」例えの通り、苦境にある状況下で行動を起こす者だけが救われる事だけは確かと信じます。SaaS事業を中心に、中小零細企業のスムーズな経営改善へのスキーム構築に励みたいと意を強くしました。



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