「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの時事随想:FIFAワールドカップでの日本の活躍

2022年12月08日 | 時事随想

 FIFAワールドカップカタール2022の日本は、グループステージを一位で勝ち抜き、前回に引き続いてベスト16に進出しました。クロアチアとの戦いは、延長でも勝負がつかずにPK戦となり、残念ながら敗退しました。ドイツとスペインと同じグループEに入った時、多くの日本人はグループステージ敗退を覚悟したと思われます。しかし、初回相手のドイツ戦において逆転勝ちして、日本中がサッカーで盛り上がりました。「ドーハの悲劇」は、中年以上の人たちには悔しい思い出として忘れられません。今回のドイツ戦の勝利は、「ドーハの歓喜」ともてはやされました。

 私たちは日頃意識していませんが、「日本人である」ということが多くの人の大きなアイデンティティであることを、今回の熱狂的な応援の盛り上がりを見て、痛感しました。多くの面において、世界的な評価が落ちている近年の日本です。ドイツだけではなくスペインにも逆転勝ちして、誇らしさと勇気を多くの人に与えました。

 グループステージの試合を観戦すると、日本選手のパフォーマンスのクオリティは、高いとは思えません。ボールの支配率はとても低い状況で、一瞬のすきを見逃さず、とても弱いと言われてきた決定力を発揮して逆転勝ちしました。ベスト16の壁は、やはり高かったというのが現実でした。それでも、日本サッカーのこれからの可能性を感じた戦いだったと思います。長友選手が連呼した「ブラボー」は、今回の日本の活躍を象徴する言葉です。すでに決定した今年の流行語大賞ですが、日本全体を活気づけた「ブラボー」は今年の影の流行語大賞でしょう。

 ただ、日本中のサッカーの盛り上がりは良かったのですが、SNS等で選手に対する誹謗中傷があり、常識を逸脱する輩もいたのが残念です。オリンピック選手に対しても、期待する結果が出ない時に、激しく批判する人たちが存在します。こうした人達は、思いやりと常識が欠如していることを認識すべきです。また、日本人サポーターが、試合終了後に会場の清掃を行う行為に対して、難癖をつけて批判する日本人がいます。清掃行為に対して、お仕着せがましい考えがあったなら問題ですが、日頃の日本人の考え方と一致した行為として自然に行っていることなので、全く問題はありませんし称賛すべきことだと思います。

 

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