「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの時事随想:COP27閉幕

2022年11月30日 | 時事随想

 エジプトで行われていた、国連の気候変動対策の会議(COP27)が閉幕しました。「気候変動枠組条約」は、大気中の温室効果ガスの濃度を安定させることを目指した条約です。この条約に基づき、1997年に、先進国に温室効果ガスの削減を義務づけた「京都議定書」、2015年には現在の世界の気候変動対策の枠組みである「パリ協定」が採択されました。ただ、前アメリカ大統領トランプのように、未だに温室効果ガスの問題点をフェークだと言って認識しない人たちもいます。ホリエモンも同様の主張をしていますが、SNSにおいて極めて個人的な主張を広める人たちが増えましたが、そうした情報には十分に注意して接すべきでしょう。「パリ協定」は、世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ1.5度に抑える努力をすることを決めました。トランプは、このパリ協定からの離脱を決めましたが、バイデン大統領は就任直後にパリ協定への復帰を決定しました。常識的な判断だと思います。ロシアのプーチン大統領や、アメリカのトランプ前大統領など非常識な行動をする指導者が、核のボタンを管理しているということは、恐ろしいことです。

 海面上昇で国土が浸食される「小島しょ国」や、この夏大洪水に見舞われ、国土の3分の1が水没したパキスタンや、干ばつ被害が続いたアフリカ諸国などの途上国側が、「損失と被害」に対する支援基金を創設することを目指していました。しかし、先進国は被害額が膨大になると予想されることから一貫して創設に反対してきましたが、COP27の採択文書には基金創設での合意が明記されました。当然の判断だと私は思います。

 世界各地で、規模の大きい気象災害が起きています。特に、発展途上国などの弱者に甚大な被害が生じています。現在の生活の利便性を享受し続けることは、私達の子孫にそのツケを払わすことになります。より便利に、より快適に生活できる進化が善と見なされてきた世の中は、すでに否定され、労力をかけて現状を改善する時代となっています。環境問題・社会問題への取り組みとしてSDGsが人々に認識されて、努力が続いています。自分の幸福が、他人の不幸の上に築かれていることを、特に先進国の人々は再認識する必要があります。

 国連のグテーレス事務総長は会議閉幕に際し、「我々の惑星はまだ緊急治療室にいる。越えてはならないレッドラインは1.5度上昇を超えてしまうことだ」と述べ、対策の加速を強く求めました。こうした認識は、善良な常識人にとって当然なことだと思います。ガガーリンが、地球が宇宙に浮かぶ青い星であることを初めて宇宙から目にして、愛おしい有限な惑星であることを多くの人が実感してからかなりの日々が流れました。人類の平穏な生活が脅かされる環境変化は、この地球上に生息する多くの生き物の生存の脅威となっています。これ以上、地球を痛めつけることは許されないでしょう。

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