「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:小仏バス停~景信山~城山~高尾山~高尾山口駅

2016年03月03日 | 日帰りの山登り



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 2月28日(日)、久しぶりに山歩きを楽しみました。高尾駅北口バス停から小仏バス停まで行き、しばらく舗装道路を歩いて景信山登山口から登り始めました。天候は終日晴れていて、早春らしい気温で、爽快な山登りが楽しめました。ただ、しばらく山には登っていなかったので、登り始めると体が重く感じられます。



 上着を脱いだ時を除き、ノンストップで景信山頂上まで歩きました。頂上からは、富士山が良く見える時期のはずでしたが、早春の霞の中に、溶け込みそうな真っ白い富士山を、かろうじて確認できるほどでした。



 私は、小仏バス停から景信山に登れば、陣馬山へ向かうか、途中の堂所山から北高尾山陵に折り返し、霊園前バス停まで歩くことが恒例です。ただ今回はある目的があり、城山・高尾山方面へ向けて逆ルートで歩きました。高尾山の山登りとしては、高尾山口駅から歩きだし、高尾山・城山・景信山と歩き、明王峠からJR相模湖駅へ下るルートが、私にとって最も一般的です。



 景信山山頂で、荷物をチェックして判明したこと。・・・朝準備した昼食用おにぎりが見当たりません。自宅のテーブルに忘れて来たのです。昼飯を忘れたことは、今までになかったこと。老化現象だろうか?景信山で1個、城山で1個食べる予定で準備したのですが、残念。

 魔法瓶の熱いコーヒーを飲んで、一息入れた後、城山へ向けて下り始めました。小仏峠への下りは、粘土質の登山路で、登りでも滑りやすいので、下りは十分な注意が必要です。



 小仏峠から少し登れば城山です。城山には、多くの中高年の登山者がベンチで休んでいました。ここからも、富士山が良く見えるはずですが、景信山の時よりも地平線上の霞にいっそう溶け込んで、注意しないと判別できないほどでした。

 主食…チータラ、それとテルモスの中の熱いドリップブラックコーヒー。山歩きのエネルギーは、ここしばらくストックした皮下脂肪で十分かな。それでも、テーブルの上に忘れた明太子入りおにぎりが目に浮かぶ。

 城山で休憩中に、くしゃみが止まりません。ついに今年も、やってきたスギ花粉。しばらくは花粉症に悩まされることとなります。山に登れば、鼻水が出る・くしゃみが止まらない・目がチクチクする・皮膚の汗に花粉が付いて翌日はガサガサになる・・・等の花粉症の症状が出ます。けれども私にとっては、そうした苦痛よりも山登りの楽しさの方が勝っています。ただし、この時期の山登りには、弾の飛び交う戦場に突入する覚悟に似た気持ちが、出かける時には必要ですけれども。





 高尾山一帯の登山路は、ここ数年の間に適度な間伐が進み、日差しもあり風通しが良くなったので、とても気分良く歩けるようになりました。ミシュランのガイドブックで、高尾山が最高評価の三ツ星を獲得したことも、資産としての自然の有効活用を促し、予算がついたのでしょう。世界的なハイキングコースとして、外国の観光客にも楽しんでもらえるようになりました。

 城山から高尾山方面の下りは、年々木道が整備され、土の上を歩くよりも木道を歩くことが多くなりました。スリップ防止と登山路を指定する意図があるのでしょう。また、正規の登山路の他に、多くの無秩序な道が、登山者により作られていました。問題だと感じていましたが、近年ロープが張られ、正規登山路以外は通行禁止となりました。

 一丁平でメインの登山路から左手に針路を変え、真冬にはシモバシラ(植物名)の茎から咲く「氷の花」が多く見られる登山路を選択しました。無論のこと、氷の花が咲く時期は終わっています。この道は再びメインルートに合流しますが、直ぐに階段手前の右手の脇道に入ります。この道には東屋も設置されていて、メインルートを外れて静かな山歩きができるルートです。

 この脇道は、高尾山山頂手前で再びメインルートに合流しますが、今回は高尾山への石段を登らずに、再び右手の巻き道を通りました。この道は反対側に回り込むと、稲荷山コースの終点にぶつかります。その後、そのまま直進すると琵琶滝コースにもぶつかります。琵琶滝コースで下りようと思いましたが、通行止めとなっていました。



 そこで5号路から久しぶりに3号路を歩き、2号路を経由して、上級者コースと注意書きがある登山路を経由して琵琶滝に下りて、琵琶滝コース(6号路)で高尾山口まで下ることにしました。たぶん、高尾山周辺で最も静かでワイルドな登山路が、この3号路でしょう。尾根道ではないので、等高線に沿って左右にくねるように続きますので、歩く時間は増える登山路です。歩いている登山者数も、かなり限定的で、面白い登山路と言えるでしょう。

 高尾登山鉄道の公式ホームページには記載がありませんが、先ほど説明した琵琶滝に下りるルートがあります。上級者コースという注意書きがありますが、かつて教室の小学生を連れて、下りに利用したこともあるルートで、危険と感じたことは今までありません。

 この道を下りている途中から、琵琶滝で滝修行をしている修験者の咆哮にも似た掛け声が聞こえてきました。滝修行の多くは、全く素人集団といった風ですが、指導している人たちは専門的な知識を持っている人たちのようでした。カメラで撮影後、よく見ると撮影禁止の立て札が。失礼しました。



 琵琶滝からしばらく歩けば、清滝のケーブル駅に到着します。さて、実はここからが、今回のルートをとった一つの目的があるのです。高尾山によく出かける方は、もうピンときたことでしょう。高尾山口駅裏でしばらく工事中だった京王電鉄が経営する日帰り温泉が、昨年の秋にオープンしたのです。今回の山登りの一つの目的が、その温泉に浸かって帰ろうということでした。



 「京王高尾山温泉 極楽湯」は、入館料大人1000円・子ども500円の日帰り温泉です。思ったよりも内部は狭く、入館者数に比べればちょっと手狭な印象を受けました。ただ、高尾山に来て気軽に日帰り温泉に浸れるのは、とても楽しいことだと思います。温泉のない時から、この周囲に温泉でができれば、繁盛するのにと思った方は多いはず。

 利便性抜群の行楽地にある郊外型の大規模日帰り温泉としては、館内が狭く、無料休憩スペースは実質的に設置されていないという不満は残ります。したがって、都心にあるスーパー銭湯並みの日帰り温泉と考えて入館すれば、納得できるでしょう。

 今までに無い湯上りのさっぱりした気分で、高尾山口駅から帰路につきました。


【標準所要時間】

小仏バス停~1.10~景信山・小仏峠~0.40~城山・一丁平~0.50~高尾山・5号路・3号路・2号路・上級者コース~1.20~琵琶滝~0.20~高尾山口駅

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1 コメント

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早春の山歩き (tsuguo-kodera)
2016-03-03 10:14:52
 懐かしい感じがする地名がありますが、もう記憶の彼方、全く覚えがありません。でも霞の中の富士山は今も松戸から毎朝のように見ています。
 特に法華経寺、がけの上から眺める富士山、日蓮さまと並んで見る富士は格別です。朝もやの中の富士山、富士山だけが輝いています。
 運がいいと夕日を背景の富士山を見られると気もあります。真昼の雲の帽子をかぶった富士山もです。一日の疲れが消える気がするのです。
 松戸からだと山は日光と鬼怒川と那須です。先週鬼怒川の温泉旅館でゆっくりしてきました。女将は素敵な高齢者、夢二の待てど暮らせど来ぬ人を歌を中心に旅館全体を美術館にしているホテルです。
 鬼怒川は昨年の大水で流されれた露天風呂もあり、経済支援を兼ねて、珍しく贅沢な2日間を過ごしてきました。
 何度も来ている温泉ですが、結構山歩きは大変です。今は坐骨神経痛もあり、ほとんど歩きません。
 日光や中禅寺湖でもですが、歩かずに車から眺めているだけで元気回復、やる気が湧いてきます。やはり温泉が良いのかも。いえ、むしろ昔来たところで、若かった自分を思い出すからでしょう。
 思い出多き地名の記事、元気をもらいました。ありがとうございます。
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