「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:高尾山口駅~稲荷山コース~高尾山~城山~小仏峠~小仏バス停

2018年05月29日 | 日帰りの山登り

 5月27日(日)、久しぶりに小学4年生の娘と山歩きに出かけました。高尾山口駅まで電車で行き、稲荷山コースから登りました。天候も良かったので、子ども連れの家族や、グループ登山者で盛況でした。若葉が美しく、様々な花も咲いている季節です。



 

 上の画像は、ケーブルカー清滝駅。稲荷山コースの入口。登り始めの登山路です。高尾山系の山々は、登山路がしっかりしていて、小さな子ども連れでも、楽しく登れる場所です。登り始めて間もなく、稲荷山コースの名前の由来でもある「旭稲荷」があります。







 登山の中間地点に、あずま屋が建つ展望台があります。最適な休憩場所です。今回の山登りの目的の一つが、この時期に花を咲かせるウツギの花を観賞することでした。葉の上に実を付けているのは、ハナイカダの葉です。









 多くのハイカーが休憩している一丁平周辺には、ヤマボウシの木が多く、花を咲かせていました。ヤマボウシの木陰で、グループ登山者が休憩していました。ここには、ピンクが入ったヤマボウシのベニバナヤマボウシが咲いているはずですが、ちょっと分かりませんでした。





 今回は、子どもの体力も考慮して、小仏峠から降りる計画ですので、城山が最後のピークでした。茶店もありトイレもある場所です。城山という場所はとても多いので、小仏城山とも呼ばれます。名前は、戦国時代以前に小規模な山城であったことに由来するそうです。天気が良ければ西側には富士山が、東側には遠く東京の都心が見渡せます。ここのベンチで、昼食をとりました。







 小仏峠へ下り道には、ハコネウツギの花、足元にはフタリシズカの花が咲いています。画像のように途中、相模湖が見渡せる場所があります。





 急な下りを過ぎると、小仏峠に到着します。江戸時代には甲州街道のルートに指定されて交通の要所となり、小仏関所が置かれた場所です。私だけの場合は、ここを過ぎて景信山を経由し明王峠から相模湖駅まで下るルートで歩きます。

 事情があり、しばらく山歩きをしていなかったので、今回は娘だけではなく、私自身も適度な運動量のハイキングでした。思ったよりもウツギの花が少なかったのですが、ウツギ・マルバウツギ・ガクウツギ・コゴメウツギ・ツクバネウツギ・ハコネウツギなどを観賞することができました。

 日本の国土の7割が山地で、2/3が森林だと言われています。まさに日本は山と森林の国だと言えるでしょう。そして、山は自然というだけではなく、信仰の対象としても、尊ばれてきました。しっかりとした計画で、子どもたちをそうした自然の中で遊ばせることは、大切なことだと私は思います。

 前回のブログで、新潟の五頭山系で遭難した親子について綴りました。このブログを綴っていた5月29日に、残念ながらこの二人は、遺体となって発見されました。どういった状況で、どういった判断で遭難したのだろうと、私の脳裏からこの痛ましい事故は、しばらくの間離れることはありません。季節を選べば、小学生の遠足の対象となる山登りでも、条件が悪ければ今回のように死亡事故になることを、肝に銘じなければなりません。






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