こんにちは。古い判例の英文がわかりにくくて、こんな感じのMattです。

厳密には先週の月曜日は祝日でしたので、まだ受講(予定)科目を一周していませんが、
多めの人数から少なめの人数の授業、LLMだけ、JDあり、基礎系科目、応用系科目まで経験することができました。
月曜日に授業を受けてみて、最終的に秋学期の履修科目を決定したいと思います。
科目の選択もそうですが、この留学で何を得たいか、いろんな意味で悩むところです。
教室の雰囲気等に関する総論的な感想です。
(個別の内容はまた別の機会に…ブログだとどこまで具体的に書くか悩ましいですが)
・やはりどの国の学生も、どうしても自国の人同士(あるいは地理的・文化的に近しい国)で固まっている傾向が見受けられます。授業だけの付き合いだと、世間話だけで終わってしまいますので、悩ましいところです。また、英語以外を話すなという話がオリエンテーション中にありましたが、やはり、自国民同士の会話では自国語を話しているひとが多いように思います。
・授業参加に対する学生の積極性についてですが、思っていたよりも(映画のペーパーチェイスとか 笑)、おとなしい人が多いです。いまの時期だけかもしれませんが。よくジョークでも聞きますが、インドの方はよくご発言をされます。大変失礼ですが、教授がそれを理解して回答していることに素直に感動を覚えます。教授の話す英語は、(予習さえしていれば、)思っていたよりもリスニングで苦慮することは少ないですが(仕事の電話会議のほうが雑音あるし辛いです)、学生の英語は結構理解が難しいです。これは、聞きなれない英語である点、趣旨が不明瞭なことがある点、教授はプレゼンのプロである点があると思います。
・理解できないあるいは聞き取れない時に、聞き返すのはよくあるわけですが、特に何も言わないと、大抵のひとは同じ言葉を同じ速さで繰り返すだけですので、結局理解できなかったりします。
・ノートの取り方ですが、マジョリティはノートPCを持参して、それにタイピングする人が多いです。大学がWIFI完備ですし、学内サイトに宿題情報が掲載されたり、ウエストローなどにつなぐ必要性が多いことが理由だと思います、
以下、話は変わりますが、各授業に出ていて、やはりアメリカ建国以来の永遠のテーマのひとつなんじゃないかと思うのはフェデラリズムです。
アメリカ憲法の条文と解説がアメリカ上院のサイトにあります。
憲法本文を見ていただくとわかると思いますが、短いし、抽象的だったり、人権関連の定めがなかったりします。ロースクールでもこれらアメリカ憲法の特徴が憲法制定に至る歴史的経緯なんかと絡めて説明されます。
※参考:在日米国大使館サイト(『米国司法制度の概説』)
http://aboutusa.japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-outline-legal.pdf
たまたま見つけましたが、結構、読みやすそうな資料です。
我々の感覚からすると、連邦(政府)と州(政府)の関係は、国と地方自治体的な上下関係と思ってしまいますが、こちらはまったく違います。例として司法権関連についてみてみると、アメリカの連邦裁判所に"Why Two Court Systems?"という解説サイトもあったりします。
取り扱う事件もことなりまして、同じく連邦裁のサイトに連邦裁判所と州裁判所が扱う事件の簡単な比較表を用意しています。
上記サイトを紹介していますので、誤解をおそれずに極めてざっくりといってしまえば、ほとんどすべてが州裁判所マターで、憲法問題、連邦法問題、外国関連、州をまたぐ問題とかとかが連邦マターにもなりうるものになってます。
州をまたぐ問題に関して、"Diversity of Citizenship"なんかは外国人にはなじみのないところです。
そこで、当事者がDual Citizenship(例:NY市民の私人 対 NY市民の私人かつ日本国籍保有者)だった場合、complete diversityは否定されるのか教授に質問してみました。一応、回答の方向性としてはNOと言っていましたが、かなり状況設定により結論が変わる話だろうと思いますので、余裕ができたらいくつか判例でも探して流し読んでみようと思います。
ちなみに判例ですが、独特の引用方式がありまして、これはどこかの機会で触れてみたいと思います。

厳密には先週の月曜日は祝日でしたので、まだ受講(予定)科目を一周していませんが、
多めの人数から少なめの人数の授業、LLMだけ、JDあり、基礎系科目、応用系科目まで経験することができました。
月曜日に授業を受けてみて、最終的に秋学期の履修科目を決定したいと思います。
科目の選択もそうですが、この留学で何を得たいか、いろんな意味で悩むところです。
教室の雰囲気等に関する総論的な感想です。
(個別の内容はまた別の機会に…ブログだとどこまで具体的に書くか悩ましいですが)
・やはりどの国の学生も、どうしても自国の人同士(あるいは地理的・文化的に近しい国)で固まっている傾向が見受けられます。授業だけの付き合いだと、世間話だけで終わってしまいますので、悩ましいところです。また、英語以外を話すなという話がオリエンテーション中にありましたが、やはり、自国民同士の会話では自国語を話しているひとが多いように思います。
・授業参加に対する学生の積極性についてですが、思っていたよりも(映画のペーパーチェイスとか 笑)、おとなしい人が多いです。いまの時期だけかもしれませんが。よくジョークでも聞きますが、インドの方はよくご発言をされます。大変失礼ですが、教授がそれを理解して回答していることに素直に感動を覚えます。教授の話す英語は、(予習さえしていれば、)思っていたよりもリスニングで苦慮することは少ないですが(仕事の電話会議のほうが雑音あるし辛いです)、学生の英語は結構理解が難しいです。これは、聞きなれない英語である点、趣旨が不明瞭なことがある点、教授はプレゼンのプロである点があると思います。
・理解できないあるいは聞き取れない時に、聞き返すのはよくあるわけですが、特に何も言わないと、大抵のひとは同じ言葉を同じ速さで繰り返すだけですので、結局理解できなかったりします。
・ノートの取り方ですが、マジョリティはノートPCを持参して、それにタイピングする人が多いです。大学がWIFI完備ですし、学内サイトに宿題情報が掲載されたり、ウエストローなどにつなぐ必要性が多いことが理由だと思います、
以下、話は変わりますが、各授業に出ていて、やはりアメリカ建国以来の永遠のテーマのひとつなんじゃないかと思うのはフェデラリズムです。
アメリカ憲法の条文と解説がアメリカ上院のサイトにあります。
憲法本文を見ていただくとわかると思いますが、短いし、抽象的だったり、人権関連の定めがなかったりします。ロースクールでもこれらアメリカ憲法の特徴が憲法制定に至る歴史的経緯なんかと絡めて説明されます。
※参考:在日米国大使館サイト(『米国司法制度の概説』)
http://aboutusa.japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-outline-legal.pdf
たまたま見つけましたが、結構、読みやすそうな資料です。
我々の感覚からすると、連邦(政府)と州(政府)の関係は、国と地方自治体的な上下関係と思ってしまいますが、こちらはまったく違います。例として司法権関連についてみてみると、アメリカの連邦裁判所に"Why Two Court Systems?"という解説サイトもあったりします。
取り扱う事件もことなりまして、同じく連邦裁のサイトに連邦裁判所と州裁判所が扱う事件の簡単な比較表を用意しています。
上記サイトを紹介していますので、誤解をおそれずに極めてざっくりといってしまえば、ほとんどすべてが州裁判所マターで、憲法問題、連邦法問題、外国関連、州をまたぐ問題とかとかが連邦マターにもなりうるものになってます。
州をまたぐ問題に関して、"Diversity of Citizenship"なんかは外国人にはなじみのないところです。
そこで、当事者がDual Citizenship(例:NY市民の私人 対 NY市民の私人かつ日本国籍保有者)だった場合、complete diversityは否定されるのか教授に質問してみました。一応、回答の方向性としてはNOと言っていましたが、かなり状況設定により結論が変わる話だろうと思いますので、余裕ができたらいくつか判例でも探して流し読んでみようと思います。
ちなみに判例ですが、独特の引用方式がありまして、これはどこかの機会で触れてみたいと思います。