ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

甲子園の日程消化のための暴論。

2021-08-19 18:55:24 | エンタメ

もう死ぬほど語り尽くされている話だが、この大雨で夏の甲子園の日程消化が大変な事になっている。
「他のアマチュアスポーツ、もっと言えば高校の部活に過ぎないのになぜ甲子園だけを優遇するのか?」
という批判もあろう。
確かにごもっともで、野球だけが特別なわけではない。
野球は特別ではないが、「甲子園」は特別だ。それだけに、どうしても球児たちは最後まで試合をさせてあげたい。
個人的に、高校野球は甲子園で。そして関東学連の駅伝の最高峰の舞台は絶対に箱根でなければならないのだ(笑)。

「屋根をつければいいじゃないか」
という意見もあるが、野球というのは本来は青空の下でやるものであり、さらに特有の風のいたずらもある。
あの酷暑、雨、風といった自然現象を味方に付けた学校に勝利の女神は微笑むのだ。
「あの40℃を超えるグラウンドで、可哀想…」
というご意見も毎年のように出るが、選手達はその暑さも充分に想定したものすごい鍛え方をしており、我々の心配には及ばない。
どうしようもなければ、試合開始を早めて午前中2試合して日中は休み、夕方から2試合すれば4試合出来る。
攻守交代が早い高校野球なら、充分に可能だ。

話を戻して、日程消化だ。
これを書いているのは19(木)で、第1試合は2死満塁3-2というとんでもない場面で中断しノーゲームとなったが、運営側が機転を利かせ第3・4試合は実施出来た。
選手達は第1試合と言えば何日も前から朝に体調のピークが来るように調整しているので、この判断は見事だった。
是非今後も柔軟な判断で無事にやり切ってほしいのだが、31(火)には阪神がセ・リーグ公式戦を再開させる。
このままいけば決勝は29(日)との事だが、それは明日以降中止にならなかった前提であり、この異常気象では決して楽観は出来ない。

シロウト考えで申し訳ないのだが、公式戦にかぶったところで何が問題なのだろうか。
朝8時から決勝と閉会式をやったところで昼には終わるし、阪神の練習は14時からなので全く問題ない。
それまでに練習したければ、鳴尾浜でよいではないか。
物理的な問題として、高校野球とプロ野球の「しつらえ」の違いがある。例えばフェンスの広告を隠したり、入口の対戦表ボードや歴代優勝校の旗の撤収などの作業があるが、どうせ無観客なのだから早めにやってしまって全く問題ない。なんせ、非常時なのだから。

そのように努力して日程を確保する一方で、ノーゲーム・コールドゲームはどうにかしてサスペンデッドにして続きをやらせてあげたい。
どんなに大差がついても悪天候でも、選手達には9回まで試合をさせてあげたい。
2009年決勝の中京大中京VS日本文理のようなドラマもあるし、今の高校球児のパワーならセーフティリードはないのである…