
一昨年6月、生まれてすぐに捨てられていたところを拾われて我が家に来た猫・びすこの様子がおかしい。
数日前までは至って元気だったのが急に元気がなくなり、食事も水も取らず声も出さずただうずくまっているだけなのだ。
かかりつけの動物病院に昨日診てもらったのだが、触診や血液検査では全く異状は見当たらない。
完全室内飼いなのでどこかから病気をもらったワケではないし、何か変なものを食べてしまったワケでもない。
もう9年前になるが、同じ茶トラの「まぐろ」という牡猫が旅立った時は既に15歳という高齢であったのに加え、死ぬ数カ月前から明らかに様子がおかしく、死ぬ直前には重い肺炎を患っていた。
33年も前になるが実家の「太郎」という牡猫が旅立った時は同じく高齢だったのに加え、放し飼いで猫同士のケンカが絶えず、頭部にひどい傷を受けそれが致命傷になった。
今回のびすこの場合は、触診や血液検査では判らないためレントゲン検査を受ける事になるが、獣医師の想像では脳神経系の障害かもしれないとの事。
猫はせいぜい15〜20年しか生きないのはよくわかっているのだが、たった1年8ヶ月しか生きていないのに水も食事も取らず、みるみる弱っていくのを感じるのは、つらいものである。
あの時捨てられていたままならどうなっていたか分からないが、縁あって我が家に拾われた以上は1日でも長く、平均寿命ぐらいは生きてほしいと願う。
びっちゃん、運命に負けるな。
その名の通り、一粒300㍍の根性で生きてくれ…