競馬 変わる傾向と変わらない鉄則

前週までの馬券圏内馬の血統や馬番を集計し、次週を推理します

スプリンターズS 福永が初めて挑む、受けて立つG1

2016-10-02 01:07:21 | 中山競馬

前回のエントリーが半年前。忘れられてしまわないように何か書いておこう。

サクラバクシンオー産駒がどうのこうのというのは次のブログを読めばスッキリ解決!

血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1a7bafafb13d1d105f67e56f3bf4fba6?fm=rss

王様の「秘密の参謀本部」 http://blog.goo.ne.jp/bingohongo/e/c497f405bdafecd66006d0c157457a75

これで終わったら怒られそうなので、中山の馬場状態について。2013年夏、新潟でエアレーション作業が始まった!という記事を誰よりも先んじて書いたのに、その後、人様のコメント欄では色々と書き散らかしながら、このブログでは追跡記事を何も残してこなかった。反省。

「開幕週は差しが決まり、開催後半になると、軟らかかった所が踏み固められていき先行馬が残りやすくなる」

「2014年に馬場改造工事をした中山の芝は馬場が渋ると差しが決まりやすくなる」

これは小島友実氏の解説ですが、基本的には全面的に賛同します。

http://ktsn.jp/magazineIssue?genre_id=3&magazine_id=585&id=35142

補足するならば、芝良でも馬場回復期の良(ダートが稍重で含水率がまだ減少していっていると考えられる良馬場)の成績を稍重の方に移動させれば、もっとはっきりと傾向に差が出る。

で、土曜がどうだったかというと、芝・ダート共に良スタートだけど、朝方のしとしと雨の影響で好位や中団からの捲り差しが決まっていた。ところがメインでは逃げと番手が1、3着。逃げた田辺の馬場読解力は、前回エントリーのコメント欄でローエングリンが安田記念を逃げ切った時も褒めちぎってますが、これくらいの雨が降ったら何時間後に乾き始めてイン有利になるのかを解く独自の方程式を持っている。

田辺の作ったペースが 12.3 - 11.5 - 11.9 - 11.5 - 11.5 - 11.3 - 11.6 - 12.0 で1:33.6

決してスローの恵まれではないし、むしろ後続が、今日は外差し馬場だと解釈してしまったのが縦長の原因だろう。

明日は雨は降らない。田辺が逃げた。そして逃げ切った。その点から、中山の馬場は開幕後半のイン・前有利な馬場へ変貌した、と考えたい。

セントウルSで逃げた福永。スプリンターズSでは33.0-34.5 位の時計を狙ってくるんじゃないか。このペースについて来られるのなら来てみろ。ねじ伏せてやる。おそらく福永にとってビッグアーサーは、初めて絶対王者と認める相棒なのではないか。

オークスを勝った後に米オークスに挑んだシーザリオも、天皇賞秋に勝った後にドバイデューティフリに挑んだジャスタウェイも気持ちはチャレンジャーだったろう。

「誰が乗っても勝つ」とは安勝のキングカメハメハの評だが、果たして福永が初めて挑む受けて立つG1、スプリンターズS。数年後のビッグアーサー評を想像しながら明日を迎えたい。

明日は、コメント欄で少し遊んでみようと思います。