中山牝馬Sは16頭フルゲートですね。馬場状態は本日正午時点で稍重(ダートは重)。本番は良馬場でしょうが、果たしてパンパンの良まで回復するのか、それとも含水率が減少途上の良馬場回復期で行われることになるのか注目です。
馬場状態の分類は芝レースでは以下の12通りです。
1.良馬場
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2.良(雨中の競馬↓馬場悪化期) ⇒3.良(↑馬場回復期)
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4.稍重(雨中の競馬↓馬場悪化期)⇒5.稍重(雨上がり×→馬場悪化キープ期) ⇒6.稍重(↑馬場回復期)
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7.重(雨中の競馬↓馬場悪化期) ⇒8.重(雨上がり×→馬場悪化キープ期) ⇒9.重(↑馬場回復期)
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10.不良(雨中の競馬↓馬場悪化期)⇒11.不良(雨上がり×→馬場悪化キープ期)⇒12.不良(↑馬場回復期)
集計期間:2010年~15年、人気=5番人気以内、穴馬=6人気以下 フルゲート16&15頭立てのレースを抜粋
1.良馬場(36R、108頭)
グラフ上では中外枠の成績が抜群に見えますが、人気馬の出走頭数が多いのがその理由のひとつでしょう。「12~9」番の人気馬複勝率48%、「8~5」番が47%ですから、中枠全体が優秀と見ることも出来ます。または6、7番の谷に注目するならば、「12~8」番がトップホットゾーン、「5~1」番をセカンドホットゾーンという捉え方も可能ですね。
3.良(↑馬場回復期 13R40頭※3着同着1レース有)
「13~6」番の人気馬複勝率が軒並み50%超。パンパンの良と比べると、中枠の優秀度、安定度が一目瞭然です。そして1番と16番という両極端な馬番の好成績。
シュンドルボン16番、ルージュバック15番、キャットコイン14番、シングウィズジョイ12番と今年は外枠に人気馬が集まりました。さて、どうなるでしょうか。
以下は施行レース数が少ないので、似たような傾向の馬場状態をまとめています。参考までに。
6.稍重(↑馬場回復期)
2.良(雨中の競馬↓馬場悪化期) 1R3頭
+4.稍重(雨中の競馬↓馬場悪化期) 5R15頭
+7.重(雨中の競馬↓馬場悪化期) 2R6頭 計8R24頭
5.稍重(雨上がり×→馬場悪化キープ期) 2R6頭
+8.重(雨上がり×→馬場悪化キープ期) 3R9頭
+11.不良(雨上がり×→馬場悪化キープ期) 1R3頭 計6R18頭
含水率が増えていく雨中のレース~雨が止んだ後の、まだ含水率が減少してはいない一定時間に行われるレース~含水率が減少していく回復期のレース。この3つの時期の馬番別成績の変化に何かがある、と感じてもらえたら嬉しいです。
追記 11/13 0:00
オッズの様相が変わりました。ハピネスダンサーに大量投票があったようですね。
土曜前日投票
1人気 15ルージュバック 2.2倍
2人気 4アースライズ 6.9倍(1人気との差4.7倍)
3人気 9ハピネスダンサー 7.5倍
4人気 16シュンドルボン 9.5倍
5人気 12シングウィズジョイ 11.8倍
というような状況になっています。複勝オッズから推測すると、最終的には3人気と4人気が入れ替わり、シュンドルボンが9倍台なら、ハピネスダンサーは10倍を切るかどうかくらいかな。馬番的には狙い目だったのに(涙)
要は大量投票があっても圧倒的1人気が揺らがないルージュバックをどう扱うのか、というのが中山牝馬Sのテーマなんだろうと思います。
15年12月~16年1月の中山開催で、1人気と2人気の単勝倍率の差が4.0以上あったレースは30Rあったんですが、そこでの1人気の結果は(19ー5ー2ー4)。単率63%、単回収率96%、複率87%、複回収率94%。これって東京や京都や阪神に比べても意外にいい数字なんですよ。
また、この30Rで3連複配当が1万円を超えたのは7Rだけ(7/30=23%)。1人気が馬券外に飛んだ4レースの3連複配当も10,480円、9,060円、5,000円、83,250円。よっしゃ!ルージュバックが飛んでくれて3連複も当たった!!どれどれ配当は?と確認したら・・・案外つかなかった、という可能性が高い単勝配置ではあります。
そしてそして、今開催芝1800mは6レース行われているんですが、馬券に絡んだ18頭中17頭が5人気以内、残る1頭は6人気3着。穴党にとっては辛いレースですな。さあ、それでもルージュバックを切るか、切るのか。あなたならどうする。