競馬 変わる傾向と変わらない鉄則

前週までの馬券圏内馬の血統や馬番を集計し、次週を推理します

新潟夏競馬 1週目結果から見えてくるもの 芝編

2013-07-30 23:15:54 | 新潟競馬

早速ですが、まずは馬場コンディションです。前回エントリーで、昨年とは違って一面に芝が綺麗に揃っていると書きました。

映像を見てもらったほうが早いでしょうから、こちらをご覧下さい。

左画面は昨年の開幕初日、7月14日(土)1R芝1600m外戦。右画面は今年の開幕初日、7月27日(土)1R芝1600m外戦のゴール前付近の映像です。

昨年は1着でゴール板を通過した7番ザラストロの外側2m位から路面がボコボコしているのが、画面を通してハッキリと確認できます。それと比較して今年の右画面を見ると、春開催で使用したBコースも張替えを行なった成果で、Aコースと同様に素晴らしい芝状態となっているのが分かります。

新潟の夏開催では、昨年のように内ラチ沿いにグリーンベルトが出現するのは非常に稀です。今年は開催が進むに連れて昨年とは違い、2011年のような馬場バイアスが生じてくるだろうと予想しています。

では開催週の結果から。そして2011年は2週目以降にどのように馬番の有利不利が現れてきたのかを距離別にご覧下さい。

リフトザウイングスのように、内を掬って伸びてきた馬がいるからイン伸び馬場だと考えるのは危険です。内外公平な馬場だから、上がり脚のある馬なら内からでも外からでも伸びるんだと解釈したほうが、2週目以降に挑むためにはいいだろうと思います。

但し、上がり3ハロン1位は2日間で(8-1-0-4)。馬場が綺麗なので前がまだまだ踏ん張れます。最後方からでは届かないけれど、ある程度中団の位置を取りにいって、そこから上がり最速を出せる馬&騎手が狙い目ですね。そういう馬は?となれば、マイル以上の外回りならディープインパクト産駒がこの開催を席巻しそうなムードが漂います。騎手は・・・・・色々な見解があると思いますので、ここでは控えさせて頂きますw

そして馬番を考察すると、

芝1400m 開幕週の結果

※表の見方

まず馬番を『18~15』『14~10』『9~5』『4~1』番の4区分に区切ります。競馬新聞と対比しやすくするために外枠を左側、内枠を右側に配置してあります。
次に左表から見ていきます。
良人気は1~5番人気、良穴は6番人気以下が4区分から何頭馬券圏内に絡んだかを示しています。上記では『4~1』番から1頭絡んでいます。
次に右表は1~5番人気を対象に、各区分から何頭出走し、その内、何頭が馬券圏内に入ったかを示しています。上記では『4~1』番から3頭が出走して1頭が3着迄に入ったと。その複勝率は33%で、ここに入った人気馬は外枠に比べて信頼度が低いと読むことができます。

⇓ 2011年2週目以降の結果


芝1600m外 開幕週の結果

⇓ 2011年2週目以降の結果


芝1800m外 開幕週の結果

⇓ 2011年2週目以降の結果

いろんな妄想に使えるでしょうか。今日のところはこの辺で。


アイビスサマーダッシュ 攻略の切り口

2013-07-28 00:29:15 | 新潟競馬

昨年夏の新潟開催は春先に張り替えた芝の生育が素晴らしく、春開催で使用されたBコースとの差が激しくて、見た目にもグリーンベルトが出現していました。その結果、最終日まで内が伸びるという、新潟では珍しい結果が続きました。

今年は春開催終了後に、Aコースと共にBコースの張替えを大規模に実施したようです(約2,700㎡)。土曜の全レースを見直しましたが、A・Bコースの境目が分からない一面が綺麗なコンディションです。となると、お盆明けの頃には新潟らしい馬場バイアスが生じてくるでしょう。

またダートでは、東京や中京と同様にサンデー系苦戦の徴候が見られます。2場のように、昨年暮れから年明けの間に購入した新しい砂を補充したのではないかと睨んでいます。ダートではもうひとつ、キングカメハメハ産駒の馬券の絡み方に注目を。梅雨明け前で含水率の高い開幕当初からお盆明けのパッサパサに乾いたダートに変わって、馬券率がどう変わっていくのか。キンカメ産駒を美味しく頂くための調理方法をお見せ出来るかもしれません。

夏競馬は、新潟を追いかけたいと思います。

まずはアイビスサマーDから。

過去の傾向

今回の出走表

※人気は7/20 23時頃

クラスの壁

※Closing Argument産駒は、芝ではリトルゲルダ1頭のみしか日本で走っていません。従ってClosing Argument産駒の成績は、1000下条件△まで、です。


中京競馬最終週 攻略の糸口

2013-07-19 23:11:08 | 中京競馬

中京のダートは、1月開催と3月開催の間に新しい砂を補充したようです。それ以前と以後では馬券に絡む種牡馬の傾向が変わりました。今年に入って東京のダート戦でも父サンデー系が苦戦していると以前のエントリーで書いたのですが、どうやらJRAが今年始め、あるいは昨年末に購入した砂は、これまでのものより粘り気が強いような気がします。

ちなみに東京のダートは軽いとか、冬場の中山のダートは重いとかの表現をよく聞きますが、それは路盤や含水率の問題でしょう。JRA馬場情報で発表される『クッション砂の厚さは9.0cm』に示される砂は、JRA全場共、同じ土地で採取された砂を精製したものが使用されています。砂の原産地が異なるわけではないんです。

まぁ、今回はそれが本題ではないので。早速、中京開催最終週に向けて攻略の糸口を探っていきましょう。今週末の豊明市の天候は、土日とも雨の心配はないようです。今日発表された馬場情報でも、昼の時点でダート・芝共に良馬場と発表されています。パンパンの良馬場に対策を絞り込んで見ていきたいと思います。

D1200m フルゲート16頭立て

今年1月までは、ダート短距離で躍進中のファスリエフ(早すぎる死去に合掌)産駒やストラヴィンスキー産駒(共にヌレイエフ系)、クロフネ~フレンチデピュティ親子産駒(ヴァイスリージェント系)にサンデー系もチラホラ頑張っているという傾向だったのですが、3月開催からは圧倒的にミスプロ系、それもフォーティーナイナー系が席巻しています。

D1200mの他に、D1400m&D1800mでも今開催開幕週は、圧倒的に内枠優勢の馬場でした。それが先々週と先週土曜は稍重からのレース開始の影響を受けたのでしょうか。そこから良馬場に回復すると、『4~1』番優勢から外枠へ偏りが動いています。

今週末は良馬場からのスタート。果たして開幕週のように内枠圧倒的優位で終始するのか、それとも先週日曜後半戦のように外枠へ偏りが動いたままなのか。土曜序盤戦の見極めが非常に重要になります。


D1400m フルゲート16頭立て 芝スタート

『4~1』番が人気馬の複勝率がよく、次いで『8~5』番、『12~9』番と外へいくにつれて複勝率が低くなるので外枠不利なのかと思うと、一転して『16~13』番の人気馬複勝率が非常に優秀な数字を示す。こういった傾向は特別なものではなく、他の競馬場でも頻繁に見られる現象です。

今開催の中京では、D1800mを含め、すべての距離でこの傾向が現れています。


D1800m

『4~1』番から馬券に絡んだ7頭(良馬場、人気6頭、穴馬1頭)中、開幕週で成績を挙げた馬が4頭を占めます。対して、『16~13』番から馬券に絡んだ5頭中、開幕週では1頭に過ぎません。

果たして開幕週のように内枠圧倒的優位で終始するのか、それとも後半戦のように外枠へ偏りが動いたままなのか。何度も書きますが、キーポイントはここです。


芝1200m

⇓ Bコース

もう中京の芝レースフルゲート戦は、1600m戦を除いて、『枠の半分から外』でいいだろうと予想しています。内にローラーを掛けることだけが心配ですが、もはや砂を撒くだけでは荒れた内枠の不利をカバーできない状況だと思います。

詳しいことは過去の中京競馬カテゴリーをご覧下さい。


芝1400m

⇓ Bコース

見事に過去の傾向と一致していますね。特に1400m以上では外枠にディープ産駒が入ったら、人気に関わらず軸に出来るのかどうかを検討するのが早道です。


芝2000m

⇓ Bコース

『枠の半分から外』と書きましたが、2000m&2200mではディープ産駒ならもう少し内側でも、というような臨機応変なスタンスで。種牡馬的にはディープの他にハーツクライやスペシャルウィークはもちろんなんですが、ダンスインザダーク&トーセンダンス全兄弟に注目です。この1年、やたらと穴を開けています。


芝1600m ※16頭フルゲート

⇓ Bコース

最後に中京記念が行われる芝1600mです。この距離だけは『4~1』番に注意を払わなければなりません。1600m戦専用のポケットからの発走が内枠馬に恩恵を授けています。しかしその恩恵もBコースでは4番枠迄。やはり最終コーナーでバンクを利用して加速し、スタミナをロスせずに急坂を一気呵成に上りきることが出来る外枠勢の差し馬のほうが有利です。

中京記念ではリルダヴァル、ドナウブルーが死に目に入りました。俄然やる気が湧いて来ましたw


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 スタチューオブリバティ編

2013-07-16 21:20:25 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング73位 スタチューオブリバティ

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2008年産駒デビュー~2013/7/14現在。

スタチューオブリバティ父系図  種牡馬一覧その5 ノーザンダンサー~ストームキャット系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 Giant's Causeway編

2013-07-15 22:29:46 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング72位 Giant's Causeway

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2004年産駒デビュー~2013/7/14現在。

Giant's Causeway父系図  種牡馬一覧その5 ノーザンダンサー~ストームキャット系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 アドマイヤドン編

2013-07-12 22:29:31 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング71位 アドマイヤドン

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2009年産駒デビュー~2013/7/7現在。

アドマイヤドン父系図  種牡馬一覧その6 ミスタープロスペクター系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 カリズマティック編

2013-07-11 22:31:26 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング70位 カリズマティック

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※2012年種牡馬リーディング31位以下の集計期間は、サンプル数(出走頭数)が少ない場合に2009年以前の結果を含んで集計しています。 どこまで遡るかは、私の気まぐれもあります。

ダート=2010年~2013/7/7現在。芝=2003年産駒デビュー~2013/7/7現在。

カリズマティック父系図  種牡馬一覧その5 ノーザンダンサー~ストームバード系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 トーセンダンス編

2013-07-10 23:30:10 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング69位 トーセンダンス

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2009年産駒デビュー~2013/7/7現在。

トーセンダンス父系図  種牡馬一覧その8 サンデーサイレンス系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 スターリングローズ編

2013-07-09 21:52:06 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング68位 スターリングローズ

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2008年産駒デビュー~2013/7/7現在。

スターリングローズ父系図  種牡馬一覧その6 ミスタープロスペクター系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 バブルガムフェロー編

2013-07-08 21:53:23 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング67位 バブルガムフェロー

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2010年~2013/7/7現在。

バブルガムフェロー父系図  種牡馬一覧その8 サンデーサイレンス系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 アドマイヤジャパン編

2013-07-05 23:12:29 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング66位 アドマイヤジャパン

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2010年産駒デビュー~2013/6/30現在。

アドマイヤジャパン父系図  種牡馬一覧その8 サンデーサイレンス系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 ゴールドヘイロー編

2013-07-05 22:59:43 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング65位 ゴールドヘイロー

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2007年産駒デビュー~2013/6/30現在。

ゴールドヘイロー父系図  種牡馬一覧その8 サンデーサイレンス系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 シニスターミニスター編

2013-07-05 22:50:02 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング64位 シニスターミニスター

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2011年産駒デビュー~2013/6/30現在。

シニスターミニスター父系図  種牡馬一覧その7 ボールドルーラー系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 King's Best編

2013-07-04 23:22:57 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング63位 King's Best

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2005年産駒デビュー~2013/6/30現在。

King's Best父系図  種牡馬一覧その6 キングマンボ系


クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 ローエングリン編

2013-07-04 23:17:30 | クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒

クラスの壁にぶつかる種牡馬と超える産駒 2012年種牡馬リーディング62位 ローエングリン

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※ダート・芝共に=2011年産駒デビュー~2013/6/30現在。

ローエングリン父系図  種牡馬一覧その4 サドラーズウェルズ系