競馬 変わる傾向と変わらない鉄則

前週までの馬券圏内馬の血統や馬番を集計し、次週を推理します

夏の中京芝Aコース最終週はすべての距離で外枠重視

2014-07-12 00:38:38 | 中京競馬

改修工事以降の中京芝1600mのAコース、フルゲート16&15頭立てで行われたレースの1~4番枠の成績なんですが、

中京芝1600mAコースフルゲート16&15頭立てレース1~4番枠馬番別成績

昨年夏はデウスウルト1頭だけという不振。2012年と2013年以降では馬場(芝)の作り方を変えてきているのではないかと以前書きましたが、

高松宮記念回顧 中京馬場造園課が考えたこと

今年も昨年同様の傾向が続くのではないかと。

2013年夏 芝1600mAコース フルゲート16&15頭立て馬番別成績

2013年夏 中京芝1600mAコース フルゲート16&15頭立て馬番別成績

 2013年夏 芝1200m、1400m、2000m、2200m Aコース フルゲート18&17頭立て馬番別成績

2013年夏 中京芝1200m、1400m、2000m、2200m Aコース フルゲート18&17頭立て馬番別成績

そして、今年2014年夏 開幕1週目の芝1200m、1400m、2000m、2200m Aコース フルゲート18&17頭立て馬番別成績

2014年夏 中京開幕週芝1200m、1400m、2000m、2200m Aコース フルゲート18&17頭立て馬番別成績

芝1600m戦に関しては、先週はフルゲート16&15頭立ては1Rのみで、9番(3人気)⇒7番(2人気)⇒13番(1人気)と人気通りの決着だったので参考にしづらい点がありますが、1600m戦以外の距離での馬番別成績を考慮すれば、今週の中京競馬芝レースのフルゲート戦では思い切った決め打ちが出来そうです。


高松宮記念回顧 中京馬場造園課が考えたこと

2014-04-19 00:49:16 | 中京競馬

M.デムーロ騎手の見事な騎乗が決まりました。全周パトロールを見ると、5番枠からゲートを出て馬場が緩んでいるラチ沿いを避けながら、なお且つ3コーナーでインに入るための最短距離を走ろうという意思が明確に見えます。この辺りの馬場読みが日本の騎手よりも数段上というか、残り1000mハロン棒の付近、即ちスタートして200m走ったところでは、既にコパノリチャードより内枠発走4頭中マジンプロスパー以外の3頭はコパノよりも外を回していますからね。そして、3~4コーナーでは距離ロスを防ぎラチ沿いを。最後の直線では外に向かって斜めに真っ直ぐ走るという、アウト・イン・アウトの教科書的走りでした。

スノーフェアリーがエリザベス女王杯で荒れたインを1頭だけ狙って後続を突き放したレースの時にも思ったのですが、大多数の日本人騎手と外国人騎手との間には、馬場読み=距離ロスとタイムロスの方程式を解く分野において、大人と子供ほどの差があるように感じます。競馬学校のカリキュラムに問題があるのか、滑る馬場での乗込み量が海外に比べて足りないのか、どうなんでしょう。急がば回れ。単に農耕民族と狩猟民族の気質の違いなのでしょうか。

とにかく、馬場が渋ったら外国人騎手を買え!を鉄則のひとつとして覚えておいたほうがいいかもしれません。

さて、まずはその優勝したコパノリチャードの父ダイワメジャー産駒についてです。中京競馬場改修後の2012年以降、ダイワメジャー産駒の中京芝1200mの全成績は、

(1- 2- 0-28/31)、勝率3.2%、連対率9.7%、複勝率9.7%、単勝回収率7%、複勝回収率48%と極端に悪い成績となっています。馬券に絡んだ3頭を抜き出すと、

ダイワメジャー産駒の中京芝1200m成績

馬場状態に注目して下さい。3頭とも稍重馬場です。即ち、ダイワメジャー産駒は良馬場で1頭も結果を出していないんですね。芝1400mでは人気がなくてもよく馬券に絡みますから、中京コースが苦手だとは言い切れないと思います。こういう傾向を発見したら、それを覆す競走馬が現れるまで追いかけ続けるのが穴党の基本ポリシーです。ダイワメジャー産駒は人気になりやすいですしね。

高松宮記念はあいにくの不良馬場となりましたが、今後良馬場では何か1頭馬券に絡むまでは、ダイワメジャー産駒を嫌い続けてみたいと思います。

久しぶりにクラスの壁を

ダイワメジャー産駒 クラスの壁にぶつかる種牡馬

※△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいるコース&馬場。

※集計期間は2011年産駒デビュー~2014/3/30現在。


続いて、改修以降の中京芝1200mAコースフルゲート18&17頭立ての馬番別成績です。時間があれば本番前にエントリーを上げたかったのですが、高松宮記念当日のアクセス数が過去最高の数字を記録しているのを4月に入ってから気がついた状態でして・・・申し訳ないです。改めて前々回上げた全21レースの結果をご覧下さい。

中京芝1200mが外枠有利であることは、もうだいぶ知れ渡っているようです。同じことを話しても全くつまらないので、視点を変えて、そうですね、中京馬場造園課の担当者の立場になって詳細に見ていきましょうか。あなたも私も会議室で苦いコーヒーを飲んでいる風情で。

馬場改修後の2012年以降、中京競馬場は4週続けて同じコースを使用したケースが一度しかないんですね。それがいつかと言いますと、改修後初めて行われた2012年3月3日から25日のことで、この時はAコースで4週連続施行されています。それ以降、夏開催はAコース2週~Bコース2週、冬開催はAコース3週、2013年に入って1月にBコース3週、高松宮記念が行われる春開催はAコース3週(1週短縮)、夏開催Aコース2週~Bコース2週、冬開催Aコース3週、2014年今年に入って1月Bコース2週(1週短縮)、そして春開催は昨年と同様にAコース3週というスケジュールでした。

この間のスケジュールで変更点が2つ見られます。ひとつは2013年の春開催が4週から3週に短縮されて、高松宮記念が4週目から3週目に施行されたこと。ふたつめは今年1月の開催が前年より1週短縮されて2週間になったことです。

昔からの競馬ファンからすると1開催は4週間単位だというのが肌に染み付いていて、他場が改修工事を行っているための代替開催は別にして、ローカル開催が3週間とか5週間とか春の東京開催が10週間だってのに触れると、カレンダー代わりに使えねぇじゃんと違和感を感じてしまうのですが、みなさんはどうなんでしょう。

ちなみに、いつ頃から4週間単位の慣例が薄まっていったのか、中京競馬場の春開催を例に上げてみます。

2005年 4週開催
2006年 4週開催
2007年 4週開催
2008年 5週開催
2009年 3週開催
2010年 4週開催
2011年 改修工事
2012年 4週開催
2013年 3週開催
2014年 3週開催

他場でも2008年に福島競馬場の4月開催が4週から3週に短縮されたりしていますので、この頃にスケジュールを決める際の何らかの変更があったのでしょう。組織が大きくなればなるほどに慣例を変えること、改革を断行することが難しくなるのは皆さんご承知のとおりです。それでも変化が訪れた2007年から08年に掛けてJRA内部で何か動きがあったのか調べてみると、2007年9月に理事長が土川健之現理事長に交代していますね。この方はJRA初の生え抜きだそうです。

日本中央競馬会 - Wikipedia

土川理事長が何を考え、どのように行おうとしているのかは、この項と趣旨がずれますので、今回は詳しく調べませんでしたが、今後いくつかの記事をUPしていく中で何らかの形が見えてくればいいなと思います。ひとつ言えることは、土川理事長が就任した2007年当時のJRAは、売上の減少に歯止めが掛からない時期だったということです。これまでJRA理事長は農林水産省次官の指定席でした。たとえ高橋政行前理事長の強い推薦があったとしても、官僚がそう簡単に天下り先の席をプロパーに譲るとは考えられません。ちょうど同じ時期の2007年9月7日には小林芳雄農水事務次官が退任されてます。普通に考えれば、この小林前事務次官が理事長に就任するのが慣例に則ったシナリオだったでしょう。

恐らく農水省は、JRAの行く末にだいぶ悲観的な印象を抱いていたのではないでしょうか。高橋前理事長の時代には、ワイド、馬単、3連複、3連単と新型馬券を次々と導入し、言わば拡大路線を目指したにも関わらず失敗。毎年3,000億円以上も国庫に納入していた超優良法人が、売上減少によってそれが覚束なくなってくるとなると、財務省からの冷たい視線も気になります。次のカードを持ち合わせない状態の農水省にとって、高橋前理事長の土川氏推薦は渡りに船だったのではないかと考えられます。やれるものならやってみな by 大和田常務(古いなぁw)

逆説的に言えば土川理事長側の現状は、対案を持っていない農水省の顔色を窺わずに強力に改革を断行出来る環境にあるのかと。

話を戻します。何の話でしたっけ。そうそう、中京馬場造園課の会議室の模様です。テーマを発表しましょう。

『高松宮記念を内外の馬場差なく公平なレースにするためには』

通常、次年度の開催スケジュールは菊花賞や天皇賞秋が行われてる10月末頃に発表されます。とすると、それを検討する会議は遅くとも9月初頭には始まっていると考えるのが妥当でしょう。2013年のスケジュール検討が始まった前年の秋、参考となる資料は3月と7月の2開催8週間分のみです。そこでは参加者にこんなデータが届けられたのではないかと思います。

1.中京芝1200m Aコース 20123月&7月開催 フルゲート18&17頭立て 全10レース馬番別成績

中京芝1200m Aコース2012年3月&7月開催 馬番別成績

2.中京芝1200m Aコース 2012年3月&7月開催 フルゲート18&17頭立て良馬場のみ 全5レース馬番別成績

中京芝1200m Aコース2012年3月&7月開催 良馬場馬番別成績

3.中京芝1200m Bコース 2012年7月開催 フルゲート18&17頭立て 全1レース馬番別成績

中京芝1200m Bコース2012年7月開催 馬番別成績

最近私は、このところのJRAというのは馬番別成績を結構詳細に調べていて、それを元に、以前より遥かに内外馬場差のない公平な馬場造りに務めるように努力しているのでないか、と考えているんですね。中山1600m外不利という状況が逆転している開催期があることや、ローカル開催での4週連続同一コース開催がほぼなくなってしまったこと等からです。昔はローカル最終週の外枠狙いという手があったんですが、もうその手は使えません。正直言うと残念ですが。

まぁ、そういう検証チームがJRAにいるということを前提にした話ですが、このデータを確認した参加者には少なからず戸惑いがあったかと思います。というのも、リニューアルオープンに先立って行われた試走会に参加した騎手たちに感想を求めると、「芝1200mは外枠を引いたら考えなければならない」(池添騎手)等など、揃って外枠不利の印象を答えていたからです。それが蓋を開けてみれば、圧倒的に外枠優勢な馬場ではないかと。

競馬なニュース 中京競馬での試走会で分かる事をまとめてみました

高松宮記念は中山、東京、京都、阪神の主要4場以外で行われる唯一のG1です。年に何度もG1が行われる主要4場とは意気込みの程が違うと思うんですね。

騎手や厩舎関係者、馬主、そして競馬ファンからもいいレースだったと言われる為に馬場造園課がやるべき事は、内外馬場差のない公平な馬場を作ること。これ以外にありません。改善策が練られたと思います。今さらバンクコーナーや路盤の改修は出来るわけがない。となると、出来る手立ては芝の背丈を内外で変えたり内芝の植え方を逆目にして滑らないようにするなど、芝そのものに工夫を施すこと。これはJRAの馬場情報には載らないので不明ですが、個人的には今春開催を含めて継続的に試行錯誤しているのではないかと考えています。

と同時に日程を変更する、コースをAコースからBコースへ変更するなどスケジュールを調整することで何とかならないか、という案も検討されたでしょう。しかし、Aコース2週~Bコース2週の4週目に高松宮記念を行っても、貰ったデータからは外枠優勢のままの可能性が非常に高い。となると春開催を4週から短縮して、その最終週に高松宮記念を行うというのはどうだろう。幸いにして、現理事長は日程の変更には柔軟な考えをお持ちの方だし。そして出来るだけ芝に工夫を施して、何とか3週目のG1を公平な馬場で行いたい、と。

そういった意図のもとにスケジューリングされたのが、2013年の中京競馬の日程だったのではないかと思います。

2013年高松宮記念の結果は、1着ロードカナロア(11番、1人気)、2着ドリームバレンチノ(12番、2人気)、3着ハクサンムーン(13番、10人気)というものでした。

昨年秋、2014年の開催スケジュールを決めるために再び関係者が集まります。その時に配られた資料は、こんなものでしょうか。

4.中京芝1200m Aコース 2013年 フルゲート18&17頭立て 全12レース馬番別成績

中京芝1200m Aコース 2013年 フルゲート18&17頭立て 馬番別成績

リニューアル初年度に比べ、だいぶ内外の馬場差は解消されているように感じられます。しかし、同時にこんな資料もあったでしょう。

5.中京芝1200m Aコース 2013年3週目 フルゲート18&17頭立て 全3レース馬番別成績

中京芝1200m Aコース 2013年3週目 フルゲート18&17頭立て 馬番別成績

高松宮記念が行われる3週目となると、外枠優勢になることは否めません。昨年から今年の変更点である1月開催3週⇒2週開催は、高松宮記念のための変更であると同時に、今後Aコース3週目の馬場差が解消されない場合には、中京競馬の春開催は2週間開催になるかもしれませんよ、という沈黙の訴えなのかもしれないと感じますが、さてどうでしょう。

生憎と今年の高松宮記念は不良馬場でのレースとなりました。1月の開催を2週間に短縮した効果がどうなのか、確認することが出来ないまま、中京競馬春開催は終了となってしまったのです。となるとこの効果を検証するために、来年のスケジュールも再び1月2週開催~春3週開催となる可能性が高いと思われます。

とすると、高松宮記念が公平な馬場で行われるかどうかは分かりませんが、ひとつだけ確実に予想出来ることがあります。それは、来年の中京春開催の1週目&2週目の芝1200mフルゲート18&17頭立て戦では、内枠有利外枠不利な状況が生まれるであろうと。

今年の開幕から2週間の結果です。

中京芝1200m Aコース 2014年春開催~2週間 馬番別成績

現状では、3週続けてAコースを使用した場合に、開催期間中ずっと内外の馬場差がない状況でレースを行うのは限りなく不可能に近いのだと思います。もちろん中京馬場造園課の努力の賜物で、2012年に比べれば2013年は遥かに馬場差は解消しています。しかし、それでも3週に亘って公平な馬場を維持することは難しいと。今年の1~2週目の結果がそれを表していると思います。

来年もスポットを3週目の高松宮記念に当てる以上、1~2週目のレース結果には目を瞑らざるを得ない、ということになるでしょう。

週中には書き上げられると思っていたのに金曜日。皐月賞の考察は・・・。


中京競馬最終週 攻略の糸口

2013-07-19 23:11:08 | 中京競馬

中京のダートは、1月開催と3月開催の間に新しい砂を補充したようです。それ以前と以後では馬券に絡む種牡馬の傾向が変わりました。今年に入って東京のダート戦でも父サンデー系が苦戦していると以前のエントリーで書いたのですが、どうやらJRAが今年始め、あるいは昨年末に購入した砂は、これまでのものより粘り気が強いような気がします。

ちなみに東京のダートは軽いとか、冬場の中山のダートは重いとかの表現をよく聞きますが、それは路盤や含水率の問題でしょう。JRA馬場情報で発表される『クッション砂の厚さは9.0cm』に示される砂は、JRA全場共、同じ土地で採取された砂を精製したものが使用されています。砂の原産地が異なるわけではないんです。

まぁ、今回はそれが本題ではないので。早速、中京開催最終週に向けて攻略の糸口を探っていきましょう。今週末の豊明市の天候は、土日とも雨の心配はないようです。今日発表された馬場情報でも、昼の時点でダート・芝共に良馬場と発表されています。パンパンの良馬場に対策を絞り込んで見ていきたいと思います。

D1200m フルゲート16頭立て

今年1月までは、ダート短距離で躍進中のファスリエフ(早すぎる死去に合掌)産駒やストラヴィンスキー産駒(共にヌレイエフ系)、クロフネ~フレンチデピュティ親子産駒(ヴァイスリージェント系)にサンデー系もチラホラ頑張っているという傾向だったのですが、3月開催からは圧倒的にミスプロ系、それもフォーティーナイナー系が席巻しています。

D1200mの他に、D1400m&D1800mでも今開催開幕週は、圧倒的に内枠優勢の馬場でした。それが先々週と先週土曜は稍重からのレース開始の影響を受けたのでしょうか。そこから良馬場に回復すると、『4~1』番優勢から外枠へ偏りが動いています。

今週末は良馬場からのスタート。果たして開幕週のように内枠圧倒的優位で終始するのか、それとも先週日曜後半戦のように外枠へ偏りが動いたままなのか。土曜序盤戦の見極めが非常に重要になります。


D1400m フルゲート16頭立て 芝スタート

『4~1』番が人気馬の複勝率がよく、次いで『8~5』番、『12~9』番と外へいくにつれて複勝率が低くなるので外枠不利なのかと思うと、一転して『16~13』番の人気馬複勝率が非常に優秀な数字を示す。こういった傾向は特別なものではなく、他の競馬場でも頻繁に見られる現象です。

今開催の中京では、D1800mを含め、すべての距離でこの傾向が現れています。


D1800m

『4~1』番から馬券に絡んだ7頭(良馬場、人気6頭、穴馬1頭)中、開幕週で成績を挙げた馬が4頭を占めます。対して、『16~13』番から馬券に絡んだ5頭中、開幕週では1頭に過ぎません。

果たして開幕週のように内枠圧倒的優位で終始するのか、それとも後半戦のように外枠へ偏りが動いたままなのか。何度も書きますが、キーポイントはここです。


芝1200m

⇓ Bコース

もう中京の芝レースフルゲート戦は、1600m戦を除いて、『枠の半分から外』でいいだろうと予想しています。内にローラーを掛けることだけが心配ですが、もはや砂を撒くだけでは荒れた内枠の不利をカバーできない状況だと思います。

詳しいことは過去の中京競馬カテゴリーをご覧下さい。


芝1400m

⇓ Bコース

見事に過去の傾向と一致していますね。特に1400m以上では外枠にディープ産駒が入ったら、人気に関わらず軸に出来るのかどうかを検討するのが早道です。


芝2000m

⇓ Bコース

『枠の半分から外』と書きましたが、2000m&2200mではディープ産駒ならもう少し内側でも、というような臨機応変なスタンスで。種牡馬的にはディープの他にハーツクライやスペシャルウィークはもちろんなんですが、ダンスインザダーク&トーセンダンス全兄弟に注目です。この1年、やたらと穴を開けています。


芝1600m ※16頭フルゲート

⇓ Bコース

最後に中京記念が行われる芝1600mです。この距離だけは『4~1』番に注意を払わなければなりません。1600m戦専用のポケットからの発走が内枠馬に恩恵を授けています。しかしその恩恵もBコースでは4番枠迄。やはり最終コーナーでバンクを利用して加速し、スタミナをロスせずに急坂を一気呵成に上りきることが出来る外枠勢の差し馬のほうが有利です。

中京記念ではリルダヴァル、ドナウブルーが死に目に入りました。俄然やる気が湧いて来ましたw


高松宮記念回顧 サンカルロを買った競馬ファンは怒りの声を上げていい

2013-03-25 21:35:14 | 中京競馬

珍しくレース回顧なるものを。

とは言っても、高松宮記念そのものの回顧や、ロードカナロアの素晴らしさを讃える記事はたくさん書かれることと思いますので、少し視点を変えて述べてみたいと思います。

土曜のレース後~日曜の朝に、『緑の砂』 撒き足しましたね。

土曜のメインR名鉄杯と高松宮記念のレース映像がJRAホームページから視聴出来ますので、是非比較してご覧下さい。3~4角を回る馬群の脚元から巻き上がる砂塵量の違いを確認できます。

JRAレーシングビュアーと契約している方やGCを録画している方は、日曜3R、朝一発目の芝レースも合わせて見ることをお勧めします。これは芝のレースか?と思うほどの砂の舞が見られます。

実は先々週の中山競馬でも、土曜のレース後~日曜朝に砂を撒いて馬場に手を加えるという所業をJRAは行なっています。

私は時間が足りず、記事を纏めきれなくてボツにしたのですが、その説のパイオニア水上学氏が指摘していますので、読まれた方もいるのではないでしょうか。

 

水上学公式ブログ

「まさか土日で馬場を作り変えてくるとは思わなんだ・・・。よほど内目が悪いと騎手から苦情でもあったんでしょうか?こうなると前日予想は厳しくなる。」

水上学のこれだけは言わせて!!

週の変わり目で変えるならいざしらず、土曜日曜で馬場を人為的に変えられてしまうと、土曜の傾向が何の役にも立たなくなる。ファンにとっては迷惑なことこの上ないです。

撒くこと自体には何の問題もないので、撒いたこと自体は速やかに発表してほしい。本当に切実な願いですし、安心して馬券が買えない状況は、ファン離れにも繋がりかねないと危惧しています。」

 

もうねぇ、水上氏のこの意見には全面的に同意します。

日曜の私は久しぶりに朝から競馬を楽しめる状況でしたので、中京の3レースもライヴで視聴していました。

3~4角の砂の舞に目を疑い、そして4角最後方12ソルダテッサが大外一気で届かずに4着に散ったのを見てから、その後の芝で行われる4,7,9,10Rと高松宮記念の予想の修正に追われる羽目になってしまいました。

前記事で書いたように、今開催は追い込み一気は届かないという読みでした。しかし、パドック気配によってはサンカルロは押さえないといけないかな、とも考えていたのですが、『これは本番でもサンカルロはないなぁ』と確信を持って消すことが出来ました。私の場合は、です。

しかし、当日仕事で確認する術がない競馬ファンや前日にサンカルロとの心中馬券を購入してしまった方などは、ババを掴まされたと同じ事だと思うんです。

サンカルロを買った競馬ファンは怒りの声を上げていい。これ詐欺とちゃうんかい!と。

JRAの中には売上減推進運動みたいな組織が存在するのかも知れません。日本に住みながら嫌日派がいるように、JRAにいるのに嫌競馬派みたいな。

結局、私も中京のレースは本番の高松宮記念以外すべてスルーしましたから、もしそんな組織があるのだとしたら、貢献したことになりますね。

悲しいことです。

JRAはどこを見て、誰を相手に商売しているのでしょう。


追記

水上学氏も中京の土日での砂量について書かれましたね。

水上学公式ブログ 3月23日、24日の競馬

「それにしても、中京も前日よりも芝から上がる砂の量が多かったような・・・。」


高松宮記念 攻略の切り口

2013-03-22 23:58:35 | 中京競馬

今週はなかなか時間がなかったのですが、せっかくのG1ですから高松宮記念は取り上げないといけませんね。

まずは昨年までの傾向から。と言っても1年間のみで、中京競馬場改修前の結果が並んでしまう訳ですが。

2003年のリキアイタイカン、懐かしいです。

この時はビリーヴ&サニングデールに1番人気のショウナンカンプとリキアイタイカンを含めた3連複5頭BOXを購入したんですが(もう1頭は忘れましたw)、2・3番人気が順当に絡んでも31,580円! 穴馬が1頭絡めば、3連複は何て美味しい馬券なんだと、ここからしばらくは3連複5頭BOXばっかり買っていました。

3連単が発売されてからは、配当が落ち着いてしまったのが残念です。

 

さて、中京芝短距離戦の傾向を当サイトでは昨年12月にUPしました。

中京芝短距離戦 攻略の切り口

データ派の方々もボチボチと気付かれているようですね。高松宮記念にあわせて、私が拝見する色んなサイトでも『外枠有利』の言葉を見かけるようになりました。

昨年1年間の、中京芝1200m、Aコース、フルゲート戦で行われた全12Rの馬番分布から見て頂きましょう。

※人気は1~5番人気、穴馬は6番人気以下

特筆すべきは、穴馬11頭中10頭が2桁馬番から出ていることでしょう。さらに7枠8枠からは8頭。外枠の複勝回収率を大きく跳ねあげている主要因です。これを知っているだけでも、だいぶ絞れます。

では、今開催の傾向はどうでしょう。

右表は、例えば1~4番枠に5番人気以内の馬が3頭出走して、2頭が複勝圏内に入った。その複勝率は67%ということです。

1~9番が6頭中4頭、10~18番が9頭中2頭と内枠のほうが信頼度が高く、前開催でBコースを使用してAコースは養生に努めた効果が見て取れます。

しかし、その内枠で絡んだ馬番を詳しく見ていくと、2番1頭、3番1頭、9番2頭。4番から8番枠が死に目になっていて、これは昨年1年間の傾向とほぼ一致します。

では今回の出走表を見てみると、

エピセアロームがこの後、人気になるかどうか注意を払えばいい程度でしょうか。

ロードカナロアも問題ない枠に入りました。

今回は17頭立てですから、8番マジンプロスパーから外枠中心で狙っていいのでは、と現時点では考えています。

あとは内枠の人気馬が外枠の人気馬より率がいいことから推測される通り、今開催は大外一気が決まっていないんですね。

差しは差しでも、4角では10番手位、先頭からは5馬身位の位置には進出していないと届きません。

 

最後に、中京芝1200mの種牡馬のクラスの壁を貼っておきます。

ここでの注目は、これまで一度も中京芝1200mで馬券に絡んだことのないロージズインメイ産駒ドリームバレンチノがどうなのか、でしょう。


中京10R芝1200m蒲郡特別と中山ダート1200m

2013-01-19 23:42:35 | 中京競馬

Bコースで開催が始まった中京競馬。

前開催までの芝1200m、1400mでは、極端な外枠・差し有利傾向でしたが、

中京芝短距離戦 攻略の切り口

土曜日の短距離3レースを見る限りでは、真逆のイン・前有利となっています。

馬券に絡んだ全9頭の血統をボーっと眺めていて、ふと思うところがあったので、日曜10R蒲郡特別でこうではないかと該当する馬をピックアップ。

⑰⇒⑪⇒⑩⇒⑨⇒⑧⇒⑥⇒②⇒①

矢印は、内枠にいけばいくほど有望ということで。

後は当日の馬体重とパドックを見て決めてみたいと思います。

 

時間があれば中山のダート特集をやりたかったんですが、タイムリミットなんでさわりだけ。

『中山ダート1200mは芝を長く走れる外枠が有利』

本日の競馬の鉄則

『検証されない(しない、しようともしない)プロ予想家の使い回しの格言は信じるな』

ダートコースも芝と同じように、開催ごとに内有利、外有利が現れます。

時には定説の格言とは別の方向に極端に。

近いうちに別エントリーで話す機会があるでしょう。

ちなみに今開催はというと、こんな感じです。

下表は、今開催中山ダート1200mフルゲート戦36レースの、馬番を4つごとに分けて集計したものです。

人気は5番人気以内、穴は6番人気以上

全レース一覧も合わせて

土曜日に重馬場で行われた4レースは、並べ替えをせず、最下段に置いています。

土曜はミスプロ系の圧勝w


中京芝2000mでトニービン(グレイソヴリン系)祭り開催中!?

2012-12-13 00:02:48 | 中京競馬

中京競馬場で先週まで行われた芝2000m、全8レースの結果

 ※12/13追記

新馬戦を除く7レースで、3代以内に(トニービンを含む)グレイソブリン系を持つ馬は延べ13頭が出走 ⇒(2-2-2-7)

単勝回収率128%、複勝回収率243%

 


 

ちなみに前回のトニービン祭りは、6月阪神開催の後半4日間

芝1600m外を例に、

前半4日間(Aコース)と後半4日間(Bコース)の父&母父系統で緑色の増減に注目

6/16~24の芝1600m外、芝1800m外、芝2000mを時系列で並べると

トニービン祭りに注意を払っていると

米子ステークス 9-18-8 3連単12,727,500円


但し、トニービン祭りは6/24午後の結果を見ると分かるように、突然竜巻のように吹き荒れて気付かぬ間に去っていく代物


引き際に注意


中京最終週の芝2000m戦

12/15(土)

5R 2歳未勝利

11R 愛知杯(GⅢ)

12/16(日)

8R 3歳以上500万下


中京芝短距離戦 攻略の切り口

2012-12-12 19:07:09 | 中京競馬

中京芝1200m編

馬場改修工事後、今年3月から先週までの芝1200m戦を日程順に振り返る

 

Aコース、フルゲート18頭立てに絞り込み、新馬~未勝利~~~OP~G1で並べ替えると

さらに人気薄6番人気以下に絞り込むと

Aコース、フルゲート時の馬番別成績



 

中京芝1400m編

同様に、今年3月から先週までの芝1400m戦を日程順に振り返る

Aコース、フルゲート18頭立てに絞り込み、新馬~未勝利~~~OP~G1で並べ替えると

さらに人気薄6番人気以下に絞り込むと

Aコース、フルゲート時の馬番別成績