上記からフルゲート戦の11レースを抽出し、馬番を調べると
2007年からBコース⇒Cコースに変更して行われるようになり、その影響をみると、穴馬馬番別成績が7.6⇒8.8と外へ移動しています。
Cコースの穴馬を狙うなら内>外はマイルCSだけではなく、下級条件を含めたその他のレースでも狙えるようです。下記は2010年以降のフルゲート&17頭立て全レース結果です。
とは言っても、フィフスペトルやファイングレインが1番、2番から穴を開けている訳で、過剰な期待は禁物かと思います。もし穴馬を狙うなら『10~16』>『1~3』>『4~9』>『17、18』程度の意識を持つ程度で挑めばいいかと。
※クラスの壁は、2012年リーディング30位以内は2010年以降を、30位以下については延べ出走数約1,000頭を目処に2010年以前に遡って集計しています。△印は5番人気以内の人気馬、◯印は6番人気以上の穴馬が馬券(3着以内)に絡んでいる条件。
この出走表が安田記念なら父が非サンデー系の3頭から軸馬を選びたくなります。もしサンレイレーザーの父がラスカルスズカではなくキングヘイローなら・・・。同じリファール系でも底力の面で弱いかなぁ。
ディープインパクト産駒はOP以上の良馬場では5番人気以内の人気馬しか複勝圏に入っていないんですね。京都芝1600m外は得意条件ではないという文面を読みましたが、納得のデータです。
そしてダイワメジャー産駒はOP以上どころか1600万下条件さえ1頭も馬券に絡んでいないんですね。これは意外でした。
果たしてクラスの壁を打ち破る種牡馬が現れるかどうか、注目です。
上記からフルゲート戦の6レースを抽出し、馬番を調べると
京都芝は既に稍重に悪化していますね。予報ではこの後、1時間に1~3㍉振り続けるとなっています。重馬場までいくかもしれません。
京都の芝2200m外は施行レース数が少ない上に馬場が悪化した状態で行われたとなると、2010年以降8レースしかありません。
18頭のフルゲート戦が1レースも行われていませんので、参考程度になりますが上記から16頭立ての3レース分の馬番別成績を見てみましょうか。
ちなみに、2010年以降のフルゲート&17頭立て全レースの馬番別成績がこちらです。
馬場悪化期は外&差し有利。エリザベス女王杯の成績だけを見れば馬番の有利不利はそんなにないと思われますが、馬場の悪化状況を睨みながら、若干外枠に気持ちを置いて本番に備えたいと思います。
血統的なものについては、『京都長距離戦はトニービンを狙え!』と以前書いたことがあります。競馬ジャパンの血統予想家も、今回は似たアプローチをしていますね。
このサイトは他と同じような事を書いても面白くないので、上記の稍重~不良馬場の表を見ながら着目点を探してみましょうか。
やはり目につくのは、母父トニービン、ジャングルポケット(父トニービン)、ハーツクライ(父母父トニービン)です。この他に重複して馬券に絡んでいる血統は、重馬場得意のサドラーズウェルズ、そしてノーザンテーストですか。なるほど。
京都は昨夜から雨が降り続き、11時現在で重馬場です。
過去の傾向
穴馬に絞り込むと、
※穴馬の馬番平均7.3番
エピファネイアを信じれるかどうかというレースになりそうですが、私的には前走でもう少しふっくらして復帰してほしかったなぁと。馬券を買う側にとっては、本命党か穴党かの性癖がハッキリと分かれそうですw
重馬場になって横山典騎手の乗り方にも注目したいです。福永騎手をマークするのか。それとも道中後方からになりそうな武豊騎手マークで、それよりさらに1頭ポツンの最後方というお得意の戦術を披露するのか。
秋華賞では、『正直、自信がありました』とコメントした武幸四郎騎手。前哨戦を正攻法で挑み、力負けの印象を与えて人気が急落した夏の上がり馬でどんな乗り方で挑むのか。
このレース、馬から選んでいこうとすると、とても絞りきれませんが、一発を狙った騎手の知恵比べだと視点を変えれば、案外絞り込みやすくなりそうです。
なかなかブログを更新する時間が取れません。G1攻略の切り口に関しては1エントリーは挙げたいなと思っていますが。
まずは、今さらながらスプリンターズSについて
前回β版として載せたものから、母父と父母父の位置を交換しました。
これまでも利用してきた父と母父の絞り込み一覧は、どうしても欠かせませんからね。またセルを結合すると並べ替えが出来ないことに頭を悩ませていましたが、この表では見えないセルで色々と細工を施して、何とかある程度は納得できるものに仕上がりました。
その都度、修正していくかもしれませんが、しばらくはこれを利用していこうと思います。
で、話題にしたいのは『中山最終週は内と外のどちらに有利だったのか』ということなのですが、大雑把ですが手っ取り早い方法をひとつ紹介したいと思います。JRA-HPのレース結果頁を1分眺めれば、誰でも簡単に把握できます。と言うと、怪しげな情報商材の紹介みたいになってしまいますが。
上表の馬番をご覧下さい。出走頭数の半数より上位8頭の馬番をロードカナリアから順番に並べると、『10⇒7⇒5⇒15⇒3⇒6⇒1⇒4番』でした。この中で太字は6番人気以下の穴馬です。また、人気馬の中で9着以下に惨敗した馬は13番のサクラゴスベル。
見えてきませんか?偶然かもしれないと?確かに、たった1レースの結果だけを眺めて決めつけてしまうのは危ないとも言っておきます。疑問に感じたら、その前のレースは?前日は?前週は?と辿っていけば、より確かなバイアスを予測することが出来るでしょう。レース結果の馬番を確認するというのは、その取っ掛かりである訳です。
当日のパドック診断では、グランプリボスが如何にも休養明けの気配であることや、サクラゴスベルが能力の3割減の歩き方をしていたことから、3連系馬券なら1頭ヒモ荒れが期待できると考えられました。そして、穴馬をチョイスするなら内枠からだろうと予想するのに、それほどの時間は掛かりませんでした。
亀谷氏がnetkeiba.comで連載しているコラムで、当日の馬場バイアスについて面白い事を書いています。
『馬場についての騎手コメントで気になったことがひとつありました。スプリンターズSのレース前レポートで「騎手の話によると、内が傷んでいる状態」とのこと。続いて「だから外が伸びる」とコメントしていたことに衝撃を受けたのです。』
私もこの日はフジTVで観戦していました。ゲート裏でこのコメントが流れた時には、思わずのけぞってしまいました。
亀谷氏はこの騎手のコメントを好意的に、相手の裏を掻く戦術的なものと解釈してもいいのではないか的なニュアンスで纏められています。しかし騎手の中には馬場を読まない、読めない人も多くいますからね。
という訳で、ようやく今回の秋華賞に話が繋がります。前フリが長いですねw
秋華賞のテーマは、馬場バイアスを読めて内ラチ沿いでジッと我慢できる騎手を狙え! です。
時間が足りないので他の方の記事を参照させて頂きっぱなしですが、馬番考察と騎手分析についてはけんさんの『けいけん豊富な毎日』の内容が秀逸ですかので、こちらを紹介させて頂きます。
『2008年から内枠優勢に変化』 これ、大きなポイントだと思うんです。巷の噂の域を出ない話では、京都競馬場はまだエクイターフを導入していないとの事ですが、どうなんでしょうかねぇ。結果の変化を見ると、この時期に芝を変えたか路盤を改修したか、何らかの手を加えたとしか思えないのです。情報公開。何度も言いますが、この流れを大きくしていきたいものです。何のためにかって?馬券を当てるためにです。
余談ですが、夏の新潟開催以来、あちこちの競馬関係者のコラムでエアレーション作業が取り上げられるようになりました。城崎哲さんが競馬ジャパンで連載を始め、そこで話題に上げたのが大きかったと思います。
城崎氏の上記の記事より4日前に当ブログでエアレーション作業を取り上げたことは、ここだけの秘密です。何より読者数が違いますからね。これらの記事により、馬場について関心を持たれた方も多いのではないでしょうか。そして馬券の参考にもなったと思うんです。城崎氏には馬場造園課との独自のコネクションがあるようですので、今後の活動も大いに期待しています。まずは、エクイターフがそれぞれの競馬場でいつからどの範囲で使用されているのか、これを取材してほしいものです。
京都芝2000mで成績のよろしくない幸&秋山騎手。これはイメージそのままです。内優勢な馬場で、何が何でも内ラチに潜り込んでやると狙っている岩田騎手とは対照的に、馬の気分そのままに空いたスペースにスーッと入っていく印象です。調べたわけではありませんが、恐らく、開幕後半の阪神芝1600m外や中京芝1200m、1400mも成績は乏しくないだろうと思います。
またしても余談になりますが、関東では武豊騎手に匹敵するとまではいいませんが、馬場読みに関して非常に信頼出来る若手がいます。こういう騎手こそ京都芝2000mで、と思うのですが、もう少し実績を積み上げてからになるのかな。いずれ、角田厩舎や本田厩舎が秋華賞に参戦する時、是非彼を指名してほしいものです。
書きたいことは色々ありますが、そろそろ時間が迫ってきました。参考になるものがあれば幸いです。
穴馬は内枠から、ということで。
クラスの壁
※クラスの壁は、2012年リーディング30位以内は2010年以降を、30位以下については延べ出走数約1,000頭を目処に2010年以前に遡って集計しています。従ってカワカミプリンセスの秋華賞制覇は、キングヘイローの産駒成績には含まれていません。
日経新春杯の結果
他、先週取り上げた京都芝2000m、2200m外、2400m外の結果
1/12 10R 芝2000m 寿S 1600万下
※緑色半塗りつぶし=トービン経由、緑字トニービンを経由しないグレイソヴリン系、馬名欄緑字&塗りつぶしは母母系に
※青字ニジンスキー持ち、青色半塗りつぶし=ニジンスキーのクロス持ち、馬名欄青字&塗りつぶしは母母系に
1/13 8R 芝2200m外 500万下
1/14 5R 芝2200m外 未勝利
注目レースに取り上げた4レースで、トニービン持ち全15頭中人気より着順を下げた馬は、
プレミアムブルー4番人気7着の松山騎手とドラケンスバーグ10番人気16着の小牧騎手、
そしてジェントルマン1番人気10着、トルストイ1番人気6着の福永騎手が2度・・・
開幕から2週間の京都競馬、芝2000m、芝2200m外、芝2400m外 全レース一覧
※芝2000mのみ、ニジンスキー持ちを表示
6番人気以下に絞り込むと
人気薄で馬券に絡んだ8頭の内、6頭がトニービン経由のグレイソヴリン系を3代以内に持っています。
これはもうグレイソブリン祭りから範囲をギュッと絞り込んで、トニービン祭りに昇格させていいのではないでしょうか。
来週は京都Aコース最終週
厳冬で冬枯れのこの時期は芝を刈り込むことはないと思うので、トニービン祭りは継続するのではないかと考えています。
日経新春杯 過去の傾向
昨年秋開催の京都芝2400m外
※緑色半塗りつぶし=トービン経由、緑色字トニービンを経由しないグレイソヴリン系、馬名欄緑色字&塗りつぶしは母母系に
ついでに芝2200m外も
そして先週、開幕1週目の芝2200m外(芝2400m外は施行なし)
グレイソヴリン系を追いかけてみようかな、という気にはなりませんか?
合わせて、前回エントリーで取り上げた芝2000mも注視してみようと思います。
今週の京都 芝2000m、2200m外、2400m外は4レース
本日10R 芝2000m 寿S 1600万下
※緑色は上記同様、
※青色字ニジンスキー持ち、青色半塗りつぶし=ニジンスキーのクロス持ち、馬名欄青色字&塗りつぶしは母母系に
1/13 8R 芝2200m 500万下
1/13 11R 日経新春杯
1/14 5R 芝2200m 未勝利