競馬 変わる傾向と変わらない鉄則

前週までの馬券圏内馬の血統や馬番を集計し、次週を推理します

関屋記念 攻略の切り口

2013-08-11 00:23:55 | 新潟競馬

土曜日の結果から

『開幕前に馬場の硬化防止の目的で行われたエアレーション作業の効果により、非常にクッションが行き届いた馬場になっている』

『こういう馬場は、改修前の東京競馬場に近いのではないか。あの頃の東京競馬場では・・・』

こう睨んで土曜日のレースを注視していたのですが、大体予想通りの展開になってきました。

芝1400mの3戦を見ますと、馬券圏内9頭中、テスコボーイ~ Princely Gift 持ち(上記馬名文字緑色)4頭とトニービン持ち(上記馬名緑色半塗りつぶし)が2頭の計6頭。6番人気以下の穴馬では、5頭中4頭がどちらかを持っています。

芝1600m以上の3戦では、馬券圏内9頭中、テスコボーイ~ Princely Gift 持ちが2頭、トニービン持ちが3頭(アドマイヤギャランは両方持ち)。穴馬は2頭共トニービン持ち。そこにディープインパクト産駒2頭が加わるという結果です。

『新潟マイルの1枠が死に目』というのを最初に提唱したのは、田端 到氏でした。

新潟マイルの死に目とは?

私が馬番考察を始めたのは、上記リンク先のコラムを半分疑って読んでいたからでもあります。本当かぁ?じゃあ、自分でもう少し詳しく調べてみようじゃないかと。

今では先のコラムとの出会いを感謝していますね。馬番考察をすることによって、確実に回収率はUPしていますから。

まぁ、それは置いといて、過去10年の関屋記念でフルゲート戦になった年において、8番より内枠から馬券に絡んだ馬はエーシンリターンズ、タマモサポート、カンパニー、テレグノシスの4頭しかいません。

昨年は、前々回エントリーで書いた通り、内にグリーンベルトが発生していました。その恩恵に恵まれたエーシンリターンズ以外の3頭はいずれもグレイソヴリン系です。但し、タマモサポートはトニービンを経由しないグレイソヴリン系ですが。

その辺りを踏まえて、

今年のトニービン持ちは、フラガラッハ、ミッキードリーム(母母父)、ジャスタウェイの3頭。これにディープ産駒が1頭。

久しぶりに大勝負してみたい誘惑に駆られます。まぁ、パドックを見てからになりますが。


新潟夏競馬 2週目 芝編

2013-08-07 00:14:15 | 新潟競馬

芝1000m

以下はフルゲート3戦分を集計

※表の見方

まず馬番を『18~15』『14~10』『9~5』『4~1』番の4つに区切ります。競馬新聞と対比しやすくするために外枠を左側、内枠を右側に配置してあります。
次に左表から見ていきます。
良人気は1~5番人気、良穴は6番人気以下が4区分から何頭馬券圏内に絡んだかを示しています。上記では『4~1』番から1頭絡んでいます。
次に右表は1~5番人気を対象に、各区分から何頭出走し、その内、何頭が馬券圏内に入ったかを示しています。上記では『4~1』番から2頭が出走して1頭が3着迄に入り、その複勝率は50%。

今のところ、内枠に入った人気馬の信頼度は有利といわれる外枠と変わりないように見えますが、よく見ると、内枠から馬券に絡んだのは開幕週です。順調に外有利に動いていると考えています。


芝1200m

1番から1頭。この辺りは、中京競馬場の短距離と変わらないです。軸馬選択や単勝&複勝勝負なら外枠から。内枠に気になる馬がいても3連系の抑えで充分でしょう。


芝1400m

以下はフルゲート2戦分を集計

芝1400mは、先週フルゲート戦でのレースがありませんでした。考え方は芝1200mと同じ感覚でいいかと思います。


芝1600m外

以下はフルゲート4戦分を集計

内枠が優勢に見えますが、それは大きな間違いです。『4~1』番から馬券に絡んだ3頭は、すべて内ラチへの圧が掛かりにくい新馬戦ですから。それを除けば、フルゲート戦で馬券に絡んだ最内枠は7番です。


芝1800m外

 

ここで注意したいのは8/4(日)の最終Rの4角通過順位。10R前からメインR前まで雨が降りました。最終R時の馬場状態は『良』ですが、雨上がりで徐々に馬場が乾き始めていくという時間帯です。何度も書きますが、良馬場へ回復していく状態の芝レースでは『イン&前有利』です。前3頭の行った行った決着はこれが原因でしょう。

これを例外とすると、見えてくるものがありますね。


芝2000m


芝2000m外


芝2200m

開幕から2週間の芝レースを見ていますと、7/27(土)五頭連峰特別(芝1600m外、1000万下条件)が1:33.8。

昨年夏の同条件2Rは1:32.8と1:31.9という恐ろしいような高速決着でしたが、それに比べれば、芝コンディションが良好にもかかわらず時計は早くありません。

これは、開幕前に馬場の硬化防止の目的で行われたエアレーション作業の効果が大きいと思います。

実は私、以前に知り合いの果樹農園で、エアレーション車を試しに運転させてもらったことがあります。どんな作業かといいますと、地中に管を刺して空気を一気に送り込むんです。圧縮した空気を地中で爆発させるような感じです。実際に、管から地中に放出された瞬間に『ボンッ!』と結構大きな音がしますし、管の周辺1m位に立っていますと、地面が音と共にボコっと浮き上がります。

この作業により、非常にクッションが行き届いた馬場になっているんだと思います。

この2週間の血統傾向と馬場状態をリンクさせてふと浮かんできた考えが、こういう芝って改修前の東京競馬場に近いのではないかということです。10年前の東京競馬場では、あの産駒がどこまでも伸びる末脚でG1を勝ちまくっていました。

関屋記念では、フラガラッハに注目してみましょうか。