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まるこビッチの鼻

今日も青空がきれいだな。良い日、良い日。

空梅雨とYGG

2005-06-19 | マンガ・アニメ
 ただいま梅雨の真っ只中だというのに、一日二回の洗濯がきっちり乾くというのがホント、とってもありがたい。
 午前中に一回目の洗濯をして、その後、本屋に行く。
 YGGが発売されているのと、昨年十一月から行っていない美容院に行くべく(お前女捨ててるだろうって? ええいっ! やかましいわいっ! ワタクシは歯医者より耳鼻科より、美容院ってところが嫌いなんだから仕方ないじゃないかよおぉっ!)どんな髪型にするかの参考を得るべく向かった本屋。
 ……しかし、太く豊かで硬い上に微妙なくせ毛の私の頭(サイアクじゃん?)、そして顔つきに似合う髪型なんてそうそう見付かるもんじゃない。これはもう、本を購入して家にもって帰って検討するしかないな。
 ヘアカタログと一緒に購入してきた今号のYGG。天体戦士サンレッドは、「こんな地味なネタで一本作れるんだ」というくらい、社会人の日常くさい一本でした。でも、大人になったからこそ、わかる、笑えるネタなのよねぇ。身体のパーツは何とかなるが、命はホント、一人に一つ。身体に不調を感じたら、ためらわず行こうね、お医者様。
 今号も面白かったのだが、一つ不満なのは、次号サンレッドが休載だということ。
 HPで、作者さん本人がそう書いてらしたので、一応の心積もりはあったのだが、やはり丸一月読めないって言うのはかなりツライぞ。空梅雨で空は晴れても、ワタクシの心模様はちょこっとシトシト。
 さて、もう一本のワタクシのお気に入り、荒川アンダーザブリッジも、なかなかいい感じでした。ワタクシの大好きな河川敷の住人たちが今回は大活躍? で。ラストシーンしか出てこないニノちゃん、もう、可愛いっ! これが「ヒロイン」の扱いだろうか、という所がとってもグッド! ワタクシは気の毒な女の子って、結構すきなのよ♪ その点で言ったら、「すもももももも」に出てくるメガネっ娘の委員長も、このごろちょっとお気に入りなのだ。
 天気予報では来週も雨マークは一つもナシ。今年の夏は超渇水になってしまうのか? はたまた梅雨の終わりに、帳尻あわせで洪水発生級の大雨に見舞われるのか?
 でもまあ、取り合えず洗濯物が乾くのは嬉しいこと。先のことはその時が来てから考えよう。明日は明日のお天気マークさ。
 さて、これを書き終わったら今度はベットカバーの洗濯に取り掛かるか。

怪人願望?

2005-06-06 | マンガ・アニメ
 夕べは少々体調が悪かったので、ベッドで「あるあるⅡ」を見ていたら、肝心の太もも痩せの部分はコトンと寝てしまい、気が付いたら志村さんが「しらす」を食べていた……。
 ふっ、いいさ、今さらっ……。
 さて、ちょい体調悪しの昨日だったのだが、しっかり本屋に行ってYGG購入してまいりました。YGGだけなら立ち読みで済まそうかと思っていたのだが、他にも欲しい本が見つかったので、それと一緒にご購入決定。
 今号の「荒川~」いつもの連中が出てこないので、寂しいといえば寂しかったのだが、あくまで「金星人」と、自分の過去一切を語ることを拒むニノに、それ以上無理に聞くこともせず、「地球人の俺とでよかったら」と、いうリクがちょっといい男だったな。そうだよね、互いの過去なんかより、これからのお互いのことの方がよほど大事だもんな。
 そして今号のサンレッド。前々回の天井に居ついてしまったホラーな怪人の相談にレッドさんのところに行くヴァンプ様、超可愛い! しかも自家製の惣菜の手土産もって。
 自分の命を狙う悪の組織と「ご近所付き合い」をする羽目になってしまったレッドにも、かなり笑った。結局、デルズ君は方向音痴のぷるぷるな子で、屋根裏に住み着いていたのは心優しい野良怪人だったようだ。でもまあ、ミーちゃんも無事だったことだし、一件落着?  で、フロムシャイの川崎支部には穏やかな食卓が戻ってきたのでした。めでたしめでたし。 
 どうでもいいが、ヴァンプ様ン家の食卓を囲む風景って、いつもとっても楽しそうで、ワタクシは大好きなのだ。前にあった子供を人質にする(遊んであげていただけ?)回でも、すっごく楽しそうに夕食をみんなで食べていたし。それでレッドさんとの対決をすっかり忘れてしまうのだが。
 出来る事ならワタクシも怪人になって、あの楽しそうな食卓に参加したいものだぜ。と、つくづく思うのである。
 

とつげき! ぷるぷる学園

2005-06-03 | マンガ・アニメ
 先日、漫画家のくぼたまこと氏のHPを発見する。ワタクシのお気に入りマンガ天体戦士サンレッドの作者の方なのであるが、そのHPの中で、氏が別にも連載を持っていて、そのマンガの方はすでに単行本になっていることを知り、早速本屋に走る。
 慌てて走ったもので、タイトルと作者名以外何も覚えていなかったのだが、二軒目の本屋でそのマンガを購入することが出来た。
 ポプラ社のブンブンコミックスから出ている「とつげき! ぷるぷる学園」。
 小学生の低学年向け、くらいのマンガ雑誌のようなのだが、このマンガもまた、もう、めちゃ面白いのである!
 青年誌向けの絵柄とはまた少しタッチを替えた、それでも完成された画には変わりはないキャラたち。
 地球征服をたくらむ(どこかで見た設定?)ぷるぷる星人たちと学校をのっとられた小学生たちのお話。ぷるぷる星人たちがもう、異常にカワイイのである。
 大人と子供の笑うツボというものは確実に違う。でもそこをしっかりクリアし、お約束のすって~ん、なコケを入れたりしながらも、大人が読んでも十分面白いマンガになっている。さすがである。
 ワタクシのお気に入りはぷるぷる学園の校長兼大王と(鋼の錬金術師のアル君と同じ理由でスキ)、体育の先生(人じゃないけど、シュールな性格と容姿が好き)だ。あ、おす〇とピー〇のようなポル山とポル川も結構すきかも。
 とにかく、むちゃくちゃ可愛く面白いこのマンガ、子供向けと甘く見るなかれ、この内容で三百九十円プラス税なら、間違いなく「お買い得!!」ですわよっ!
 さあ、まだこのマンガを未見の方は早速本屋にGO! よ! 子供向けマンガの棚だって恥ずかしくないっ! よい作品に貴賎はないっ! 面白いものは、面白いものなんですものっ!

レッドさんの引越し

2005-05-26 | マンガ・アニメ
 給料前だというのに、二百七十円也をお支払いして、先日はヤングガンガンを購入してしまった。
 「ニコイチ」の、主人公(男)を“女性のトモダチ”と思い込む菜摘ちゃんも可愛かったし、「荒川アンダーザ・ブリッジ」の、河川敷に現れたジュリア・ロバーツアズプリティー・ウーマン的にドレスアップしたニノの姿も感動的だったのだが、なんと言ってもやはり「天体戦士サンレッド」のヴァンプ様の細やかな心配りが決め手となった。
 突然現れたレッドにより、かよ子さんちの引越しに駆り出されたフロムシャイの面々。それを迷惑がることもなく、楽しそうにお手伝いを始めるヴァンプ様ご一行。しかも仕事はキレイで丁寧。
 がさつで大雑把なレッドはお手伝いはするものの、かよ子さんに文句言われっぱなし。
 しかも気さくで会話上手のヴァンプ様とかよ子さんが楽しそうにお話しているので、レッドさんの機嫌は大荒れ。ヴァンプ様たちにあたる姿に、かよ子さんには「どっちが悪人だかわかんないじゃないの!」と、キツイ一言を言われてしまう始末。笑った。
 それにしても、あの登場人物(怪人?)たちって、どうしてああも、リアルな生活感があふれているのでしょう?
 素直で人(?)のいい怪人たちや、「お母さん」のような生活感あふれるヴァンプ様。それにレッドとかよ子さんの何気ない痴話げんかの感じから、何もかも妙にリアル。あの引越しのときに、男が力仕事以外あまり役に立たない様子とか。
 作者の方がヴァンプ様のような気配り上手のまめな人なのかしら? それともレッドさんのように、かよ子さん的女性に世話してもらっている(ヒモ?)のかしら?
 まあ、どちらにせよ、今回も大いに笑わせていただきました。月に二回のワタクシの心のオアシス。次号も楽しみだ。

カラオケでなに歌う?

2005-05-24 | マンガ・アニメ
 先日はBS2のアニメソング大全集のような番組を思わず見てしまった。
 ポケモンとエヴァ以外のほとんどの曲を歌えた自分がどこか切ない。
 余談だが、ワタクシは筋肉マンのテーマ曲がとても好きだ。マンガもアニメも見ていなかったのだが、なぜだか曲だけは異常に好きなのである。
 携帯を持たないワタクシだが、携帯を持ったときには着メロを絶対この曲にしようと心に決めているのだが、ちょっと前に見た一人コントの中で、筋肉マンの着メロが流れ出してきたら客が全員笑い出しよった。なんで?? いい曲じゃないのよ!!!!
 ワタクシはカラオケに行くと、必ずあの曲を歌うぞ。あの曲こそ二十一世紀に残したい名曲だと信じて疑わないワタクシなのだが。
 ふっ、愚民どもの感覚は解せぬわ。
 まあ、それは置いておいて、昔のアニメ曲とかってカラオケで熱唱すると結構ストレス解消になるような歌が多いような気がする。歌の上手下手、雰囲気なんかあまり関係なく、元気に楽しくガンガン歌える歌が多いから。あ、もちろん普通の曲も歌いますよ(強調)。
 マイフェバリット漫画家中村光さんも、カラオケでアニメソング等を熱唱するのがストレス解消法だと、おまけマンガで描いていた。ただしその際、一緒に行く友人の選択を間違えると友人が減る恐れあり、とも描いていた。
 幸いワタクシの友人には「それ系統」の友人もいるので、そのこたちと行けば心置きなくアニソンだろうと戦隊モノだろうと歌える。
 だが、その手の友達とも最近はめっきり会わなくなった。ので、カラオケに行くことも年に一度あるかないかだ。
 またみんなで行きたいなぁ、とは思うのだが、三十過ぎた女たちがアニメソングを熱唱する図も、かなり怖い。かといって一人カラオケボックスに行き、アニメソングを歌いまくっていると言う姿も、真冬のイルクーツクなのである。
 やはり風呂場で「一人カラオケ」に行き着くことになるのだな。うん。

週遅れでYGGを読む

2005-05-13 | マンガ・アニメ
 先日久々に本屋へ行く。ヤングガンガンを読むために(よいこのみんなは立ち読み厳禁! 雑誌社や本屋さんのためにも、なるべく購入して自宅でゆっくり読もうね)。
 今回の「天体戦士サンレッド」はギャグなのに、かなり怖いお話だった。
 探していたご近所の猫の首輪が天井からコロン、と落ちてきて、屋根裏から得体の知れない「何か」がシュルッ! と伸びてそれを掴みあげていく。う~ん、ホラ~ね。
 今、フロムシャイ川崎支部の屋根裏には、肉なら牛でも豚でも鶏でも(猫でも)食べる怪人が住み着いています。
 あの怪人君に、夜中ヴァンプ様食べられちゃったらどうするんでしょう。
 さて、もう一方のワタクシの愛読作品「川崎アンダーザブリッジ」も、面白く拝見いたしました。
 あの人の作品を読むときの感触って、何かに似ていると思ったら、最近の芸人の多くが好んでやる「シチュエーションコント」に似ているのだな。出てくる連中は落語の「熊さん、八っあん」的人物ばかりなのだが。
 今週も「星」は絶好調だ。主人公よりも強いよな、あのキャラ。ガラがどんどん悪くなっていっているような気もするし……。男の嫉妬は怖いからかなぁ。
 次の回ではニノとリクの初デートのプランが公開されるとか。ウン、楽しみ。
 ここまでの記述を読んで「何のこと?」と思った人は、早速本屋に行って、青年誌コーナーにおいてあるヤングガンガンと言う青年誌を読んで見ましょう。
 金銭的やりくりの苦しいワタクシの代わりにお買い上げいただき、ついでに読者アンケートか何かで「サンレッド」と、「川崎~」を支持していただけたらもっと有難いですわ。
 

私が赤ちゃんだった頃

2005-04-20 | マンガ・アニメ
 昨日は本屋に行ってヤングガンガンを立ち読みする。
 「黒神」の主人公クロちゃんはとっても可愛いのだが、その子が殴ったり殴られたりする格闘シーンは、あまり見たくない。ついでに「ニコイチ」も結構面白いのだが、月イチ連載なので、たまに読むのを忘れたりする。
 私のお気に入り「天体戦士サンレッド」では、ヴァンプ様ご一行が新しい怪人をスカウトしに行くと言うものだったのだが、スカウトされる側の怪人候補の子が北千住で測量していると言うシーンはなぜかツボにはまって大笑いしてしまい、周りにいた立ち読みの男性たち(少年誌コーナーだから男ばっかり)に、「危険なものに対する緊張」を走らせててしまったことは、まことに申し訳ない。
 さて、今週の「荒川アンダーザブリッジ」だが、花見の後に置き忘れられた赤ちゃんをニノとリクが見つける、と言う話だった。
 いくら花見で浮かれていたと言っても、「そんなヤツおらんやろ」な、ギャクマンガにありがちな設定のように思われる人もいたかもしれないが、ワタクシの母親は、これと同じようなことを実際やったことがあるらしい。
 初めての子が生まれたとき、その子を乳母車に乗せ、近所の、商店に毛の生えたようなお店で買い物をし、そのまま買い物の荷物だけもって帰ってきてしまったそうな。
 家に帰ってから乳母車ごと店に子供を忘れてきたことを思い出し、慌てて店に引き返すと、そこではすでに「赤ん坊の置き去り事件」として店内の客や店の主人が騒いでいた。
 このままでは捨て子の鬼母にされるっ! とパニクッた母親は、とりあえず身元を証明するため、大家さんに一緒に来てもらい、お忘れ物の赤ん坊をようやく取り戻したらそうな。
 置き去りにされた子はワタクシではない。ワタクシは上のきょうだい(男)のお古を着せられていたので、会う人会う人「元気そうな坊ちゃんですね」と言われ続けていた程度かな。
 海外とかでは「男の子、女の子」という性別の意識を植え込まないために、ユニセックスな色の服を着せるところがあると、聞いたことがある。
 でも、乳児段階でとりあえず「女の子としての自覚」を持てそうな可愛い色をきちんと着させてもらっていたなら、自分はピンクやクリームイエローなどの可愛い色が似合わない、と思い込むこともなく、ダークな色合いの、女らしい服も着ないまま、輝く十代二十代を棒に振る、と言うような事態も避けられたのではなかろうか?
 いくら可愛いモノを子供のころ親が着せていたって、着たくないと思う子は自然と着ないようになるんだから。
 それにしても、子供を置き去りにした母親の当時の年齢は、今のワタクシより十は若い……なんだか少し切ない話になってしまったなぁ……ふう……。

魅惑のメイドカフェ

2005-04-18 | マンガ・アニメ
 メイドカフェ、と言うものがこの日本のどこかにあることは知っていたのだが、昨日のニュース内の特集で、その実態をはじめてみた。
 制服好きの日本人、女子高生の制服にオーラがなくなったとたん、もっとストイックでどこかしら淫靡なメイド服に流れが向き始めたのだろうか。まあ「ご主人様」と呼ばれてみたいと言うのは「M系」以外の多くの男子が持つ憧れなのだろうし。
 お店に行くと、可愛いメイド服の女の子が「お帰りなさいませ、ご主人様」と、笑顔で迎えてくれる。
 出てくるメニューは別段おいしそうでもないし、店内もカフェとはいいながら、喫茶店を少しこぎれいにした程度。大きな窓はあるのだが、どこか閉塞感が漂う空間。
 別料金を払えばメイド娘とあっち向いてホイ、が出来たり、一緒にプリクラが撮れたりなどのオプションもある。
 彼女連れで行ったなら、その彼女が普通人なら、デート直後に「別れましょう」のメールが絶対入りそうな感じ。全くおしゃれとは言い難い店。
 しかし、連日そのカフェには男子の長蛇の列が出来ているようだ。
 その様子を見ていた、ゲストで来ていた御二方は、全く理解できません。の風情だった。
 ワタクシはと言えば理解できないことはない、様な気がした。
 ゲーム好き、アニメ好きな男子にとっては、そこはまさにパラダイス。
 清楚で可愛いメイド服を着ている女の子は、二割り増し美少女に見えるものだし、応対する店員の方も、メイド服が好きで、しかも来客のニーズをよく理解している。
 付かず離れず、でも、ご主人様に甘えるそぶりなんかも見せたりして、ドキドキな関係の距離を上手に演出している。
 現実にあまり興味を持たない男子ならば、下手に風俗に行ってお金を払うよりは、こう言う所で過ごした方が、何倍も充実感があるに違いない。
 ワタクシとしては、こういう場所に入り浸るような男子とはあまり深い関係になりたくない。および、メイド服などは着てみたいとは思わないのだが、自分がそのカフェに行って見たいという気は、実はするのだな、これが。
 「コリン星から来た」とか言いださない、小〇優子似の、メイド服の似合う女の子にかしずかれたりなんかしたら、結構、気分いいかも、とか思ってしまうワタクシの中身は、そのカフェの常連と同じ? そういえば、フィギュアの大きなお祭り内で飾ってあった等身大美少女フィギュアのあまりの出来のよさについ、欲しいかも……とか思ってしまった前科もあるしな。
 ……野郎に生まれてなくてよかった……。

中村光の「中村工房」

2005-04-14 | マンガ・アニメ
 夕べ、空腹に耐えかねて十時前にホットミルクとちっちゃなスティックパンのようなものを食したところ、朝になったらてきめんに胃もたれと口内炎が出現しやがった。
 内臓お疲れ気味、なのか?
 さて、昨日は本屋に行って、中村光さんの「中村工房」と言うマンガを購入してきた。
 全三巻の本なのだが、そこの本屋には二巻と、三巻しかなかった。ので、仕方なく三巻をご購入。とりあえず一冊読んでみて、面白かったら残りも買おうと思っただけで、三巻を買ったのは特に意味はない。
 この中村光と言う人は、現在ヤングガンガン誌上にて「荒川アンダーザブリッジ」なる不思議マンガを連載されている人で、私はこの人のことをほとんど知らなかった。
 マンガ、およびアニメ系統から足を洗ってはや十数年。ここ数年は新聞の四コママンガ等しか読まなかったワタクシが久々にはまったのが「天体戦士サンレッド」と、このひとの描いている「荒川~」だったのである。
 本を読んでみて、まず、このマンガを描いている人が女性、しかもかなり可愛い人だと知って激! 驚く。筆致にギャグの感じに、てっきり男の人が描いているのだと思っていたのだ。
 そして、本を読んでいくにつれ、なんだか肩の力が抜けていくような、激しい運動部の部活の後のストレッチをしているかのような、穏やかなゆるさに包まれる。
 そうだな、ワタクシはこの穏やかなゆるさに、はまったんだよな。
 「癒し」とかの言葉とは正反対の、(ワタクシは個人的に「癒し」と言う言葉が嫌いだ)何の薬になりそうなことの一つも、登場する奴らはいいはしない。でも、そこに、凛、と、澄んだ空気の中の白く輝く初春の陽射しのような柔らかな感触を、ワタクシはこの奇妙な登場人物たちからひしひしと受けるのだ。
 さて、今日のワタクシの予定だが、会社帰りに再び昨日の本屋に行き、二巻をご購入の上、第一巻をお取り寄せする予定だ。
 三巻には「シスター」と、天体は出ていたが、まだワタクシの好きなカッパさんや、シロや鉄仮面兄弟のお話を読んでいない。その他の短編も絶対面白いことは間違いない。
 この雑記を読まれ、中村光さんの本に興味をもたれた人は、即本屋へ……、あ、即行かれたらワタクシが一、二巻を入手出来なくなるかもしれないので(残部僅少とのこと)、今週末にでも本屋で探して買ってみてください。
 このすきっとしたゆるさは、結構お勧めなのだ。
 

「月のワルツ」をカブトムシと……

2005-03-30 | マンガ・アニメ
 確か去年の年末の頃の「みんなのうた」だったはずの曲を、今だ時々、見かけることがある。
 「月のワルツ」という曲だ。
 N〇Kの長寿番組、みんなのうた、は、ある一定期間連続して同じ曲を流し、時期が終わると、再び流されることはあまりないような気がしていたのだが、この曲に関して言えば、十一時前の教育テレビなどで、今だ時々お見かけする。
 しかし、これから眠りに就こうかというワタクシにとっては、それはちと、つらい。
 今どきの、みんなのうた、らしい、軽く覚えやすい曲調、丁寧に作りこまれた、夢の織物を見ているかのような美しいアニメーション。キレイなのでついつい見てしまうその映像。
 客観的に見て、どこにも悪いところなんかないのだが、極個人的な理由で、その独特の雰囲気を持つアニメーションの、不思議の国のアリスを髣髴とさせる女の子に、ワタクシには後味の悪いゲロ甘い菓子を食べさせられたかのような不快感を感じるのである。
 ポルノグラフィのアルバムの中に「カルマの坂」という曲がある。
 どこか遠い世界の、貧富の差により生じる人間のエゴや醜さが童話のように綴られた、言っちゃーなんだが、暗く救いのない、血と闇の匂いのする御伽噺という感じの曲である。
 この曲の中に、寒村から金で買ってこられ、金持ちエロオヤヂの玩具にされ心の壊れた少女が出てくるのだが、この歌を初めて聴いたとき、ワタクシがイメージした「心の壊れた少女」が、「月のワルツ」に出てくる、どこか遠くを見続けているような、虚ろな瞳の少女の姿とビンゴ! してしまったのだ。
 聞いた後に、どんよーりと暗い気持ちにワタクシをしてくれる、カルマの坂の曲の中のイメージどおりの少女のアニメーションを就寝前にみた日にゃ、救いのない悪夢にうなされそう。
 そしてもう一つ、あの曲の中の歌詞で、剣のダンスを踊る虹色のタイツを履いたカブトムシというものが出てくるのだが、それって想像したら物凄く気持ち悪くないっ?
 そのフレーズを初めて耳にした瞬間、今から遥か昔の子供のころ、それまでのギャグマンガの常識を覆した山上たつひこ氏の高名な怪作「がきデカ」を何も知らずに初めて読んだときの、メガトン級の生理的嫌悪感を再び思い出してしまったほどだった。
 そんな詞を就寝前に聞いた日にゃ、歌詞どおりの虹色タイツを履いたカブトムシが夢の中で情熱的なタンゴを踊ってくれそうで、悪夢の羽二重もちなのである。
 ワタクシの夢は総天然色だから、さらに色鮮やかに不気味さは加速するっ!
 そんな極極ワタクシゴトで、あの曲に対する世間の評価は変わらないと思うんだが、う~ん、虹色タイツのカブトムシだけは勘弁してくれぃ……。