このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

END

2012年09月16日 | 映画・DVD
2011年。ドイツ。
原題:EXTINCTION。
世紀末ゾンビもの

ある時突然人が変異し、いわゆる「ゾンビ化」する。
主人公は一人孤立して、かつて幼い頃に妹と遊び場としていた
旧軍事基地施設に立てこもる。
食料や資材を調達する際に偶然出会った生存者たちを招き入れて
共生することになっていくが、次第に進化する感染者 (ゾンビ) に
隠れ家もやがて危うくなり…。

主人公を始め、一部の人間はどうやら免疫を持っているらしく
ゾンビ化しないのだが、元凶は果たして…。

というような話。

ちなみにパッケージにはゾンビとか人の変異とか一切書いて
ない。ただ、ある日一斉に人間が消えたとか、僅かに生存して
いる人たちは何故生きているのか…みたいな「人間消失」モノ
のような印象を与える文が記載されているのみ。

ゾンビモノとして新しいのは、ゾンビにも種類がいること
歩くことしかできないウォーカーと、走って襲ってくるランナー
がいる。
ランナーは稀にウォーカーを襲うという設定まである。
人間の形から大きく変化してしまったモノも数多く出てくる。
スピードや血の色にまでバリエーションがある。

彼等は昼行性だから資材を調達するのは夜だとか言っている。
つまり眠るのか?
が、ゾンビもだんだん進化して、夜襲ってきたり、越えられ
なかった鉄柵を飛び越えてきたりする。

予告では宗教的なシーンが多くて、そっち系の映画の印象を
与えがちだけど、実際はこっちは殆ど無い。

まぁ、突っ込むのがお約束のホラーだから、あまり野暮なこと
は言わないが…。
昼行性だと分かっていつつ、昼間に食料調達にいったりする
のはなぁ。

また、この映画では二次災害として原発の爆発を描いている。
人類がゾンビ化して制御する人がいなくなった原発が爆発し、
僅かに選別された人間も放射能の影響で死んでいく。
この辺はリアルな問題として怖い。

エンドロールの合間に一瞬だけ流れる映像の意味する所が、
この映画で一番恐ろしい。

なかなかよく出来ていた

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