このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション

2012年09月15日 | 映画・DVD
2011年。
このシリーズも人気がよく続くなぁ、と感する。

スクリームと他のホラー映画との違いはその自虐性にある。
普段、普通の人がホラー映画を観て感じる苛立ちや不満、
突っ込みを映画の中で散々ネタにする

ここに人気あるのかな?

死亡フラグの会話まである。
警官がパトカーで、
・退職前は危ない
・新人で妻が妊娠中とかも危ない
・すぐ戻ると言ってはマズい

等と会話している。笑ってしまう。
またこの二人が弱ぇ。

映画のストーリーは過去のスクリームの続き。
なので過去の1から3は観ておいた方がベター。
登場人物もある程度引き継いでいるから、なんかちょっと
、、、な感じは正直ある。
全体的にホラーにしては歳取っている (失礼)。

過去の殺戮の唯一の生き残りが今作の主人公 (多分)。
彼女が自作著書の宣伝で町に戻ってくる所から物語は始まる。

それと共に過去の事件をトレースしたように、過去と同じ
スクリームマスク (と呼びましょう) を被った殺人鬼が一人、
また一人と惨殺し始める。

スクリームの映画の中ではとにかく登場人物がホラー映画の
ネタを会話していることが多い。
血を吸うカメラ」なんてアメリカでもカルト視されている
のかぁ。

ちなみに今回会話で出て来たリメイクタイトル。
・ハロウィン
・テキサス・チェーンソー
・13日の金曜日
・エルム街の悪夢
・ストレンジャー・コール
・蝋人形の館
・ピラニア

。。。。うーん。こう見ると今一微妙な出来のタイトルが
多いな (笑)。
改めてリメイクはダメかも。
(ピラニアは先日書いたようにまぁ良かったけど、あれは
時代の進化で表現力が上がったというのが大きいしね)。
テキサスのリメイクは女優さんの魅力だけだった。

ちなみに感想:「リメイクピラニア」、「リメイク前ピラニア

で、スクリーム。
みんなでホラー映画を観るシーンは、劇中でシャワーシーン
になれば歓声
、マスク被った犯人が出たらこれまた歓声。
すっかりネタ。

過去スクリームの劇中の会話でも
 「二作目は一作目を超えない
とかいう発言があった。
また、過去の事件をオリジナルと称し、今回のトレース事件
はリメイクと呼んでいるのだが、
 「リメイクはオリジナルをこえたい
とか何回も言っている。
即ちこの「4」の出来のことを間接的に言っているのかな。

ま、残念ながらすっかりパターン化されて、頑張っても同点。
か、まぁそれ以下


そんな訳で、もう早い段階から見続ける原動力は
 「一体犯人は誰か」だけ。

わざとミスリードするように置かれた配役とかもいるので
それなりに予想はしにくいです。

でも、終盤に犯人しか知らない情報をポロッと言ってしまう
所とか「あーぁ」だし、まぁ観ている人には気づかせる手法
なんだろうけど…。

結論として、
 自虐的にパロディ化しているのに、話 (映画) として成立
 しているのは凄い

と思う。


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