このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

ゲーマー

2011年11月27日 | 映画・DVD
犯罪者が何回かゲームをクリアすると無罪放免、という背景は
何処かで聞いたような。
もしかして「また」(10月31日記載「ホーンティング」)
デジャブ状態か?と一瞬不安になったが、こちらは「デスレース
という映画とごっちゃになっていたというのが分かり、一安心。

ところで「サロゲート」という映画がある(9月1日記載)。
こちらの社会の背景は、
・人は外出することをやめ、自分の身代わりのロボットが社会
 で生活する
・ロボットの目や耳からの情報、体験が部屋で横たわる自分の
 ものになる
というリンクシステムが根幹だった。

ゲーマー」もこれに結構近いが、こちらは部屋にいる人間が
外部から操作するのは
本当の人間

恐らくは富裕層が部屋に篭る方、貧しい層や犯罪者がササエティ
と呼ばれる実社会の中にいる方、という構図で、基本的に部屋に
いる奴の好きに操られる

操られる方は意識はあるものの、体は自分の意思では動かせない。

主人公の妻も不幸にしてササエティの「女優」として生きている
が、操っているのが (対比を明確にするためか) 結構醜い男。
世の男性の淫靡な想像の通り、主人公の美しい妻もこの醜い男の
好きなようにされて、、、というのが (実際それ程リアルなシーン
はなかったが) 見えてしまって、なんだかダークな気分になる


で、タイトル。

主人公の男性は優秀な戦闘員で、操る人間もネットの有名人。
後一回ゲームをクリアすれば、始まって以来初の無罪放免という時
に起こった事件と、それを取り巻く人間模様、というのがこの映画。

PC画面から、ササエティで自分が操る人間を選択し、好きな色
の好きな服を着せる操作感などは、XBOX のアバター作成操作に
近似している

主人公を操作する青年の部屋の仮想空間は、今のネット社会が完全
に成立するとこうなるんだと (この映画の製作サイドは) 思って
いるのだろうな、というのが見てとれる。
やっぱこの辺はそのお国柄なのかもしれない。

ゲーム自体も洋ゲーは基本的に戦闘だけど、日本が「ゲーマー」を
作るときっとファンタジーだもんね。

後日書く予定の「チャットルーム」でも記載するつもりだけど、
この辺はやっぱ、その世界に浸かっている若い世代でないと
なかなかピンと来ないものなのかもしれない、、、と思った。
(要は若い人じゃないと分からない話ってか)


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