こんにちは
【翻訳商社】マンです
翻訳会社を経営しています
とご挨拶するとよく
「へぇ!」
「じゃあ英語、中国語、韓国語とかの」
「翻訳者の方が社内にずらっと…」
みたいなことをたまに言われますが
そのようなことはありません
多くの翻訳会社がそうだと思いますが
社内は営業、制作、総務(たまにIT)
みたいな布陣が一般的です
※経営層を除く
経営者が翻訳者出身だったり
翻訳者の方数名で法人化されたり
といった場合は
「社内に翻訳者が〇人」
みたいなこともあるかもしれませんが
多くの同業他社と情報交換をしたり
オフィスにお伺いした立場の
一応業界人として申し上げると
そのようなケースはほとんどありません
ほとんどの翻訳者さんは
フリーランスとして活動されています
フリーランスとして
企業から直接的に業務を請け負ったり
翻訳会社から業務を受託されたり
しておられます
※「オンサイト」といって企業または、翻訳会社内で勤務される方もおられます
そして翻訳会社から業務請負されている
フリーランスの翻訳者さんはほとんどの場合
複数の翻訳会社のテストに合格、登録して
それぞれと守秘義務契約を取り交わした上で
主にテレワークで翻訳作業をなさっています
つまり
お客様 ⇔ 翻訳会社 ⇔ 翻訳者
という構図になるのですが
その組み合わせの数は天文学的
といっても過言ではないでしょう
※さすがに過言かもしれません
当社では1,000名を超す翻訳者さんに
業務委託先としてご登録いただいていますが
恥ずかしながら
そのすべての方に十分なお仕事
定期的に供給するには至っておりません
よって翻訳者さんはいろんな企業や
複数の翻訳会社から仕事を請けることで
毎日の予定を埋めておられるわけです
ゆえに当社のような翻訳会社に
もっとも求められることは言うまでもなく
「営業力」です
ご登録いただいている翻訳者の方々に
安定的にお仕事を供給するために
どれほどの注文を集められるか
なのです
事業者としてもっとも大切なことはもちろん
「お客様のお困り事を解決する」ことで
「お客様のお役に立つ」ことです
しかしそれと同時に
協力先でもある翻訳者さんたち
その生活を如何にして守るか
そして新たに翻訳者の道を歩まれる方々に
如何にして成長の機会をご用意できるか
などがとても
重要なミッションだったりするわけです
今後翻訳を翻訳会社に依頼される際は
そんなことにも少し
思いを馳せていただけると嬉しいです