【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

外注か内製か

2020-11-05 10:00:19 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです
 
クライアントには
外資系企業様が多いです
 
翻訳のご発注量は
外資系企業様が圧倒的に多いです
 
事業内容について尋ねられた際に
そうお伝えすると
驚かれることが多いです
 
「外資系だから外国語が必要な機会」
「多いのはわかるけど...」
 
「でもバイリンガルの社員ばかりなのに」
「わざわざ外注するの?」
 
 
そしてそのたびにお伝えしています
 
餅は餅屋で買ったほうが安いし美味い
ということを文化的に理解されている
からではないでしょうか
 
つまり外資系は
仕事の結果や仕事の密度(単位当たり成果)を
重視される傾向にあるので
ランニングコストが掛かるばかりで
クオリティが担保出来ない仕事を社員が行なう
という"内製"は考えにくい
ということなのだと思います
 
自社は自社がもっとも得意とし
高い付加価値を創出できるところ(仕事)に
社員というリソースとその時間を
集中投下すべきである
ということなのだと思います
 
一方
日本企業で翻訳をご発注いただけるのは
社内にバイリンガル人材が居らず
自分たちではハンドルしかねる
という企業様が多いです
 
しかし中堅以上の規模の企業になると
社内に外国語が堪能な方が居られることもあり
単純に外注コスト(削減)の観点から
内製化されることも多いように思います
 
これはひとえに
ランニングコストという観点となによりも
最大の効果を発揮するには…
といった考え方が浸透していないから
だと個人的には思います
 
外注先は毎日その仕事ばかりをしています
仕事の結果によってはお客様からの叱責だけでなく
大きな不利益を被ったり場合によっては
自社が傾くこともあります
つまり
経験と実績と真剣さのレベルが違います
 
内製化すればコストはゼロ
外注すればその分だけコスト
 
目に見える部分だけの単純計算の結果は
たしかにそうです
 
しかし外注すれば三日で済む仕事を
それを専門としないひとりの社員が
一週間を掛けて行なった結果が
本当にコストゼロなのでしょうか
 
ランニングコストはもちろんながら
それ以上に失うもの
たとえばその社員が専門としている
通常業務に同じ時間を掛けていたら
得られたであろうものも
あったのではないでしょうか
 
斯く言う当社【翻訳商社】も
本当は外注すべき仕事を
コスト面から内製してしまっていること
恥ずかしながらまだいくつかあります
 
内製は自社経験値の蓄積に繋がり
外注化はその逆
という点に異論はありませんので
見境なく外注化を推奨しているわけではありませんが
最大の効果を生むための合理的な選択
という観点でも外注化にはもっと
積極的になっても良いのではないかな
と思ったりします
 
強引にまとめると
翻訳はそれ自体が目的ではなく
翻訳することによって獲得したいこと
たとえば世界発信、海外販路開拓、インバウンド誘客
などが本来の目的(のはず)であり
それは単純に他の国の言語に置換しておけば達成できる
ということではないと思います
 
よって翻訳はぜひ
そのような目的に対して最大の効果を生むかどうか
そのような目的に対して費用が妥当かどうか
といったことを念頭に
それを専門とするプロ集団である翻訳会社に
外注していただきたいと思います
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿