【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

籠城から生まれるエコシステム

2020-06-12 09:08:25 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

"兵糧攻め"

今般の緊急事態宣言による自粛期間中
ずっと頭に浮かんでいたのが
この言葉です

"兵糧攻め"

言わずもがなの攻城戦のひとつであり
敵城を包囲して城外との接触を遮断
敵の軍用物資や食糧補給路を断ち
籠城する敵を飢餓状態に陥らせて
士気を下げ打ち負かす攻め方です

そしてこの言葉が浮かんでいた理由
おそらくご説明の必要はないと思います

今般の事態はまさに
自然による人類社会への

"兵糧攻め"

そう呼ぶに相応しいものでした
(継続中なので、ものです、とすべきでしょうか)

弊社【翻訳商社】も
イベントの中止やお取引先の自粛により
外出予定が一切無くなるというかたちで
(自発的な部分ももちろんありながら)
なし崩し的に自粛つまりは
"籠城"
余儀なくされました
(されています)

そして
"籠城"
そのためにもっとも重要な
"兵糧"
から転じてそれを得るための
"資金"
と久しぶりに
真剣に対峙することになりました

情勢が変わらないかぎり解かれることのない
"兵糧攻め"
で攻められる側の運命を決めるのは
言うまでもなく
"兵糧"
つまり
"資金"
です

"資金"
それを増やすための活動がままならず
また即効性のある代替手段も
見当たらない状況でどれくらいの期間
生存できるか
事業を続けられるか
はひとえに内部留保もしくは現預金
またはその他資産という
"資金"
その多寡によります

「意外に倒産する企業が身近にない」

という情報も耳にしますが
信用会社の速報を見るかぎりでは
残念なことに規模の大小を問わず
倒れる企業は増え続けています

かつて見たことも聞いたこともないような
好条件での政府後押しによる融資も
借りるべき借りるべきでない
で意見が分かれているようです

借入金の返済や資金繰りで苦しみぬいた
経験のある私【翻訳商社】マンは
特効薬の無い状態での延命的借入は
できるかぎり避けたいという考えですが
それも今後の状況次第では
苦しみぬいた過去に立ち返るような
状況に陥る可能性もあります

とりあえず今は
籠城下の自助努力で生き延びる術
戦国時代の実戦に例えると
自家栽培を始めるとか
食糧補給路を密かに地下に作るとか
とにかく
和議という選択肢を与えてくれない
悪性ウイルスという人類共通の大敵が
諦めて包囲を解いてくれるまでの
自助努力による延命策を絶対に
秋口までに生み出さねばなりません

ただよく考えると
自助努力による延命策が練れた暁には
敵の包囲網の有無は関係なくなりますね

だって地産地消のエコシステムが
出来上がっているわけですから

そうかそれもまた
"ニューノーマル"
なのかもしれないですね