築地市場(東京都中央区)で5日早朝、新春恒例の「初せり」が行われ、場内には仲買人らの威勢のいい声が響き渡った。
北海道戸井産のクロマグロが1本3249万円の高値を付け、記録の残る平成11年以降で最高値となった。
この日の産物の競りは午前5時過ぎにスタート。
商売繁盛を願う市場関係者の手締めが終わると、カランカランと鳴る鐘の音を合図に競りが開始。
場内に響き渡る競り人のかけ声が競りを盛り上げた。
北海道戸井産や青森県大間産のクロマグロなどが高値をつけ、次々に落札されていった。
その一方で、景気悪化などの影響で、値の安いマグロにも買いが集中するなどした。
築地市場をは昨年、豊洲地区(江東区)への移転問題をめぐり都議会で賛否を問う議論が紛糾。
東京都は移転計画の継続を発表したが、最大会派の民主党の反対姿勢は変わらず、来年度予算案の審議の難航も予想される。
東京築地魚市場大物業会の伴忠夫会長は競りを前に、「施設の近代化、効率化は避けては通れない。仲卸が一枚岩になって後世に残せるような良い市場をつくることがわれわれの使命」とあいさつした。
築地で初せり 北海道戸井産クロマグロが1本3249万円 史上最高の高値
MSN産経ニュース
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「初競り史上最高値、3249万円のマグロ」
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築地市場初競り、クロマグロ3249万円史上最高値
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