本日は改姓なり!

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長谷川等伯

2017-11-19 22:12:03 | 展覧会
先日、先月の14日と22日付けのブログで紹介した京都市東山区の京都国立博物館で開催されています‘開館120周年記念 特別展覧会 国宝’の10/31から始まっていますⅢ期に行って参りました。

個人的なⅢ期の目玉は何と言っても今回の表題にもしています長谷川等伯(詳しい事はインターネット等でお調べ下さい)の見事と言うしかない水墨画‘松林図’で、国宝絵画の中では、最も見てみたかった絵画の1つでしたので、いざ、目の前にすると、その何とも情緒的な松林には感心してしまいました。
あと見てみたかったのは、神護寺三像と呼ばれる肖像画で、これは私と同世代の人であれば、源頼朝像として日本史の教科書に掲載されている事が多かったと思うので、本ブログを読んで頂いている方の中でも見知っている人が多いかも知れません。
ただ、現在は源頼朝、平重盛、藤原光能(いずれの人物も詳細はインターネット等でお調べ下さい)と言われている三像とも別の人物ではないかという学説が出されており、その真偽のほどはまだわからないですが、日本美術史上、肖像画の最高傑作の1つであるという価値は揺らぐことはないでしょうね。
私は、伝源頼朝像(現在はこういう言われ方をしています)と伝平重盛像は、2014年9/27付けのブログでも紹介している同じく京都国立博物館で開催されていた‘平成知新館オープン記念展 京へのいざない’で既に見ていたんですが、三像揃って見るのは初めてでして、展覧会で三像が揃うのも実に23年ぶりだったそうです。
あと個人的に驚いたのが、随身庭騎絵巻という絵巻物で、これも日本史の教科書に掲載されていたので知ってはいたんですが、写真等で見た感じは、描かれている色や線がかなり薄くなっている(鎌倉時代の絵巻物ですからね)イメージがあったんですが、実物を見てみると、色も線もくっきりと残っている部分が多く、しかも非常に躍動感がある絵巻物で、しばし見入ってしまいました。
今回足を運んだⅢ期は、一般的には、日本史の教科書には必ずと言っていいほど掲載されている金印が一番の見どころで、最前列で金印を見るために列が出来ていたほどなんですが、私ももちろん初めて金印を見ましたが、本当に小さいな(一辺が2cmほどです)という事と思ったよりも金がきらびやかだなと思いました。
この展覧会は、この後、Ⅳ期もあるんですが、個人的に興味をそそる作品がありませんのでⅣ期には行かないつもりにしています。

さて、この日は、京都国立博物館を出た後、別の場所の展覧会にも足をのばしたんですが、どの展覧会に向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。